東山    694m  
                                             
                                      

   2017.4.23(日)


  晴れ       単独     北東麓の山の神から往復      行動時間:42M


@廃林道入口(山の神)11:08→(11M)→A廃林道を離れる11:19→(4M)→B東山11:23〜24→(7M)→C東山三角点峰11:31〜33→(17M)→D廃林道入口11:50


   
@北東の地形図に見える実線路から入山。(ヘヤピンカーブの場所) A右岸側には山の神が見える。 最初は右岸だが、途中で左岸に移る。流れで林道が削られている。 林道の残りは100mmもない場所が続く。
       
西に方向が変わると林道幅が残る。 松の倒木が林道を塞ぐ場所(通過して振り返る) 林道は薮化。春以降秋までは酷い藪となるだろう。 イバラも多くたくさん引っかかれる。
     
A林道を離れ尾根に向かう。 尾根に乗ったら道形があった。 大岩の場所 ボケの自然種か、オレンジ色がたくさん咲いていた。
       
直下 B東山山頂 B山頂から東側へも立派な道形が降りていた。 C三角点峰側は針葉樹があり涼やかな場所。
       
C三角点峰の方が居心地はいい感じ。 C三角点は道形から西に逸れた場所に在る。 C四等点 C三角点峰から見る丸子(南)側。
     
尾根から林道へと降りてゆく。 林道と、その先の上側に廃物業者の敷地(土嚢?)が見える。 リッジの帰り。帰りはリッジが崩れ滑落。 D廃林道入口に戻る。ここだけ道幅が広く路上駐車。
     
おまけ 須川湖




 前日はちょっと煮え切らないまま山を降りてきてしまった。どこのピークも踏めないまま山旅は終わった。疲労度としては十分満足ではあったが、1座も踏んでいない状況で週末を終えるのはつまらない。

 

 日曜は日曜の用事があった。朝から大車輪で草むしりをし、ジャガイモの芽搔きをし、芝にバットグアノを撒いてから上信越道に飛び乗った。快晴の天気に、前日は山中に留まっていてもよかった・・・とも思ったが、雨にガスに、山の神が降りろと言っているのがハッキリと聞こえたのだからしょうがない。そんな前日の反芻をしながら追い越し車線を飛ばし上田市の東山へと向かう。

 

 東部湯の丸で高速を降りて18号から152号を繋いで依田橋の所から上田塩川線側へと入って行く。人気のない場所かと予想していたのだが、意外や民家の多い場所で、茅葺屋根の上にトタンを葺いた古い家屋も多い。狭い道を進むのだが、抜け道となっているのか車通りは多い。と言うより、住まいしている方が多いから交通量もあるって事だろう。

 

須川湖の所ではルアーフィッシングしている姿も見られた。ここは全日本スピードスケート選手権が行われた場所でもある。深緑色の湖面を左に見てさらに進んでゆく。付近は高地集落的にたくさんの家屋が見られた。登ってきた経路を思うと、雪が降った場合の買い物などは大変だろうと思えた。最近の丘の上の造成地が住宅地となっているが、ここは昔からの場所。

 

地図を見間違えていたのだが、予定していた場所にリサイクルプラントの敷地があり困った。その場所には門扉が閉ざされていた。ここで地形図を再確認すると、実線路が分岐している場所は先に進んだカーブの場所であり勘違いしている事に気づく。しかし、降りてゆきそのカーブの場所に辿り着いたが駐車余地がない。しばらく降りていくと、500mほど進んだ場所に5台ほど停められる場所が在った。しかしこれでは離れすぎている。Uターンして登り返しながら駐車場所を探す。軽四なら停められそうだが普通乗用車は・・・。しょうがないので道が一番広くなっているヘヤピンカーブの場所に停めた。自動車運転の教本を思いだし、カーブの場所からの5mは確保する。

 

実線路の入り口の場所には、鳥居を擁した山の神のような祠が立っていた。下からお参りしつつ林道に入って行く。最初は右岸を進むが、すぐに途切れ流れを跨いで左岸へ移る。荒れた林道で車などは絶対に入れないほどに流れに削られてしまっていた。痩せた林道の道形の上を伝ってゆくのだが、流れを見ると温泉か鉱泉の色をしている。香りはないので触ってみるも、知識がないのでそれだけで何か判断できるものでもなかった。林道が南進から西進に変わると、状態のいい林道が先に延びていた。ここで水線を跨ぐように読み取れるが、現地ではそのまま西側に流れの溝は上がっていた。

 

風の強い日であったが、ここでは遮られてその影響はなく暑くなり上着を脱ぐ。お膳立てよろしく棘が現れ手痛く出迎えてくれる。アカマツの倒木の場所は北側の溝の中を通るようにして先に進む。すぐ南が東山であり、どこかから取付こうかと思っているのだが、その方向は結構に藪化していて分け入るのに躊躇していた。そうこうしていると西進するのを阻むススキの植生となり、ここは北側の斜面に逃げて巻いて行く。斜面は林道より歩き易く最初からこちらを伝えばよかったと思うほどであった。

 

東山の北西あたりから林道を離れ南に斜面を登って行く。相変わらず棘は多い。尾根に乗り上げると立派な道形が通っていた。東に登って行くと、天狗岩と言っていいような荒々しい岩が右に見える。付近にはボケのようなオレンジ色の花がたくさん咲いていた。塩田平がよく見える場所でもあり、里山を歩いているのが強く感じられる景色でもあった。

 

東山到着。人工物はピンクのリボンが下がっているのみで、通過点のような登頂感のない場所であった。道形はさらに東に明瞭に続いていた。踵を返し西に向かってゆく。西には三角点峰があり、この場所より高い。こうなると近接した場所では高い方で三角点がある方も登らないと満足はできない。

 

一度下り、緩やかに登って行く。南に広葉樹、北に針葉樹があり、この北の方は夏でも涼やかな場所に思えた。道形は三角点峰のピークの場所で直角に曲がり北に向かっていた。その曲がり角の西側に四等点が顔を出していた。先ほどの場所も南側の展望は良かったが、こちらの方が広く、居心地ではこちらに軍配が上がる。小学校などの遠足などにも心地いい場所ではないだろうか、などと思うのだった。こちらも山としての標識類はなく伐採木が積まれた場所が緑の中に目立つのみであった。木々の間からは美ヶ原や北アの姿も見えていた。

 

東に降りてゆき、下草の少なそうな斜面を狙い尾根から降りてゆく。歩き易そうな場所を進むのだが、ほぼ往路と同じ場所を進んでいた。東進してゆく先にリサイクルプラントの設備が見え、しょうがないもののそれが為に自然味が薄く感じてしまう場所でもあった。東進から北進に変わり、再び林道の名残のリッジの上を伝ってゆく。崩れそう・・・と思った場所では予想通り崩れリッジから滑落する。400mmほどしか切れ落ちてないので無事なのですか・・・。

 

 ヘヤピンカーブに戻る。週中だとリサイクル業者の車両がたくさん通る場所なのだろう、その様子がアスファルトの上の土から見えていた。




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