丸山   1720m  
                                             
                                      

   2017.6.24(土)


  曇り     単独     富士スバルラインを使わず剣丸尾側より往復  行動時間:2H4M


@枝林道分岐点5:05→(20M)→A富士スバルライン樅の木橋5:25→(10M)→B丸山橋5:35→(33M)→C丸山三角点6:08→(7M)→D丸山最高点6:15〜21→(20M)→E丸山橋帰り6:41→(9M)→F樅の木橋帰り6:50→(19M)→G戻る7:09



   
船津胎内樹型側より進み、最初は船津線を進む。 船津登山道のゲートある変則四差路は富士線へと入る。 @枝林道の場所。少し地形図とは違う現地。 堰堤とその上に丸山。奥は富士山。
       
林道を伝い富士スバルラインに出る。出口はガードレール。 A樅の木橋の所で富士スバルラインに乗る。 B丸山橋を渡った先から取付く。 下草は無いが倒木が多い。
     
C1700.6三角点峰 C二等点 三角点峰側からは火口丘を弧を描くように伝ってゆく。 D丸山最高点
       
D丸山から見る富士山 Dヤキソバパン D富士寄生火山で寄生植物 火口側は赤ザレの斜面
       
緩斜面を降りてゆく 丸山橋にもうすぐ降り立つ。 E丸山橋に降り立つ Fもみの木橋。橋とカーブの中間点に林道の入口がある。
     
F林道入口はガードレールで塞がれている。 1403高点付近 途中の堰堤下。駐車余地があり、ここまでなら普通車は入る。 大きくはないが倒木がちらほらとある林道。
     
枝林道の入口に戻る。駐車している側にも別の枝林道があり。      




 富士の寄生火山も他の地域同様に虫食い的に登っており、富士スバルライン沿いの丸山がまだ未踏で残っていた。梅雨が明けると登山もハイシーズンに入る。富士スバルラインも7月よりマイカー規制に入り、お金さえ払えば入れる状況でもなくなる。シーズン後って計画もできるが、忘れっぽくなっているので気づいた早めに狙ってみることにした。

 

 普通車なら2060円を払えば通行できる富士スバルライン。計画が富士山頂なら納得もできるが、丸山のみに払うにはちょっと高額に思えた。その選択肢しかないのならしょうがないのだが・・・。地形図からは、北西の東剣側から破線路があり道の存在が見えるが、東剣北側の実線路には車は入れられなかったはず。次に東側を見る。剣丸尾の南東に実線が入っており、そこからの破線が南に延び富士スバルラインに繋がっている。どこにゲートがあるか判らない中で、この二つのコース取りのどちらかを現地で選んで狙ってみることにした。

 

 22日に工事が終了した内山峠を越えて、野辺山経由で韮崎に降りてゆく。国道20号に乗って河口湖へと向かっている途中に、当家の鶏舎に猫が侵入し被害にあった連絡を受けた。戻りたい気持ちもあるが、ここまで来てしまっていることから計画を遂行することにした。なんとも気分が良くない時間が続く。それでも、河口湖東岸のセブンに立ち寄ると、ヤキソバパンが並んでおり手にする。ヤキソバパンも手に入らなかったら、もっと暗い気持ちになっただろうと思う。

 

 国道139号からは、富士スバルラインに対し一つ西側の船津登山道に進む道を入って行く。途中に船津胎内樹型を左にして、林道船津線へと進んでゆく。そして剣丸尾の所の変則四差路は、中央の道はゲートがされており、そこが富士山に対する船津口なんだと勝手に解釈している。ここを訪れたのは2回目。進める側へと、初めて左側にハンドルを切り富士線へと入って行く。

 

 トンネルを潜ると、右に富士スバルラインの駐車場を見て通過する。道なりに進んでゆくと、地形図で見える二重線の切れた場所から北へと向かう道になっており、ここは十字路とはなっていなかった。カーブの場所から西側に15mほどの場所からダート道が分岐しており、入ってすぐに二つに分かれている複雑さであった。どちらの道もここ最近は通過した轍はなく、使っていない林道だと判る。濃い道は南西側に続く道で、これが富士スバルラインへと繋がっているだろうと思えた。少し突っ込んだが、地上高の低い車では酷で、無茶はせず歩いて入ることにした。

 

 ダート林道はさほど荒れておらず、幅の広い車以外なら入って行ける場所であった。東に溶岩流の流れたであろう谷があり、反対側の西側にも小ぶりな谷も出てくる。東側の大きい方には砂防堰堤が作られ、この林道はそのためのようでもあった。堰堤の先には丸山が見え、その向こうには富士山が聳えていた。堰堤はいくつも現れるが、1403高点の北400m付近の破線が屈曲している場所には広みがあり、四駆ならよりいいが四駆でない車もここまでは入れられ、駐車場所にも迷わないだろう。この先は軽トラかジムニーがいいのだが、林道に生える雑草を思うと、ジムニーの一択になるように感じた。

 

 荒れているだろう予想を覆し、割といい状態の林道で、抜け落ちたり押し出しが見られるような場所はなかった。そして排気音が近くなり、倒木の向こうに白いガードレールが見えてくる。林道の出口はガードレールで塞がれているのであった。倒木が大きな障害となっているので、手前から東側に逃げてゆく。出た先は樅の木橋のたもとであった。

 

 富士スバルラインを伝ってゆくと、丸山の北東側に丸山橋があり、橋を渡った左岸側から斜面に取付く。富士らしい地形で下草は少なく、その代わり倒木が多いのでくねくねと避けながら登って行く。風穴のような岩穴もちらほらと見られた。丸山の南側に向けて、一番の緩斜面を進んでゆく。当初は最初に最高所と思っていたが、途中に見えたシカ道が北側に進んでいたことから、それを伝って先に三角点の高みを訪れることにした。

 

 三角点の場所は空が開けており、意外にも二等点が静かに埋まっていた。ここから馬蹄形のような火口丘を弧を描くように進んでゆく。西側の火口側は赤ザレの地形が見え、火口らしい景色でもあった。それに対しコントラストよろしく、尾根上は草が生え目に優しい草原のような場所であった。

 

 丸山の最高所は、ヌタ場にはなっていないが、シカにより掘られたような地形が残っていた。人工物は何もないように見えたが、古い牛乳瓶が倒木の脇に転がっていた。標識類も何もなく、人工物はこれのみであった。富士山側の展望は南に斜面を下るとすっきり見える場所があった。帰りは火口の中に入ってみようかとも思ったが、本日6座の計画で、この後もあるので見下ろすまでとした。

 

 再び緩斜面を降りてゆく。広い地形だが、伝いやすい場所を追ってゆくと往路に見た景色の場所を伝っているようであった。そして丸山谷(仮称)の堰堤脇に出て、丸山橋の所でスバルラインに降り立った。舗装路を戻り、樅の木橋から林道へと入って行く。危険個所も難しい場所も一切なく快適のままであった。

 

 ダート林道を伝いながら、次に向かう小倉山の地形図を眺めていた。1403高点以北は、地形図の破線位置とは違う場所に現在の道があるようであった。現地で見ると、破線路は谷の中に道があったような感じであったが、今は左岸側に林道幅が切られている。分岐点の駐車場所に戻る。

 
 

                            戻る