天神山        241.5m          
         
                                  
                                 
                                                                                                      
  2023.1.2(月)


  晴れ    同行者あり    御霊神社より周回      行動時間:35M


@御霊神社13:06→(12M)→A天神山13:18〜19→(11M)→B雨宮神社前13:30→(11M)→C御霊神社13:41
                                                                                                                                               


 
@御霊神社に車を停めてスタート。 入山口は複数あり、一番東側から入る。見える民家の上の斜面を登って行く。 南側山腹は畑。 A天神山山頂は伐採したて。
     
A四等点がいい状態で見られる。 A天神山から榛名山。 A南東 A南
   
天神山以西は丈の低いササ藪。 巡視路標柱が現れると道形に乗れる。 散策路のような幅広の道。 鉄塔脇を通過
       
B雨宮神社西に降り立つ。 入山した道の、一つ西側の道。この道でもいい。 C御霊神社に戻る。




 地形図やエアリアマップにおいて、近隣の未踏座が少なくなってしまっている。そこに最近の利器としてのグーグルマップに見える山も登っており、衛星画像上をそれこそあら捜しする中で見つけた時は嬉しかったりする。自由に記載でき、自治体が承認し地形図に載るような複雑な手続きが無く、同じ記載でも軽さを感じるが、それでも山名があることが嬉しく登山意欲が湧く。

 富岡市のもみじ平南に見つけた今回の天神山。山の麓には御霊神社と雨宮神社があり、天神の名前が紐付かない感じだが、とりあえず一度登ってみようと思った。衛星画像から、今度は地形図を見ると、破線路が描かれ、さらには三角点ピークであることも判った。登山意欲がさらに増してゆく。しかしストリートビューで周辺を探しても、駐車余地が見つからない。南麓には住宅があり畑があり、このように住まいしている人が居る場所は駐車が難しい場合がある。机上では判らないので現地で見つけることにした。

 もみじ平に向かい北進してゆく。このもみじ平は、その昔には七日市藩の薬草園が在った場所とされている。ラーメン屋の角を右折し東進するとすぐに、右側に雨宮神社がある。境内への急傾斜地に停められそうだが、もっといい場所はないかと東進してゆく。破線路入口を左に見ながら進むと東に社が見えだす。これが御霊神社で2台分の余地が北側にあった。ただしすぐ横は民家なので、音等の配慮は必要だった。

 13:06スタート。通過してきた道を戻るように西進してゆく。完全に里山の雰囲気。上部の破線路に繋がる実線路が南麓に3本見られるが、その一番東のルートに入って行く。細いコンクリート舗装の道で両脇のセンダングサがせり出してきているので、秋から冬にかけては不適期と言えるかもしれない。途中で大きく西にカーブしてゆくと、大々的な伐採斜面となる。南面で陽当たりがいい場所。ここもソーラー発電のパネルが置かれるのかと思って歩いていた。そして地形図に見える真ん中の実線路と合流し、さらにくねくねと上に向かう。

 伐採地の中にいくつもの棚地形があり、耕うんしてあった。そこに鶏糞の袋が二つづつ置かれ、耕地を作るために伐採したことが判った。もっと麓には放置された畑が広がっている。この急斜面にわざわざ作らなくてもと思うのだが、我が土地なのだろう、段々畑な感じで、小さな畑が道の左右に見られ頂上直下まで続く。その直下には既にネギが植えられていた。

 天神山山頂も伐採された痕が広がり、山頂の北側にも藁が敷かれ農地になっていた。登山対象としている場所は、地権者にとっては農地であった。それでも重機が入ったものの、綺麗な状態で三角点は残っていた。山銘板などは無くマイナーピークの雰囲気。でも伐採のおかげで南側が開け、御荷鉾を含め新旧甘楽郡の山々が連なり、東の牛伏山側へと続いていた。展望のない里山の方が多い中では、ここは大展望と言えるだろう。南麓が畑になったことで、この先もこの展望は持続し続けるだろう。北には榛名山も見えていた。

 西進し始めるが、破線路が描かれた場所には道形は無く、雑木林の中は膝丈ほどのササの植生だった。西進からゆるく南西進になると、人工物が目に入り、それは巡視路標柱であった。尾根の東から上がってきており、これが一番西に描かれている実線路であった。27番鉄塔に向かう巡視路を伝うと、その鉄塔横を通過する。そこからの尾根には、枝道が混在しており、どれが本道か判らないような場所もあった。途中には、水受けがあり、この斜面でも耕作が行われていたような名残が見られた。南西の尾根末端は急峻で、スリップに気を付けながら降りる。ラーメン屋の真ん前に降り立つ格好となった。

 雨宮神社を右に見ながら舗装路を東に戻って行く。左に今ほど伝って来た山体があり、各実線路入口前を通過しながら北を見上げる。上での繋がりが判り、かなりこの斜面を把握できたことになった。クヌギが多くクワガタ採集にはいい場所だろうと思えた。静かな集落で、誰一人にも会わずに行動を追える。御霊神社に戻り全行動35分。

 神成山九連峰同様にこの山体も埃立つ地質で、足許はかなり白くなった。しばらく降雨が無いタイミングで入ると埃っぽい登路と感じるだろう。サンダルで登れそうな場所ではあるが、長靴で登った方がいい。




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