牛首山        2280.3m                                                                                                                                                                                                          
  2022.8.6(土)


  雨    同行者あり    たかね荘跡地より      行動時間:5H2M


@旧たかね荘駐車場6:00→(57M)→Aメドウウズ頂上駅園地6:57〜7:07→(72M)→B牛首山8:19〜53→(53M)→C賽の河原9:46〜55→(4M)→Dメドウウズ山頂駅帰り9:59〜10:13→(49M)→E旧たかね荘駐車場11:02  
  
                                                                                                                                             


 
@たかね荘駐車場から。 最初の分岐 羽衣池分岐 Aメドウウズ頂上園地。開園前の様子。
       
賽の河原通過 露岩帯通過 露岩帯を駆け上がる。 手前ピーク
   
たおやか尾根 最後の登り B牛首山到着 B三等点
       
Bだいぶ退色してしまっている C賽の河原帰り Dメドウズ上部デッキ D売店は電子マネーは不可。現金のみ。
       
Dゲレンデが歩けなくなってしまった。登山道に戻る。 羽衣池帰り E駐車場に戻る。利用者は他に居らず。




 今回は真教寺尾根を伝う。できれば赤岳を狙いたいが、犬は直下が無理だろう。同行者も居ることから牛首山までの計画とした。曇り予報の日、計画の段階では普通に涼しく歩けると思っていた。

 
 3:12家を出る。途中で汗止めのバンダナを忘れたことに気が付いた。この時は”バンダナくらい”と思っていた。野辺山を経て清里側に進み、美し森側に右折しようとしたところで、靴下を持ってきていないことに気づいた。バンダナと靴下は同じ抽斗に入っていた。先にバンダナに気づいた時に、靴下にも気が付くべきだった。老化を思い知る。引き返し野辺山のセブンまで戻り、靴下を2枚買う。一般用の靴下は薄く2枚とした。この判断は良かった。

 
 スタートはたかね荘としていたが、とりあえずと終点地まで進んでみる。サンメドウズの正門は開いており、終点地の門も同じであった。以前は、時間前は硬く閉ざされていたのに・・・。登山者が利用していいのかどうかという部分では、あまり歓迎されないのだろう。それはいいとして、曇りではなく現地は雨だった。雨具を着ないとならないほどの・・・。

 
 たかね莊の駐車場に着くも、1台も停まっていなかった。廃屋のような山荘の前で用意をしていると、傘をさしたハイカーがやってきて車道の方へ進み、数分後戻って行った。何処に行きたかったのか・・・。笹が茂っている登山道、ビショビショにならないわけがない。迷犬にも雨具を着させた。

 
 6:00出発。分岐からの石畳はよく滑る。その先は歯槽膿漏状態の階段路で、段差が大きく足上げが非常に疲れる。それが為に両脇に踏み跡が出来ている。ここにステップとなる土が入れられる事は、この先ないのだろう。急階段を上がると、羽衣池の分岐。湿地を見ながら半周して先に続く登山道に入る。

 
 予想通りにササが繁茂しており地面が見えない。管理する高根山岳会も維持管理する人が居ないのかもしれない。スキー場を横切り、その先もさらに濃くなる。こうなるとダニが気になるが、意外と迷犬には付いていなかった。八ヶ岳には、他の地域に比べダニが少ないのは間違いないだろう。同行者は大きく離れてしまっていた。見通しの良くない尾根筋、後に姿を確認することはできなかった。サンメドウズのリフト支柱が右に見えてくる。

 
 サンメドウズの山頂リフト駅の下で、雨宿りしつつ足が揃うのを待った。この雨だと今日の利用者は少ないだろうと予想できる。時間前の閑散とした施設に寂しさを感じる。ここは犬連れ可の場所。ただしリフトに乗せて移動となるので、大型犬がこの場所に居るのは珍しいことになる。足が揃ったところで先に進む。汗した体が冷え寒いくらいになっていた。

 
 賽の河原に入ると、大岩の上に若い女の子がソロで座っていた。雨の中でも余裕の笑顔。けっこう歩いている猛者だろう。挨拶しつつ前を通り過ぎる。そして急登に入って行く。熱くて雨具を脱ぎ、濡れても涼しい方を選んだ。急な場所が苦手な同行者は途端に遅くなる。一方、迷犬はお構いなしで上に行きたがる。迷う場所は無いのでズンズンと迷犬に合わせて進んで行く。

 
 時折晴れ間を見せ、権現側がガスの上に見える場面もあったが、それでもほぼ降り止むことなく小雨で推移していた。若い彼女に追い抜かれる覚悟をしていたが、追ってくる方もおらず、向かいからのすれ違いも無かった。この天気に、蝉も躊躇しながら鳴いているようだった。夏でも日差しを受けない樹林帯の尾根歩きを選んだので、本当はその効果のほどをと陽射しがあって欲しかった。

 
 牛首山登頂。ここはベンチが設けられているので休憩に適当。迷犬は姿の見えない同行者を気にして、ずっと東側を見ている。待つこと20分、やっと姿を見せた。休憩に入るとすぐに、若者二人が登頂した。一人は半ズボン、露払いの我々が居たからとて、靴の中はぐちゃぐちゃだろう。ササにより後から痒くなることだってある。見ているこちらが気にしてしまう。

 
 展望もなく天気も良くない、気分が晴れないまま下山に入る。往路はあまりにも開いてしまったので、下山時は同行者の足に揃えながら降りて行く。賽の河原までですれ違ったのは4パーティー6名のみだった。女の子の居た大岩が座り心地良さそうに見え、登ってみようと思ったが、しっかり濡れているので諦めた。

 
 サンメドウズの山頂駅に戻る。レンタルしているのか、ほぼ100パーセントの人が透明のお揃いの雨具を纏っている。そして意外と賑やか、50名ほど数えられた。楽しみにしていたモノがあり、ここでソフトクリームを食べる頭でいた。しかし取り扱いは現金のみだった。その現金を持って上がっていなかった。さらに、デッキの場所からゲレンデに降りようとしたら、ロープが張られ「入らないように」と書いてあった。スタッフが居たので尋ねると、もうゲレンデは歩けなくなったとのことで、再び登山道を降りるしかなくなった。ゲレンデの中の道を濡れずに・・・と思っていたが、またびしょ濡れになって分けて進めねばならなかった。雨具のズボンを脱いだ後のことだった。

 
 選択肢はなく一択なので登山道を降りて行く。当然ながら登り時より足元が見えずらい。同行者も雨具のズボンを脱いでいるので、苦情が出るのは間違いない。靴下忘れに始まり、何か今日は踏んだり蹴ったりである。これで怪我でもしたらと思い、その点は注意する。羽衣池まで戻り、その下側を伝いだすと10名ほどのパーティーがすれ違って行った。もう11時に近い時間、何処まで進むのだろうか。

 
 駐車場に戻るも、置かれているのは当家の1台のみだった。ダニを確認すると2匹のみ。この結果は優秀だろう。ここまでの笹原でこの少なさなら。

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