飯繩山 932.4m
2017.8.16(水)
曇り 単独 林道飯縄山線峠より 行動時間:1H5M
@峠10:00→(11M)→A812高点10:11→(24M)→B飯繩山10:35〜36→(29M)→C峠に戻る11:05
竹の花地区の分岐は、この碑のある側へと進む。 | @林道の峠から入山する。西側の尾根にも道形が見られた。 | @止め山 | 薄い道形が続く |
最初は尾根上を伝ったが、尾根を見上げるこのような位置にも道形が続いていた。 | 最初の明るい鞍部 | 812高点の南斜面には山頂を通過しないショートカットする道が切られている。 | A812高点 |
A812高点には、この見出し標が見える。 | 途中の倒木 | 812高点東からの登り斜面。ここは道形が薄い。 | 登り切っての肩ピーク。 |
山頂一帯は平坦地が長く続く。 | B飯繩山 | B三角点の様子 | B三等点 |
B赤ペンキでの山名 | B南の様子。以前はもう少し展望のある場所であったろう感じ。 | 帰り。急登途中の間伐材とシラカンバ。 | 帰りは812高点には登らずに山腹を通過してゆく。 |
790mの尾根を巻き込み進む場所には空き缶が見られた。 | C峠に戻る。入山する場合、尾根上を伝いたくなるが、その南側に広い道形がある。 | C駐車は峠に2〜3台。北側の見通し距離にも余地があり2台ほど停められる。 |
前年度の山の日は、がっつりと剣峰へと挑んだ。お盆休みとやや分別できるような日取りだったからであるが、今年はお盆休みに取り込まれたような日取りで、尚且つ天気も優れない。もっとも、現地に行けばそう悪くはないのだろうが、住まいする西上州は降らない日がなく、山に向かう気持ちも乗ってこないのだった。
盆休みの最終日。このままどこも登らないのでは異例の夏となりそうで、慌てて行き先を探す。とは言っても上記のような思考の為に、温泉を主とした従な位置づけの簡単に行けそうな場所とする。夏にしては涼しいので温泉で暖まろう。やや温度のある温泉地として別所温泉を考え、その地に唯一の落穂となっている飯繩山を狙ってみることにした。検索すると、山岳巡礼のN氏と、SK氏の記録が見える。どちらも西からアプローチしているよう。とならばと衛星画像を見るのだが、他の方角でそそるような地形が見えてこなかった。林道利用できる最高到達点からしても西側となり、先達の足跡を追うことにした。
8:00西上州は雨が降っていたが、上信越道で八風山トンネルから出ると信州の路面は乾いていた。上田で降りて青木村へと向かってゆく。最初、小泉の交差点を室賀温泉の方へ進み、北から山容を眺めてみる。北からも2本林道が上がっており、その様子を見ておきたかったのだった。大日堂からの林道はかなり狭い道幅に見え軽四御用達の様な場所だった。そしてもう一方の室賀温泉からの林道は、行けそうだが北斜面で濡れた路面、そこに落ち葉が多くいやらしい感じがした。安全を考え南に回って行く。
大法寺の道標に従い当郷地区へと入って行き、阿鳥川に沿うように奥に進んでゆく。奥に行っても住宅が多い事に驚く。竹の花地区で東側に分かれる道へと入って行く。入ってすぐに大きな碑が見られ、ここを進んだ先の管社地区にも住まいしている方が多かった。最終民間前を通過し、細い林道を登って行く。軽四にしておけばよかったと思う狭さで、路面に倒木なども見られる。対向車が来ないことを祈りながら進むと峠のような場所に辿り着き、スマホで地形図を呼び起こすと、そこが予定していた取付き点であった。
駐車余地は3台ほど。少し南に戻ると1台。峠から北に下ると2台分ほど見られた。車を停めると途端にアブが寄ってきて取り囲まれた。この日は登山靴ではなく長靴、さっと履いて振り切るように東側へと入山してゆく。ここでは峠からの西側にも道形が見られた。尾根上の道形を伝うのだが、ふと南側を見下ろすと尾根の下側にやや太い道形が見え下に降りてそこを伝う。最終的には尾根を伝ったのと同じことになったようだが、里山らしく幾重にも道が存在するようであった。
東進していた道形が北進に変わる。ここは南から東を巻くような道の切り方で、違う方角に進まされるような雰囲気があった。北進しだすと、イノシシなのか荒れた尾根となり尾根上に道形は見えなくなり、尾根の東側に道形があり、山腹を巻くようにして進んでいた。とりあえず812高点を踏んで進もうと、道形から逸れ尾根に乗って適当に登って行く。812高点には見出し標が縛られていた。北西側の尾根を見下ろしたが、道形らしきものは見られなかった。東に下り、山腹の道と合流した場所が鞍部となっていた。北側を見下ろすとヌタ場の様な場所も見られる。
これまで続いていた道形が、登り斜面となると不明になった。尾根の南側にはアカマツの間伐材や、シラカンバが見られる。前橋育英と明徳の試合をラジオで聞きながらクネクネと自由に登って行く。南に棚地形が2か所ほど見られ、そこに間伐材が積まれていた。登りあげた場所が高みとなっており、ピークの様な雰囲気もあったが、山頂はまだ先で、ここからは平たん地が続き、やや広いので帰りには注意したい場所であった。一応リボンや赤ペンキが見られるので、それを記憶して進めば問題ないのだが・・・。一帯はたくさんのキノコが出ていた。
飯繩山登頂。SK氏の絶縁テープがあるかと思ったが、余るほどにリボンが下がっていた。そして赤ペンキでの山名も見られる。大ぶりに見える三等点が埋まり、リボンでの山頂の賑やかさを少しだけ落ち着かせていた。展望はない山頂だが、植生の様子からは樹林間隔があり、以前は少しは展望のある場所だったろうと予想できた。山頂から東へも伝えるようだが、道形はとても薄くなっていた。往路を戻る。
里山だからと楽に思っていたが、やや広い山頂部は各方角の景色が同じでコンパスを出して帰る方向を探してしまった。平たん地が終わり、間伐材が並ぶ斜面を踵を入れながら降りてゆく。821高点は帰路では登らずに、南側山腹の道形を伝ってゆく。樹木が覆い、少し分け進む場所もあるが途切れずに道形は続いていた。790m地点で進路を西に変える場所には、空き缶がマーキングされているのも目にする。
尾根の南側の道は、間伐材が並ぶ場所もあるが、越えて進むと道形が続いていた。尾根を右に見ながら峠に戻る。出掛けのアブが気になったが、この時に飛来は無かった。