南砂坂三等点 1151.0m
2024.12.21(土)
晴れ 単独 霧積ダム上流752高点北林道より 行動時間:2H40M
@林道ゲート6:28→(24M)→A赤石沢作業道起点分岐6:52→(31M)→B赤石沢作業道終点分岐7:23→(15M)→C南砂坂三等点7:38〜42→(22M)→D1147図根点8:04〜05→(19M)→E岩窓・円形穴8:24〜26→(42M)→Fゲートに戻る9:08
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| @林道ゲート。ゲート前に2台分の余地あり。 | この山域は、沢が人工的な樋で管理されている。 | 林道途中、860m付近から見る1031高点峰。 | 860m付近の枝道。 |
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| 側溝や樋で流れがコントロールされている。 | 900m付近。「赤石沢保安林管理者道起点」とある。 | A920mの分岐。ここを右折。 | A「赤石沢作業道起点」と書いてある。 |
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| 1000m付近。流れが覆い凍っている。 | 1090m付近1147高点峰北側の峠。 | 北側へ進む林道幅。 | 1147高点峰へ進む道形。 |
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| 林道の左右に、何か掲示があったよう。 | 途中から見る南砂坂三等点峰。 | B1080m分岐 | Bここが赤石沢作業道の終点 |
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| 1075m付近の池 | 1115m付近。尾根を乗越して北側に林道が進む場所。ここに巡視路道標が立つ。 | 1120m付近の巨岩。帰路はこの上側に降りてきた。 | 巨岩壁に赤ペンキで何か書かれている。 |
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| 熊捕獲用の檻が縦になっていた。 | 送電線鉄塔下。東電の42番鉄塔。 | 尾根へは巡視路の階段を上がる。霜でステップのほとんどが抜けていた。 | 主尾根に乗った場所。南北の展望がいい。 |
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| C南砂坂三等点峰 | C状態のいい三等点 | C東から山頂 | C焼きそばパンと |
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| C西から | 北側に志賀高原の山々が白く目立つ。 | 1115mの峠帰り | 赤石沢作業道終点分岐帰り |
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| 1090mの峠からは南に進む。 | 1147高点峰への道形 | D1147高点峰 | D大きさも三角点のような、図根点が埋設してある。 |
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| D霧積中継所のアンテナが立つ。 | D南から見る山頂部。 | 1050m付近で広い道形が現れる。 | 1015m付近の変則四差路。 |
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| 変則四差路を西に進む。降りてきたのは右側から | 1025m付近で、林道幅が消え山道に。 | 途中に状態のいい炭焼き窯がある。 | 炭焼き窯内部。綺麗な状態が保たれている。 |
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| E炭焼き窯の北側に、岩窓があり、その上側は円筒形に抜けた特異形状になっていた。 | E内部に入って窓を見る。 | Eこのような壁が高さ3mほどに立ち上がり、この空間は円筒状になっていた。 | 破線路はこの谷のようだが、急峻で道形も見られないので伝わず。 |
