雨乞山        510m          
         
                                  
                                 
                                                                                                      
  2022.1.3(月)


  晴れ    単独     間瀬峠から     行動時間:34M


@間瀬峠11:41→(14M)→A雨乞山11:55〜12:03→(12M)→B間瀬峠12:15
                       


 
@間瀬峠の登山口。 @道標 地形図に載る破線路は廃道(塞がれている)。 地面は霜。暖かい日はドロドロするだろう場所。
       
林道出合 林道は、車の通った形跡は薄い。 A雨乞山山頂。フライト場で、パラ愛好家が集っていた。ひとり無線家が居た。 A標識
   
A北東 A南東 A榎峠からは車で入って来れる。パラグライダー関係車。 A大展望でここちいい。
       
林道出合帰りの分岐。林道はスリングで塞がれている。 分岐のいたずら書き。 登山口。車を停めやすいのはこの場所。3台ほどしか停められない。 B林道の入口に停めた。
       
B林道はこう書いてある。この前には停められない。この林道は尾根上の林道出合に繋がっている。 B峠らしく馬頭観音があり、横に庚申塔が並ぶ。




 2022年の最初は、手軽に展望のいい場所をと雨乞山を選んだ。あまりにも手軽過ぎる場所であるが、だんだんとガツガツ歩くのでご心配なく。雨乞山はパラグライダーのフライト場になっているようで、車が近くまで入れることが予想できる。それが地形図の実線路だろう。

 経路は北の児玉町側から南進しようと思ったが、金鑚神社の初詣封鎖で国道462号が通過できず、やむなく長瀞周りでアプローチする。間瀬峠までは峠道にしては広く、それが為かローリング族のタイヤ痕が見られた。間瀬峠に着くも、路上の駐車スペースは既に停められており、榎峠に続く林道に入って探すも余地がなく困った。南の林道入口しかスペースは無く、ここには駐車禁止とある。林道を猟師が使うようで塞がぬようにとのことであった。邪魔にならないようなスペースが1台分あり、何とか突っ込んだ。野草が茂りバリバリと言う音をさせながら・・・。

 峠道はこの日も走り屋が走っていた。登山口には雨乞山まで30分とある。7掛けで20分ほどで着いてしまうと思われた。やや勾配のある道は、足の下は霜が立ちガチガチに凍っていた。落ち葉も多いので滑りやすく、この時はマイナス気温だったのでいいが、気温が高くなると溶け出してグチャグチャする登山道となろう。地形図には弧を描く破線路が描かれているが、そこは通らせず、少し南にオフセットした場所に今の道が存在した。

 尾根筋に大岩が並ぶのが見えてくる。とその向こうに林道が走っていた。林道の出合には特に道標は無く、南西側へはスリングで通せんぼされていた。北に進んで行く。林道幅は存在するが、車の通った形跡は少なく轍は無いようなものだった。その状態を見ると、林道入口に停めても実害はなかったかとも思えた。進む先が明るくなる。

  雨乞山の山頂には6名の先客があった。登山者ではなく、5名はパラグライダー関係者で、一人は無線家で「ニューイヤーパーティー」のアワードの為にトランシーバーに語りかけていた。そして車が一台あり、頭は南を向いていたので榎峠から林道を伝ってきていることが判る。パラの関係者はあちこちから飛ぶ方のようで、妙義のフライト場の話をしていた。それにしても大展望。冬枯れであるが野芝が綺麗で寝転びたいような場所であった。6名が居なかったらそうしただろう。雨乞と言う名なので、なにか儀式と絡む石祠などがあるのかと思ったが、その類のものはなかった。終わることのない無線交信と、パラ愛好者の会話に、寂峰でありながら人気峰のようなザワザワとした雰囲気となっていた。各方面を写真に収めたら下山。

 林道をそのまま伝い駐車場所に戻ろうとも思ったが、あからさまに長い。下っての最後は登り上げになるので、踏査はせず来た道を伝う。林道出合の場所には道標は無いものの、灌木にマジックでいたずら書きがされ、峠への道が矢印で示されていた。滑りやすい足許に注意しながら降りてゆく。

 間瀬峠の南側には墓石のような石塔が二つ並ぶ。こんな場所にお墓かと思ったら、馬頭観音と庚申塔であった。峠らしい峠なのだった。




 
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