千足山     320m       

 
   2017.6.10(土)    


   曇り    単独   南西麓の畑(標高200m付近)より  行動時間:37M 

                 


@畑9:55→(22M)→A千足山10:17〜18→(14M)→B戻る10:32


     
最初は星ヶ峠に上がり狙ってみる。ここは普通乗用車だと駐車できない。軽四で1台分。 杉の並ぶ下に道形があるが、それはいいとしても笹が深い。ここだけならこちらから入ったが・・・。 @南西麓にある畑から狙う。中央やや右、そしてそのさらに右下に平らな場所が見える。古い道形がある。 ここが上側の道形の場所。自然に帰っているが、潜ってみると平らな地形が先に続いている。
       
道形を諦め斜面を登ると、棚田のような地形が続く。昔は畑があったのだろう。 上側の棚。畑から数えると5段ほどあるように感じた。 主尾根に乗る。そこそこ日当たりがありマムシが居た。 A千足山山頂。展望は無く山頂は広く、最高所を探し回る。
       
A奇形のコナラ。この辺りが最高所のよう。 主尾根を西に戻り280m付近から南に下る。 南に下る尾根筋を最初は伝う。 上から見下ろす畑
       
B車に戻る。余地は軽1台分。      




 金倉山の後は、一度闘牛場観光を入れアクセントをつけてから次の千足山へと向かう。小栗山地区からの星ヶ峠への道の入り口には、この道は行き止まりと書かれている。でも狭くすれ違いこそできないが、問題なく星ヶ峠まで行くことができ、その先も閉ざされているような感じはなかった。

 

 峠に車を置いて尾根を西に狙ってみる。杉が立ち並ぶあたりが進み易いと遠目には見えたが、現地は深い笹薮であった。でもその中には道形があり、予定がここだけであったら進んでしまう場所であった。しかし今日はそこまでの根性はなく、なるべく楽をして登りたい。星ヶ峠の斥候のあと、西にズレて一度石坂山を挟んでから千足山を目指す。

 

闘牛場であった女性に「千足山に登ったことありますか?」と尋ねると、「妹がかなり高くまで軽トラで入って、草の生えていない時期に登っている」と言った。さらに「鉄塔があるから途中まで道がある」とも。どうも石坂山と混同してしまっているようだが、鉄塔の話を聞かなかったこととすると、入山している人がいることを知りなんとなく登頂に明るさが出る。

 

 石坂山の後、北側の池側に進んでみて、取り付けそうな場所がないかと探ってみた。送電線鉄塔への巡視路があり、その直下まで車が入れられ、そこから鉄塔まで上がると、その先から尾根側へとリボンが続いていた。伝いながら尾根に乗るも、やや強い植生があり分けて進むのに大変そうに見えた。リボンや流してあるビニール紐も見え、何か所有地や進入禁止を示している場所のようでもあり、ここからの入山は憚った。

 

 コルに戻り南側へとダート林道を降りてゆく。標高180mのヘヤピンカーブの上側から、東に延びる枝林道が分岐している。なにか千足山へと連れて行ってくれそうで入って行ってみる。進んだ先にはやや広めの畑があり、そこで行き止まりであった。畑の場所に1台分の駐車余地しかなく、持ち主が来たら拙い。20mほど戻った場所に余地があり、そこに停める。畑の先には水平道のような道がさらに進み、千足山側へと進んでいるように見えたので、ここから入山することにした。

 

 畑の中を通り東側に行く。一角には水が引かれ冷たい水を得ることができた。遠めに道形に見えた場所は、最初の少しだけ刈り払いしてあるだけで、その先は葛の藪となっていた。潜り下を見ると確かに道形はある。ただしこれでは進めない。しょうがないのでここから這い上がって行く。すると、3mほど上にも水平に道形があった。でもしかし分けて進めるような場所ではなかった。さらに上に行く。

 

 ここには段々畑があったのか・・・。そう思わせる棚地形がいくつも上に見られた。現在は全て藪化しているが、そんな中にはお化けのように太った良品のワラビが見られた。石川の能登でしか見たことのない大きなお化けワラビであった。その棚地形が終わるとわずかで主尾根に乗る。道形でもあるかと期待したが、獣道さえもない場所であった。やはり西側の鉄塔の場所で見たものは、あの場所だけのものであったようだった。

 

 杉が林立する場所で、下降点として帰りに迷わないように振り返りながらよく記憶しておく。東進してゆくのだが、コロコロに太ったマムシが驚いたようにくねる姿もあった。当然こっちも驚く。木に乗った蛇も居る場合もあり、マムシを見てからはより周囲と足元を注意しながら進んでゆく。広い尾根であり歩き易い場所を拾いながら行くのだが、概ね北寄りがいいようであった。

 

 千足山の山頂は鬱蒼とした植生の濃い場所で、まったく展望はない場所だった。人工物も一切なく、少しうろうろしてみたが、目立つものと言えば奇形のコナラがあるくらいであった。広い山頂部を歩き回り、最高所を探る。奇形のコナラの近くが一番高い場所のようであった。

 

 往路を戻る。標高280mまで西進し、そこから顕著な尾根を南に下ってみる。伝いやすい尾根で、そのまま降りても良かったが、畑側に行かないと戻るような格好になるので途中から南東に降り棚地形の場所へと戻る。お化けワラビを気にしていたが、少し下側に降りてしまったか、出会わないうちに下側に畑が見えてきた。最後は笹を掴みながらずり落ちるようにして畑に着地する。そして冷たい水で顔を洗う。この水は飲めるのかは不明。

 

 車に戻り下の畑を見ると、作業車の姿が見えた。あまり管理されない畑もあるが、この山村では頻繁に作業しているようであり、通行や駐車には気を使いたい。

 

 次は八海山へと向かう。





  

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