松明山        250m          
         
                                  
                                 
                                                                                                      
  2022.3.12(土)


  晴れ    単独     瓜生橋より     行動時間:34M


@駐車場7:56→(1M)→A瓜生橋入山口7:57→(6M)→B松明山8:03→(9M)→C望月城支城主郭(三角点峰)8:12→(9M)→D電子基準点8:21→(9M)→E駐車場8:30
                                                                                                                                               


 
@野球場併設の駐車場からスタート。 A瓜生橋のたもとに入山口あり。 A200m 右に深い谷を見下ろしながら進む。
       
峠には立派な道標がある。 左から登ってきて、鋭角に北に登る。 B松明山。林道終点地で東屋あり。 B北西
   
B北 Bスタート地点は眼下 B東屋に設置された山名板。 B東屋から
       
B北から林道がきている。 峠には車道幅が上がってきている。 城址への道形。 主郭直下
       
C支城主郭 C三等点 770mの、二の丸的な肩 760mの高みからの西側展望。
       
体育館に寄って行く。  D体育館の敷地には電子基準点が設置されている。  体育館の北側には階段路あり。 E駐車場に戻る。見える左の高みが松明山(東屋が見える)。 




 前週、松本からの帰りの新望月トンネル通過時に、キョロキョロしていたら「松明山」の文字が目に入った。登山とは関係のない場所で何か見間違えかと思ったが、すぐさま検索してみるとヒットし登った報告が載っていた。こんな場所に登山対象の場所が出来たのか・・・。

 

 報告からは、登山口から山頂まで200mとあった。公園山の類で、工夫したコース構成にしないと時間を持て余してしまう山であった。なので今回は、一等点の置かれた根岸と梯子登山の場所として登る事とした。

 

 根岸の後に望月町へとズレて行く。カーナビに「松明山」と入れたら、悩むことも迷う事もなく経路を示し、登路も破線で示してくれた。ナビが示す通りに瓜生坂から望月トンネルを潜り、西側に出たら総合グランドへと左折する。左手に野球場を見て進み、瓜生橋の東に「松明山200m」の標識が見られた。すぐ東に野球場のだろう広い駐車場があり、ゆったりと停めることが出来た。球場の利用者が居たが、みな西側の駐車場に停めていた。トイレ舎のような建物があるが、それは物置だった。

 

 7:56行動開始。駐車場の南側から登路に合流することもできるが、入山口の撮影もしたかったので、車道に降りて橋のたもとにと進んで行く。標識には令和2年とあり、設置して間もない真新しいものであった。道形は直線的に進み、途中から九十九を切りだす。そして登り切った場所が峠の場所で、道標は布施温泉側からの道が登り上げた場所に在り、10mほど南にあるので、球場からの道を伝った人はちょっと戸惑うかもしれない。ただし、立派な案内看板を一目見れば、その不安はすぐに無くなる。この場所であるが、車道幅が東から上がってきて、峠の直下でスパッと終わっている不思議な地形がみられる。

 

 峠から50mほど北に登るとそこが、松明山の最高所で、建物でもあったのか廃材が置かれていた。東屋が北側にあり、その柱に山名板が設置されていた。最高所に標柱が立つわけでもなく、少し下がった東屋に設置とは・・・。それはいいとして、短時間の歩行でありながら展望がいい場所で、北西側が広く開けており、眼下にはスタート地点が見下ろせる。北に林道が伸び、向こうからの終点地がここで、資材置き場的に使われているようだった。もしくは不法投棄かもしれない。山中では行き止まりの場所ではよく見ることがあり、それがここは山頂なわけで・・・。

 

 目的を達成したが、ちょっと煮え切らない。南にここより高い三角点峰があるから。峠まで戻り、そこからの尾根道を伝い南へと進んで行く。三角点峰は望月城支城主郭だったようで、その案内看板が導く。新しい道標の下に古い道標も置かれ、最近ではなく古くからの散策の場であったようだった。山道から逸れるように鋭角に登ると主郭の場所であった。

 

 経路には道標があったが、主郭山頂には人工物は三等点だけであった。次は北西の総合体育館西にある電子基準点を見に行く。北尾根か西尾根の選択であるが、城址としては西尾根の方がそれらしく思え西進してゆく。獣が伝っているのか、か細い道形も在った。

 

 主郭から下って770mの肩は、ここは二の丸と言っていいほどに平地で城址らしい場所であった。北東側に半島のように飛び出した760mの高みがあり、ここは伐採され見晴らしがいい場所となっていた。760mからは東側の谷地形を降りて行く。北斜面なので、まだたっぷりと雪が残っていた。

 

 体育館前に降り立ち、敷地内に入って行く。そしてステンレス構造のピカピカしたそれを拝む。020985番の電子基準点であった。進路は西を巻く車道しかないものと思い戻って行く。体育館の北側に出ると、そこには階段路が造られていた。あのまま北に進めば降りてこられたのだった。ただし残雪が乗っていた。

 

 瓜生橋を渡り駐車場に戻る。着替えていると上から唸り音が聞こえてきた。松明山に向けて、北から南へと軽トラが3台進んでいた。こんな場所で猟は無いだろうから、作業車と判断できる。レジャーの場所でありながら、他の使われ方をしている場所のようだった。山名板があの場所に設置されていたのは訳があり、最高所には立てられなかったのだろう。経路にあれほど立派な道標が立つのに山頂は簡素だった。



 
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