鶴城山     227.6m       

 
   2017.5.14(日)    


   晴れ    同行者あり    西麓入山口より   行動時間:39M 

                 


@入山口9:09→(7M)→A稜線分岐9:16→(1M)→B鶴城山9:17〜20→(14M)→C狼煙台9:34〜35→(13M)→D戻る9:48


     
@林道途中からの入山口 沢筋のルートで食べられる山野草がたくさん見られる。やや濡れた登路。 A尾根に乗った場所で分岐。東側からの登路も合流。 B鶴城山標識
       
B鐘と井戸? B本丸台地。素晴らしい展望地 B祠もある B三角点はかなり割られてしまっている。そのためか、等級が刻まれている側に地理院の標柱が立っている。
   
B北側 B東側。守門岳が見えている。 二の丸には東屋が立つ。 狼煙台側へ向かってゆく。空堀。
          
大空堀。 狼煙台詰郭の場所 C狼煙台。本丸側からは意外と距離がある感じ。 C「薬師・・・」と彫られた特異な石碑。福禄寿のような石。
       
D駐車場に戻る。      



 

 旅の予定に入れていなかった場所。温泉施設の開業時間まで1時間ほどあり、栃尾での景勝地を調べると史跡としての栃尾城址が鶴城山として地形図に載っており、急遽訪ねてみることにした。

 

 栃尾の中心街がある東側よりの案内看板も見えたが、最も楽なコースと、北側よりの林道を伝う事にした。入口の狭い分岐点の山田町側から南進してゆくと、途中に道標がある。これがどのように付近を示しているのか今一つ判らない表記となっていた。その看板の場所が一つの登山口だったのかもしれない。さらに先に進むと、谷部の場所に登山口があり、そこに広い駐車場が作られていた。林道をさらに進んでみると、西麓では下り勾配になり南に下がって行く。どうやら大野町側へと降りてゆくよう。先ほどの林道途中の入山口に戻る。

 

 流れのある沢を右に置きながら、やや泥濘な登路を登って行く。足はサンダル履き。ステップが切られているので登りやすい場所ではあった。ここはウワバミソウやウドが出ており、おいしそうに見つつ歩ける場所もであった。狼煙台への道との分岐が見え、左上を見ると建物が見えてくる。これは城址園地としてのトイレ舎であった。その建物を左に見て登るとすぐに稜線となる。ここで表町側よりのルートと合流する。

 

 道標に従い北に進んでゆく。この一帯はワラビがたくさん出ていて、ここでも美味しそうなのだった。わずかに東側から巻き込むように登ると、栃尾城址の本丸である鶴城山山頂に到着する。南側に鐘が備えられ、その横には井戸なのかコンクリート管が蓋がされ立っていた。北に進むと祠やベンチや同定絵図があり、素晴らしい展望地となっていた。守門岳や粟ヶ岳がハッキリと見えており、この季節ならではの白い山々が、この日の暑さ27℃には目に心地よかった。

 

 この後は城址巡りをしてゆく。二の丸に行くと立派な東屋も造られ、ここも大地にもワラビがたくさん出ていた。最後に狼煙台へと進む。ここまでが楽だったので、すぐ近くにあるのかと思って進むのだが、意外と距離がある。最初に空堀があり、次に大空堀を見て、この先でルートが藪化している場所も2か所ある。蜘蛛の巣を払いながら分けて進み、狼煙台詰郭の場所が右に見えたら、その先が狼煙台となる。

 

 狼煙台には解説版ともう一つ「薬師」と彫られた石塔が立つ。自然石のその立つ姿が福禄寿のようで面白い。以前は見通しのいい場所であったろうが、現在は鬱蒼として日の入らない場所となっていた。おかげで暑い日でも涼やかに歩けるのであった。往路を戻る。戻る途中、山頂の鐘が鳴らされていた。他にも散策者が上がってきていたよう。

 

 二の丸と狼煙台間は、子供は藪に没してしまう場所があるので、観光地としては注意した方がいいかもしれない。

 

                         

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