小浅間山        1655.2m          
         
                                  
                                 
                                                                                                      
  2022.4.2(土)


  くもり    単独     峰の茶屋より     行動時間:1H13M


@峰の茶屋5:45→(37M)→A小浅間山6:22〜34→(24M)→B峰の茶屋6:58
                                                                                                                                               


 
@峰の茶屋登山口から トレースの無い無垢の雪を踏んで進む。 馬返し側には行かずに山腹を伝いここに出た。 A標識の場所にも雪が残っていた。
       
Aヤキソバパンと A妙義側 A八ヶ岳側 A北東側。
   
A三角点ポイント。こちらの方が雪があり雪山らしい。 A天面のみ顔を出していた。側面は硬くて掘れなかった。 A三角点側から 戻って行く
       
B峰の茶屋に戻る




 木曜日の平地での雨は、高所では雪となっていた。桜が7分咲きくらいになっての降雪で、田舎から見る景色は特異な色合いをしていた。ピンクと白で、桜と雪の分別がし辛いハッキリしない景色と言おうか。薪集め予定の週末で、その前にサクっと登れ大展望が期待できる小浅間山に行くことにした。

 碓氷峠から軽井沢に上がると曇天で、浅間山も隠れてしまっているかと思ったが、姿が見えホッとする。リゾート地を経て峰の茶屋に到着する。もうここには除雪で堆積した雪は無く春の感じだった。がそこに降雪があったので冬に逆戻りの絵面となっていた。予想外にも車が一台もなかった。こんな登りやすい展望ピークに誰も来ないとは・・・降雪後のこんないいタイミングに。まあまだ時間が早かったのだろう。さして時間がかかる山ではないので。

 5:45歩き出す。トレースの無い無垢の雪を踏みしめてゆく。迷犬も嬉しそうに雪の感触を確かめている。ふかふかの雪の下には、よく踏み固まった凍った層がある。これが通常のこの時季の路面だろう。馬返しまで進まず、かなり手前よりの枝道に入って行く。前週の離山もそうだったように、地図には載らない道が幾重にも存在している。雪も柔らかいが、その下もザレた地形で足を取られながらザクザクと登って行く。

 登山道に合流し、まずは標識ピークに向かう。金曜日の好天に、山頂部の雪は解けてしまっているかと思ったが、剥げ頭ではなく楽しめるほどには残っていた。振り返ると浅間山の白さが綺麗。その左側に、こちらからだと剣峰に見える八ヶ岳連山がある。南東の妙義よりごつごつしているように見えていた。妙義は細かい起伏で、八ヶ岳は大きな起伏だからだろう。そしてこのピークで一番好きな角度は北東側。ゴルフ場がある平面と。県境の連なりと、その向こうに折り重なる山々が美しい。いつもはここで帰るが、今日は三角点側へと進んで行く。

 三角点ピークは一面の雪で、雪山としてはこちらの方が絵になる山頂であった。三角点は天面まで見えていた。ここを訪れたのはNHKの取材の時以来。事前ミーティングから現地取材となったが、全てが適当過ぎてこれがテレビかと思えた。ディレクターはサンダルで登っていたのだった。まあ私もサンダルで登る時があるから他人のことは言えないのだが・・・。下山。

 間違いなく誰かとすれ違うと思ったものの、トレースは増えておらず静かな登山道だった。早々に峰の茶屋に戻り家路に。登山と言うよりは、朝の犬の散歩な感じでもあった。


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