小浅間山
1655.2m
2023.3.20(月)
晴れ パーティー 峰の茶屋より 行動時間:1H56M
@峰の茶屋P9:22→(53M)→A小浅間山東峰10:15〜28→(8M)→B小浅間山西峰10:36〜38→(40M)→C峰の茶屋 11:18
@降雪後2日目。前日のトレースを利用し楽々雪山登山。 | 雪山登山初体験 | 5月のような陽気に、Tシャツで登っている。 | 馬返しから |
後半の西峰では北風を受けたが、前半の行動は暑すぎるくらい。 | 踏み固めると言うより、踏んで溶かしてゆく感じで、どんどん地面が出てゆく。 | ここは緩斜面の連続で、児童でも安心登山が出来る。 | お手軽の場所だが、しっかり雪山登山している感じ。 |
A小浅間山東峰標識ピーク | A東側 | A南側 | A東峰三角点ピークから |
A三角点を掘り出す | B小浅間山西峰 | B西峰の標識。兎はオス。 | B東峰側は南側がいいが、西峰は北側の展望が得られる。 |
西峰から西に下降してゆく。 | C峰の茶屋に戻る。 |
妙義の石門コースをお遊びの場と思うか、本気の場所と思うかは人それぞれと思う。ミスをすれば死んでしまうような場所でもあり、また地元児童生徒のレクリエーションの場でもある。そんな石門コースを体験した夜。サブ予定で計画していた、「小浅間山にも登りたい」とリクエストされた。当方は二つ返事であったが、同居人の表情は曇っていた。それほど山に登りたい種族ではないのだった。ただ、孫からお願いされて、「家で待っている」とは言えないので、当方が返事した時点で行動は決まっていた。
この日も前日同様に、陽が高くなるのを待って出発。朝の軽井沢の予想気温は5℃で、日差しが無いと児童には酷と判断し、標高も1600mあることから、温かくなっての行動とした。この日は平日で、登山口には2台のみ。快晴で雲一つない日、土日でこのスロースタートだったら駐車場が無かっただろうと思えた。土曜日の新雪が170mmほどあり、ノーマルタイヤの息子の車はトイレ側スペースに停めさせた。
9:22出発。日曜日に行動した方々のおかげで、しっかりトレールになっている。ファットスキーの跡もあり、降雪後のタイミングで各々が楽しんだようだった。寒いかと思って6人分の手袋を持ってきたが、全くのお荷物で児童らすぐに暑くなりTシャツで歩いていた。息子ら家族は雪山登山は初めて、ストックを宛がうと、見た目は玄人風味な雪山ハイカーになった。ストックが古いからであった。
馬返しまでは樹林帯の中なので雪は締まっていたが、遮るものが無いここからは、かなり腐りだしていた。東進しながら振り返ると、ブルドーザー道にシュプールが見えていた。児童らと雪遊びをしながら登って行く。ここまで暖かく快適だと、身体的な負荷より楽しさが勝っているようだった。子供を連れ行動する場合において、天気の影響は大きいと思う。迷犬は前日留守番で、今日は大好きな雪山なので楽しそう。そこに精神年齢が似たような児童が一緒に歩いているので、いつも以上に楽しそうであった。後続に合わせてゆっくりと足を出して行く。
小浅間山東峰の標識ピークに到達。地形図は三角点側で小浅間山としているが、標識はその南にある。全ては展望からかと思う。そしてその場所で我々も記念撮影をする。この大展望の場所に、みな大満足。降雪後の最良のタイミングで、前日のトレースを引っ張った方は結構ツボ足だったろうと思う。周囲展望を楽しんだら三角点ポイントへと北進してゆく。東峰の最高所へと進んだわけだが、皆最高所に対する興味は無いようで、ただの経路にしか思っていない雰囲気であった。そのまま西進して行き西峰まで進む。
西峰にも標高こそ書かれていないが標識が立っている。東峰は北側が塞がれているが、西峰からは北側の山々がよく見える。と、ここに来て北風が急に強くなり、先ほどまでの春先の残雪期のような体感から一変した。風の有無により全く様子が変わることを体験してもらう事になった。ただ大人は寒がったが、子供は風の子でTシャツのままであった。西に下り、露岩の場所から南に降りて行く。この斜面は融雪しており、流れる地面を大股で降りて行く。児童らは雪面の方が歩き易いと言っていた。それが体験できただけでも連れてきた甲斐がある。ここまでにまだ他のパーティーは見ていなかった。馬返しまで児童と駆け下り、後続を待つ間に雪だるまをつくる。雪目が心配になるほどの日差しで、もうここまで降りたら、先ほどの風は一切なくなっていた。
東進してゆくと、この時間帯からちらほらとすれ違うハイカーが見られた。どこまで安全を考えているのか、ヘルメットを被ったパーティーも見られた。浅間側へ登るような装備ではなく、小浅間に向かう方のようであった。被っていて悪いことは無いが・・・なにか違うように見てしまう古いハイカーがここに。
途中シェットランドを連れた方がすれ違う。優しそうな風体であったが、近づくとガウガウ犬だった。ガウガウするのはこちらの迷犬に対してなんだろうけど、犬嫌いのハイカーがこの様子を見たら、「だから犬連れは・・・」と思う事だろう。連れる事のリスクは、個人のことだけではなく犬連れ全体をも考えていなければならない。
峰の茶屋に戻る。前日に続き快晴の日。雪山を堪能させてやることが出来た。