矢ヶ崎山        1184.1m          
         
                                  
                                 
                                                                                                      
  2022.1.12(水)


  晴れ    単独     碓氷峠から     行動時間:1H8M


@碓氷峠6:53→(36M)→A矢ヶ崎山7:29〜36→(25M)→B碓氷峠8:01
                                               


 
@碓氷峠から @道標は朽ちて判読し辛い 登山道は頻繁にシカが伝っているよう。 丁須ノ頭から来光。
       
矢ヶ崎山が見えてくる。 軽井沢プリンスのゲレンデに出てからの登山道に入る場所は、資材が置かれてしまっている。 A矢ヶ崎山。東側は岩壁があり高度感がある。 A唯一の標識
   
A二等点 Aヤキソバパンと A浅間山側 A鼻曲山側
       
A南東側 A妙義側 A高岩が鍋蓋のよう。 A注意標識が裏返され、いたずら書きがされていた。
       
ゲレンデトップ ゲレンデを一部通過。 右(上州)側は切れ落ちているので、滑落注意。 B碓氷峠に戻る。
       
B路面はアイスバーン。   




 矢ヶ崎山の初登は2002年のこの時季。20年ぶりに伝ってみる。西上州は深夜から強風が吹き荒れており、行こうか行くまいか躊躇するほどだったが、天気は晴れであり決行。

 碓氷バイパスを上がり、プリンス通りから旧18号に入ると、テカテカに路面が凍っていた。当然みなソロリソロリと探るような運転をしている。地元民なのでよく判っているのだろう。碓氷峠に着き、その峠の余地に突っ込む。ここも分厚いアイスバーンになっており。停めたはいいが抜け出せないのではないかと、一度発進のデモをしてからエンジンを切った。駐車余地は西側にも広くある。

 スノーシューを持ってきたが、そこまでの降雪では無いようで持たずに入山してゆく。落ち葉の堆積した上に雪が乗り、そこをたくさんのシカが伝っていた。そのトレースを使って進んで行く。外気温はマイナス5℃。風は10m以上吹いており、体感温度はさらに低い。そんな中でも迷犬は元気で、楽しそうにトレースを伝ってゆく。

 妙義側が赤く焼けだし、どこから上がるのかと歩きながら見ていたら、丁須ノ頭付近から来光があった。進む先に目的地の三角形が見えてくる。20年前も同じような景色の中に歩いているので、当時の記憶も思い出しやすく、20年前もあった伐木された木が、そのまま残っている場所も見られた。

 軽井沢プリンススキー場内に一度出て、山道に戻る場所には、スラローム競技の資材が置かれバリケードのようになっていた。西から巻くようにして進んで行く。ここに置かれたゴンドラも記憶がある。スキー場トップの山頂駅を右に見ながら最後の急登。雪面は凍り、アイゼンが欲しいような場所だったが、迷犬は少々スリップしながら登って行く。こちらもキックステップで上がって行く。下りが心配だったが、その時はその時。

 矢ヶ崎山登頂。東が切れ落ちているので、迷犬が東に寄ると見ているこちらが怖くなる。展望ピークで南西以外は遠望が楽しめる。浅間は雪雲の中だったが、鼻曲山側は安達太良山の降雪時を見ているかのようだった。朝日を背に抱えている妙義などは、その鋸歯のシルエットが最高に格好良かった。高岩はここから見るととても特異な形に見えファニーな感じであった。ヤキソバパンで朝食とし下山。

 急下降斜面はゆっくりと慎重に下る。と言うのも7時半を過ぎ、リフトが動き出していた。樹木があるので雪崩れる心配は無いものの、ゲレンデの上側にルートが在るので、足の置き場所によっては小さく崩してしまう場所だった。幸い人の姿はなく、無事注意区間を通過した。ゲレンデ内を通過する場所に見えるリフトは止まっていたので、平日は動かす場所と動かさない場所があるようだった。

 往路のトレースに重ねるように降りてゆく。平日でもあり誰も来ないであろうと、ちょっとリードを開放すると、迷犬はトレール行ったり来たりと爆走していた。南の入山峠からかまど岩まで以前歩いたが、こちらも同様に上州側は切れ落ちてロックな表情をしていた。楽なルートではあるが、ちょっとのミスで東に踏み外したら、痛いでは済まされない事故になる場所であろう。時折その谷を見下ろしながら、自分に緊張感を与えつつ歩いていた。碓氷峠に戻る。



 
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