笹葉峰     970m(北西の三角点ポイントは963.5m)      

 
   2017.5.27(土)    


   曇り    単独    ニュー・グリーンピア津南内ゲートより   行動時間:1H32M 

                 


@ゲート12:11→(37M)→Aリフト頂上駅12:48→(8M)→B笹葉峰(最高所)12:56→(5M)→C笹葉峰三角点13:01〜02→(41M)→Dゲートに戻る13:43


     
@グリーンピア津南のキャンプ場側の道(途中分岐右折)を進んだ先にあるゲート。グリーンピアの従業員が頻繁に開閉するが、一般車は入らない方がいい。 スキー場のゲレンデ内に敷かれたチップ。しばらく歩道が続く。一帯は冬季同様にスピーカーからFMラジオが流れる。 ゲレンデを詰めてゆく。ここは、リフトがあったはずだが、撤去したよう。 上部は一基のリフトが残る。
       
Aリフト頂上駅。駅の裏側へ進んでゆく。 頂上駅から先に進むと立ち入り禁止の表示あり。この先からの尾根は藪漕ぎ。 地形図には破線路が見えるが、現在は道形が微かに残る程度。無いに等しい。 藪尾根の南には畑が広がる。こちら側斜面を伝うと楽。
   
B笹葉峰最高所。薮の中。 C笹葉峰三角点の場所は空が開けている。 C四角い石が周囲に置かれている。 C朱に塗られた三等点。
          
C南西側に道形があるが、途中で有耶無耶になる。 唯一あったリボン。 南側の畑に出た場所。カーブがあり枡がある。こちら側から山側を見ても道形(入口)は判らなかった。 往路のゲレンデに戻る(上4枚目の写真の場所)。
       
コシアブラを少々いただきながら下る。 ゲレンデの途中に山の神があった。ここを見ている人は少ないだろう。気づかないような場所に在る。 ローラーリュージュのコースがありリフトが動いている。 Dゲートに戻る。従業員によっては鍵をする人も居たり、開けたままの人も居る。バスはリュージュをする人を運んできていた。 




 この日2座目の金城山を降り、当初予定では中津川以西の低山の予定で地図も用意していたが、カーナビに笹葉峰が現れ、どうせなら小松原以北を一掃してしまおうと急遽行き先を変更した。


 秋成地区側からの山道を抜けて、ニューグリーンピア津南の北側に飛び出す。出口には今通ってきた場所に対し通行止めの看板が出ていた。ニューグリーンピア内に入ると、左にキャンプ場へ行く道が分岐している。この道を進む。しばらくすると道祖神の景勝地があり、そこでダート道と舗装路が右に2本分岐している。分岐してゆく舗装路へと入って行く。すると、分岐から300mほどで強固なゲートがされており、ちょうどタンクローリーが出てきたところで作業員と出会ってしまった。なにか侵入禁止の場所に来てしまったようでばつが悪い。一度分岐まで戻って作戦を練り直す。


 スマホで地形図を見るのだが、やはりゲートからしかアプローチのしようがない。再びゲートまで登り、ゲート前のダートを右に入る。ここはリフトの頂上駅で、今はローラーリュージュの乗り場となっていた。この敷地の一角から、林道側に抜けられる場所があるのだが、そこには道を塞ぐようにタイヤが積んであった。手で動かせるくらいのもので、動かしてしまおうかとも思ったが私有地であり憚る。


 ゲート前に停める。すべての行動を終えて知ったことだが、ゲートを通過する車両も、ローラーリュージュへ入って行く車両も多いので、駐車は通行の邪魔にならないところに置きたい。ゲート前などは言語道断でマイクロバスなどの通過も多い。考慮すると1台分ほどしか余地がない。


 ゲートは跳ね上げ式で、ロックには南京錠がかけられていた。舗装路を登って行く。何台もその横をグリーンピア津南の車両が行き交う。どこに向かい、どこから戻ってきているのかは判らなかった。なかには客を乗せている車両もあった。舗装路は疲れるので、途中からゲレンデを歩くのだが、歩道を作ったのか木材チップを敷いている場所もあり、ふかふかした気持ちいい道を伝える場所もあった。