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| 970m付近で往路に使った林道に乗る。 | 赤石沢作業道起点分岐 | 赤石沢で給水 | 全ての沢筋が人工的に造られた場所を流れている。 |
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| Fゲートに戻る。ゲート手前に水平な駐車適地あり。 |
現在の安中市、旧の坂本町内に南砂坂三等点がある。碓氷とも呼ばれ信州と隣接したエリアで、地内の霧積温泉は有名で説明不要だろう。その温泉地に対し、霧積川を挟んだ東側に位置する。今は廃道扱いの、剣の峰山への登山道上1151.0高点がその場所。最初は上増田よりの中川沿いの林道を使って登ろうと計画していた。余談だが、林道入口の「砦の湯」はよく使う温泉でもあった。3度の閉業のあと、今年(2024年)また再開した。その温泉地からの距離は片道7キロほど。8割がたは林道歩きだが、最後は尾根を登っての登頂で、達成感が得られるだろうと思えた。
一帯を具に調べているうちに、霧積温泉に向かう道途中の、755高点北から分岐する林道を使ってもアプローチできることを知った。直線的な中川沿いの林道より、こちらの方が飽きずに歩けると思えた。林道がどう切られているのか詳細には判らないが、その判らない部分が面白みでもあった。
あと、大事な部分として、この碓氷・霧積エリアは今や蛭の巣窟となってしまっている。そのために、安中市は駆除剤を試験散布しているほど。グリーンシーズンにはとても入る気にはならず、寒くなり足が向けられるようになったのだった。蛭の生息域が拡大している中では、冬季は気にせず場所選びができるので机上作業がスムーズ。
4時半に家を出て霧積に向かってゆく。坂本宿での外気温はマイナス2℃だったが、霧積川沿いに入ると0℃と上がっていた。霧積ダムの前後は工事中で、いつもは暗い場所に明かりが灯っていた。755高点の先で無名橋が右手に見え曲がって行く。すぐにゲートとなり、その手前に駐車余地があった。ストリートビューでは見えない場所であり、駐車場所が心配だったが、ここの余地は水平でとても停めやすい場所であった。しばし夜明けを待つ。
6:28行動開始。ゲートは2つの南京錠で施錠されていた。マニアが開けてしまうのを2つで防いでいるようだった。林道を進んでゆくと、不思議な光景を見る。沢水は人工的な金属樋やコンクリート側溝を流れていた。一本ではなく何本も、それら人工的な水路が長く造られていた。あと気づくのは、このエリアの特徴であるが、下草が全く無いこと。食害で無いのなら、食んだ痕が見られるが、そもそも無いのだった。よって見通しがよく、きれいな山域に感じるのだった。
進路左に1031高点峰がこちらを見下ろしている。振り返ると、旧中山道の稜線はモルゲンロートとなっていた。標高900m付近に標柱が立ち、「赤石沢保安林管理車道起点」と書かれていた。ここでデジャブな感じとなり、過去を思い出した。1031高点峰は大丸山であり、一度この林道は歩いている。ただし、2006年当時は、まだ重機が置いてあり作道途中であった。標柱の先の赤石沢右岸には、古い道形が見られる。右に見ながら進んでゆくと分岐が現れる。この分岐には、「赤石沢作業道起点」と書かれた新しい標柱が立っていた。大丸山の時は、ここは直進して行った記憶がある。今回は右折して、その作業道を進む。直線的な道を進むと、赤石沢に再び出合うが、上側の沢沿いの道はあやふやになっていた。
1090m地点が峠のようになり、南北に道が横切る。これは剣の峰山の旧登山道であり、地形図にも描かれている。ただし今は、この場所から北へも南へも、規制線テープが張られていた。そしてなにか大きな標識があったようで、2本の支柱が残る場所が、4か所見られた。この先で、進む先にめざす南砂坂三等点峰らしき高みが見えてくる。手前に鉄塔が確認できるので間違いない。緩く下って行くと分岐が現れ、ここが赤石沢作業道の終点で白い標柱が立っている。見える目標点からは、東に進みたくなるが、ここは左折して西に進む。途中には20畳ほどの池が西側に見られる。林道下の配管が詰まってしまっているようでもあった。池を左に見たら東進に変わる。
