雷山     731m       

 
   2017.8.19(土)    


    くもり   単独   北麓防火水槽より    行動時間:19M 

                 


@防火水槽前7:24→(2M)→A舗装路終点(廃墟)7:26→(7M)→B雷山7:33〜34→(9M)→C戻る7:43


     
@防火水槽脇の道を登る。 Aダットサン オースターのレーシングカー仕様が置かれている。 A廃屋。 樹林帯の中の廃屋はここまで荒んでいる。この建物も地形図には載る。
       
山頂側へ向かう薄い踏み跡。一帯は蜘蛛の巣が多い。 B雷山山頂 西側 BSK氏の絶縁 B東側 
       
廃屋に戻る 途中の御堂らしき建物 C駐車の様子と民家   




 大洞山の後、明科の雷山に向かう。ここは地形図では「かんだちやま」と読ませているが、日本山名事典では「かみなりやま」を主たる読ませ方として書いてある場所。19号に出てから403号へと右折してゆくと、なかなかの斜度で雷山へ向かってゆく舗装路がある。少し濡れていてスリップしないかと気になるが、冬季でないこの時期でさえそう思うのであるから、冬季のここはどうするのだろうと思ってしまった。

 

 進んでゆくと左にお地蔵さまが二体建つ場所があり、その先から民家が現れる。民家への道の反対側へも舗装された道が上がっており、これが地形図の北東山腹の実線路のようであった。しかし駐車余地が見えてこない。さらに先に200mほど進むと、広い場所があるが、私有地のようで停め難い。もう一度民家の場所に戻り民家を見下ろす。庭や畑は管理されているが、住まいしている雰囲気はない。民家へ降りてゆく入り口に私有地的余地がある。ここに停めさせてもらう。後で分かったが、この余地は実線路を伝った上にある民家の為の回転余地だったように思う。

 

 急いで実線路を上がって行く。苔むした滑りやすいコンクリート舗装路が続き、すぐにお堂のような建物が左に見える。そして進んだ先には青い屋根の廃墟がある。赤いポストがあることから、小屋でなく住宅であったよう。その入り口の場所にはダットサンのオースターがレーシングカー仕様になって置かれていた。懐かしい車体にしばし見入る。さてここからは左手に山道のようにコンクリート舗装が進んでいた。竹が茂り分けて進むような場所となり、その先には全壊と言っていいほどに朽ちた住宅があった。地形図を見るとこの建物もまだ記載されているようであった。恐々横目で見ながら通過し、ここからは見える踏み痕を追ってゆく。ただし、ジョロウグモが多く、何も持たずに来たので掃う為の適当な木を探すまでは苦労した。

 

 道形は獣道のようでもあったが、人が歩いてできた道のようで、背丈を遮る場所のない場所に切られ続いていた。緩い登り易い場所ではあるが野草が茂り長靴を履いていてもけっこうに濡らされる場所でもあった。そして東西に延びる尾根上に乗って最後は西に向かう。

 

 雷山山頂にはSK氏の赤い絶縁が待っていた。唯一の山名を記すもので、前年度末の日付も読めた。タイミング悪くガスが巻いてきており、ここからの展望は楽しめなかった。それらしい史実も見られないが、城や狼煙台が在ったであろうと思われる高みであり、少しは展望がいいのかと期待したのだった。駐車の状態が気になり急いで下山となる。

 

 通ってきた場所はジョロウグモの巣を払ってあるので歩き易いはずなのだが、そう分かっていても二度三度と蜘蛛の巣の餌食になった。何と言う為体と目の悪さ。緑の先に青い屋根が見え、向かう方角が判ってくる。再度廃屋を見ながら再びコンクリート舗装路を伝ってゆく。

 

 駐車余地に戻る。民家に動きはない。やはり住まいしていないよう。でも野菜が育てられ管理されているのは見えた。




                

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