 スキー場らしいと言うか、何と言うか、ゲレンデ内のスピーカーからはFM放送が大音量で流されていた。クマ避けにはいいのだろうけど、何とも煩い山歩きとなっていた。ゲレンデの左右の自然林の中には、コシアブラも見える。帰りの楽しみとする。あと、地形図には頂上に向けて2本のリフトが通じているが、いろんなコストを考慮したのだろう、西側のものは撤去されていた。


 山菜採りがちらほらと歩いているが、あまり収穫はないようであった。間違いなく見る目がなく、観察眼が乏しいのだと思っている。「みんなどこで採ってるの」なんて聞かれ、「もう少し下のゲレンデにワラビがいっぱいありましたよ」なんて教えてあげる。ただ、アプローチがいい場所なので、多くの人が入っているのだろう。スキー場にしてはワラビは確かに少なかった。


 リフトの頂上駅に到達する。右側に緩く曲がって行くように進むと、スキーヤーに対する立ち入り禁止の看板が高い場所に付けられている。その先からは、少し道形があるが、すぐに藪となり分けて進まねばならなかった。地形図には破線路が描かれているが、完全に自然に戻ってしまっていた。北側がゲレンデなので歩き易いかと最初は北に寄ったが、藪の密度は変わらず。次に南に寄る。南には野辺山のような高原野菜畑があり藪とは別世界が広がっていた。8mほど下には林道も見える。ぐるっと回って南側から攻めればよかったか。そうは言っても伝ってみないと判らなかったことで・・・。畑側の斜面は立ち木がないがやや急で歩き辛く、藪を分けて進む方が楽でもあった。


 笹葉峰の最高所は970mの高み。人工物の一切ない樹木の生い茂る場所であった。さらに西北西に進んでゆく。ゲレンデからの経路にオアシス的な場所はほとんどなく切れ間なく藪が続く感じであった。そんな中、三角点の眠る場所だけが空が明るく、ポカンと開いた空間になっていた。三等点の周囲に四角い石が二つ置かれている。当初は三つあったはずである。等級が朱に塗られた三角点であった。三角点の場所から西側に道形が見え、そこに1.5mほど入った場所にはリボンが縛られていた。


 西側の道形を降りて行ってみるが、すぐに有耶無耶になった。だんだんとではなくパタッと道形が消えたのが良く判らなかった。振り返り探してみるも見えてこない。ただし、この場所からは南に3mほどの高低差を降りればすぐに林道なのだった。南に出るとバンドのような地形があり、伝い舗装路に乗る。振り返って見たが、ここに登路があるようには見えなかった。


 南東側に進み、山頂とリフト頂上駅を東から巻き込むようにして戻って行く。畑の場所でもしっかりとゲレンデの放送が聞こえ喧しい。圧雪車が見え、往路の場所に戻ったことが判る。あとはゲレンデの脇に沿うように歩き、コシアブラを少々いただきながら降りてゆく。途中780m付近に、ゲレンデから逸れて行く道形があり、入って行ってみると山の神が祀られていた。今はレジャーの場所になっているこの山にも、このようなものがあることにホッとする。


 ゲレンデ内の林道には、相変わらず何台も車が行き来していた。自転車の4人組がマウンテンバイクを持ち込んでいる風景もあった。ここは多様な遊びができる場所のようであった。出発時は停まっていたローラーリュージュのリフトも動き出しており、ヘルメットをかぶった小学生らしき団体がたくさん見られた。少し晴れ間も出てきてレジャーに適する天気になってきていた。


 ゲートに到着するも、ゲートは開いていた。到着時に開いていたら入ってしまったかもしれない。しかし閉められた時は南京錠であり、開けることはできない場所。リスクを背負うより歩いたほうが無難。藪漕ぎをほぼ無くすなら、南に巻き込んでから登った方がいい。こちらだと漕ぐ距離は短くなる。三角点までなら1分もかからないだろう。途中で自転車を見たので、自転車で上り下りしても楽しめるだろう。


 

                  

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