林道が尾根を乗越すのが1115m付近で、ここには巡視路標柱が立ち、42番と43番鉄塔を示していた。42番側へと東進してゆく。すると進路の先に大きな岩頭が現れる。岸壁には赤ペンキで何か書かれているが、判読できないほどに退色していた。林道幅はさらに続き、途中の麓側には、ドラム缶構造の檻が立てかけられていた。右に見ながら進むと送電線鉄塔下となり、そこからの斜面に2つの階段路が切られている。ただし管理されていないようで、霜でステップの杭が抜けてしまい使えない物の方が多かった。1140m付近で主尾根に乗り上げる。乗り上げた先には、志賀高原側の白き峰々が見える。振り返ると、裏妙義の岩峰が、面白い形で見ることができた。東に進んでゆく。
南砂坂三等点峰登頂。欠損の無い状態のいい三等点が待っていた。ここも木々の間から遠望は出来るが、休憩するなら人工物があるが鉄塔の場所の方が遮るものが少ない。風が強く長居は無用。ササっとヤキソバパンを食べたら帰路に。帰りは、鉄塔の巡視路は使わずに尾根通しで戻って行く。進んだ先は、あの赤ペンキされた岩頭だった。西に降りるにはザイルが必要。獣だろうか人だろうか、細く南に降りる踏み跡があり、伝い林道幅に降り立つ。
1115mの峠から北側を偵察すると、舗装された道で降りて行っていた。往路を戻って行く。林道上には鹿のしゃれこうべも落ちていた。赤石沢作業道終点分岐を右折し1090mの峠からは南進し1147高点に上がってみる。道形は薄くなっているものの、ここも野草に覆われていないので歩きやすい。進む先の山頂に何かあるのが見える。地形図には何も描かれていないが・・・。
1147高点には、霧積中継所としてのアンテナが設置されていた。霧積ダムの通信施設のようであった。そしてもう一つ、あからさまに三角点標石に見えるものが埋設してあった。それは図根点であった。それもかなり新しい御影石仕様の綺麗な標石であった。ここからの進路は、西に降りるつもりが、わずかな角度をミスし、気づいた時には南に降りる破線路のある尾根に乗っていた。やや大回りになるが、地形図上の破線を繋げて戻れるので修正せずに降りて行く。
上の方は道形が判りづらかったが、1055m付近から深く大きく掘れた道形が現れた。進んでゆくと1015m付近に変則十字路が現れる。ここを西進してゆく。しばらく林道幅だったが、途中の1025m付近でその幅が無くなり、以西は山道の幅となった。獣道と言った方がいいほどに歩かれておらず、伝っている道は、地形図に描かれている破線路の場所とは違うようだった。道形を北に進むと、状態のいい炭焼き窯が現れた。石積みの崩れている場所はなく、すぐにでも使えそうな窯であった。それを右に見ながら進むと、今度は上に15mほど上がった場所に岩窓が見えた。横には岩屋も見られる。この時、かなり興味が湧き這い上がって行く。現地は勾配が強く、足場が緩く流れやすい。踏み跡などは無かった。
岩窓は1畳ほどの大きさで大人でも頭を気にせず入って行ける。その先の内部は、まるで溶岩樹形のような地形で、円筒形の空間があった。円形の地表面積は6畳ほどで、ここも平ではなく斜面で、踏ん張って立っていないと窓の方へ足が流れてしまうほどだった。壁の高さは3mほどあり、人工的に作られたものではなく自然にできていることが判る。やや脆い地形なので注意が必要な場所でもあった。不思議な空間に入り、パワースポットのような場所を見つけたような気になった。
岩窓の場所から下側に戻り北に進み尾根に乗る。ここで地形図を見ると、この辺りからは谷の中にルートがあるの知る。戻ってそれらしい谷を見下ろすと、沢のようなそこは急峻で、まったくもって道形が在るようには見えない。谷下りは嫌いではないが、足元が流れそうな場所が続くように見えたので避け、そのまま北進してゆく。そして970m付近で赤石沢作業道に乗る。
起点分岐を左折して、赤石沢で迷犬に給水させながらのんびりと降りて行く。霧積川が近づくと、北陸新幹線の通過音が聞こえてくる。一ノ瀬トンネルと碓氷峠トンネルとの、霧積川を跨ぐわずかな地上走行区間があるからだった。ここでふと思った。下流側にその新幹線の高架があり、上流側の枝沢が人工的になっているのは、多雨や大水の時に土石が流れづらくしているのではないかと仮説を立てた。合っているかわ判らないが・・・。ゲートに戻る。