葛山   812m  
                                             
                                      

   2017.10.9(月)


  晴れ    単独     静松寺手前より   行動時間:55M


@静松寺いつくしみ観音入口10:41→(6M)→A静松寺線ゲート分岐10:47→(7M)→B林道終点先の鉄塔10:54→(18M)→C790m地点で登山路に乗る11:12→(2M)→D葛山11:14〜19→(17M)→E戻る11:36


   
@静松寺上のいつくしみ観音への道へと進む。途中の林道崩落修正工事がされており通行止めになっていた。 いつくしみ観音の場所は墓地。 東に進むと林檎畑が広がる。 作業道静松寺線のゲート。鋭角に舗装路を登って進む。この先、右側に巡視路入口がある。それが葛山への道の入口。巡視路道標しかない。
       
ルートが判らず、林道終点からの道を追うと鉄塔の場所に出る。ここで道形は途切れる。 藪尾根を登る C山頂の西側790m地点。この場所も段丘があり城址らしい場所。 D葛山
     
D葛山城跡 D祠 D飯綱山 C長野市街
       
D東側に静松寺側への下降点がある。 直下の分岐 頼朝山との分岐 往路に見たこの場所に出た。登山道としての道標が無いので巡視路だと思ってしまった場所。
       
林道側から道形を見る。道形は見えるが、正規の道とは往路に判らなかった。 E駐車余地に戻る。現在は工事資材が置かれており1台分のみ。




 大峰山側から西の葛山側へとズレて行く。いくつかルートがあるようだが、七曲り側から近い静松寺コースを辿ることにした。戸隠へ続く道の九十九折途中から静松寺への林道が在る。途中にいつくしみ観音入り口と標石に書かれ枝道が分岐している。ここが入山口のようであるが、この時は通行止めになっており、分岐の余地にも工事関係の資材が置かれていた。先に進むと静松寺の駐車場が在るのだが、関係者以外駐車禁止と大きく書いてある。立場は関係者以外。先ほどの余地に戻り、工事関係の資材の真ん前に停めてしまう。今日は祭日なので工事はないだろうと踏んだ。

 

 先に書いてしまうが、ここからの経路に葛山を示す道標は一切ない。分岐から20mほどの場所で路肩が崩落しており、これが為に通行止めになっていた。進む先に観音像が見えてくる。周囲の山腹一帯が墓地になっていた。さらに進むと、こんな場所に・・・と思ってしまうリンゴ畑が存在した。この東側で作業道静松寺線が分岐しておりフェンスゲートが設けられていた。道なりに舗装路を進む。上側にもリンゴ畑が広がり、かなり広い敷地に多種のリンゴが実っているのが見える。

 

 カーブの場所に巡視路道標が立ち、少し刈り払われた道が山中に入って行っていた。素直に登山道ではなく巡視路と判断し右に見送る。そのまましばらく進むと、予期せぬ林道終点地となってしまった。この時は、作業道静松寺線へと進むのが正解だったのかと思っていた。戻ろうかとも思ったが終点地から山道が見えたので伝ってゆく。野草の茂る中を踏み跡程度の明瞭さで続いており、行きついた先は送電線鉄塔の場所であった。地図を見て現在地を確認する。谷を挟んでの予定より西側の尾根に居るようであった。戻るのも面倒なので、藪尾根を突き上げることにした。

 

 蜘蛛の巣の多い中を、両手で分けながら登って行く。尾根上には大岩がポツポツと出てきて、それらを縫うように登って行く。時折、植林用のマーキングも見られる。踏み跡はない事はないのだが、獣のもののようであった。一直線に突き上げてゆく尾根で、九十九を切らない分、急登な印象を持つ。戻った方が楽だったかと思いつつも、足はがつがつと駆け上がっていた。

 

 飛び出した場所は、城址と判る地形の790m地点であった。山頂までの短距離の間に4つの堀切を跨ぎ進む。防御態勢万全の山城だったよう。東西に細長い地形であり、そこを伝ってゆくので気持ちよく歩ける場所でもあった。当初はこの西尾根もコースに考えたのだが、こちらにした方がルートミスをしなかったかもしれない。

 

 葛山到着。大きな東屋があり、それが為か石の祠がやけに小さく見えるのであった。飯綱山が見上げる位置にあり、その山容を逆さにしたくらいの大きさで長野市街が見下ろすことができた。夏は暑そうな場所だが、それ以外の季節には心地いい場所であろうと思えた。さて下山。伝えなかった静松寺コースを降りてゆく。下降点から下って行くと、すぐに往生寺コースとの分岐となる。緩やかな歩き易い道が続き、登山道と言うより遊歩道的な歩き易さでもあった。二番目の分岐が頼朝山コースとの分岐で、この先の静松寺コースは倒木が在ったり泥濘地が在ったりするので、少しグレードが変わる。そしてどこに導かれるのかと思ったら、往路に見た巡視路道標の立つ場所であった。なんだここか・・・小さくても道標を掲げておいて欲しかった。これでは知った人しか伝えない。

 

 リンゴ畑の横に刈り払いがあり伝えるようなのでショートカットして降りてゆく。林道に戻った場所にはオフロードバイクが上がってきていた。リンゴ畑を右に見ながら進み、墓地に戻る。柔和な観音像の横側を見ながら下って行き、スタート地点に戻る。





  
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