蛙原通(かわずはらとおり)三 等点      1609.7m                                                                                                                                                                                             2025.7.19(土)


  晴れ    単独   踊場湿原より       行動時間:1H12M


@踊場湿原駐車場4:58→(2M)→A南側散策路入口5:00→(10M)→B橋5:10→(7M)→C小橋で散策路を離れる5:17→(16M)→D蛙原通三等点5:33〜38→(10M)→E周回路東側のT字分岐(祠)5:48→(17M)→F湿原北側入口6:05→(5M)→G戻る6:10 
                                                                                                                                                                                                                                                            


 
@踊場湿原駐車場。早朝からカメラマンが湿原を撮りに訪れていた。 @駐車場から湿原。みなこの角度で撮影していた。 A散策路の南側入り口 散策路の様子。
       
散策路上にこの掲示がたくさんある。 南の別荘地の東端。かなり奥まで別荘地がある。新設している場所も見られた。 途中から北側。 B地形図に読める水線の場所を木橋で渡る。
   
流れは太く清流な見栄え。湿原よりの流れ。 C二つ目の小橋は渡らずに、ここで散策路を離れる。 南東に向かうと、シラビソ樹林の中は下草は無かった。ササがある予想だったが・・・。 地形図に読める破線は、林道幅。伝わずに横切るように南東へ。
     
上までほぼ下草なし。 草地とシラビソ樹林の境 上部の草地。目視で標石を探すのは無理。 露岩も多く、どれが点の記に描かれているものか判らない。
       
D三角点脇の角柱は折れていた。 D蛙原通三等点到着 D南西角がわずかに割られた三等点。 Dヤキソバパンと
       
D防障石は、北北東と南西と南東に3つ。 Dガスが垂れ込め、どの方角も展望なし。北を見ている。 朽ちた木にマーキングが残っていた。 草地とシラビソ樹林の境、帰り。
       
振り返る。北側はやや密生。行動するなら南の方がいい。 樹林帯の中にヌタバ。その下に大岩。 林道幅に戻る。帰路は北に伝ってゆく。 流れを跨ぐ場所にはコンクリート橋あり。
       
E地形図の実線路との合流点(T字路)。湿地の周回路はここは通らない。 E分岐から北を仰ぎ見ると石祠が見える。 湿地の周回路に合流。 出てきた場所を振り返る。左側から出てきた。周回路は右側(道標あり)。
       
途中から見る湿地の池 北側の道の様子 F北側の散策路入口。付近は私有地で駐車は不可。  G駐車場所に戻る。見える全てがカメラマン。後で聞くと、人気の場所とのこと。




 
霧ヶ峰のカボッチョに登ったのが2004年の9月。21年経過するがまだ当日のことを覚えているから山は面白い。そのカボッチョには、東峰と西峰があるが、東峰となる標高点を取っている方に登頂している。西にも双耳峰のように高みがあり西峰とされる。その西側に埋設してあるのが「蛙原通」三等点で、読みは「かわずはらとおり」となる。なんて面白い名前なのだろう。踊場湿原が西にあるので、そこに関する名前のようであるが、名前に惹きつけられ訪れてみたい場所となった。
 

 

 東のカボッチョ側からだと、背の高い草地の中の藪漕ぎと判っているので、そこは避けたい気持ちがあった。西の踊場湿原には周回する散策路があり、それを使えばかなり省力出来ると思えた。山体の西斜面は笹が濃い予想もできるが、とりあえず出向いてみて現地で判断しようと思った。前日は雨であり、翌日早朝は散策路でもずぶぬれ予想ができた。晴れ予報日であるが、雨具を着こんでの行動とした。 

 

 3時半に家を出る。西上州は24。佐久を経て白樺湖に上がると18であった。これでも歩くにはまだ気温が高いが贅沢は言えない。車中泊の人も居るのだろう、早朝から霧ヶ峰の各駐車場に人が多い。三連休の初日だからかもしれない。霧の駅の十字路から南に入る。緩く下って行くと、目的地に車が複数台停まっているのが見えた。暑いので湿原人気なのかと思っていた。その駐車場に着くと、見える車のほとんどがカメラマンのもので、みな高級そうなレンズをガスの垂れ込める湿原に向けていた。その被写体側を歩くので、邪魔にならないかと気になったが、公的な歩道の場所なので文句は出ないだろう。撮り鉄の前を横切る空気を読まない輩のようではあるが・・・。 

 

 4:50雨具を着こみ行動開始。南に進むと散策路の入り口が在り、草地の中に東に道が入っている。少し進むと毒グモの生息していることを伝える注意看板が見られる。これは湿地の周囲にたくさん見られた。進路右には別荘地があり、配水設備が見えたところで携帯電話を忘れたことに気が付き取りに戻る。リスタートして再び湿地の歩道に入って行く。既に胸から下はずぶ濡れだった。けっこう奥の方まで別荘地が見られ、新設している場所もある新興別荘地と感じられた。別荘地から湿地の周遊歩道に繋がる道も存在していた。 

 

 途中で流れを木橋で渡って行く。流れは予想以上に太く、奥入瀬渓谷の流れほどに水量があった。これは地形図に読める水線の場所で、居心地のいい涼やかな場所だった。この先で流れ沿いを進むようになり、進路が北に向いて小橋で対岸へと行く場所がある。ここで散策路を離れ南東側へと向かって行く。シダ類が茂るが、笹はなさそうなので目的地側に寄せて行こうと思ったからであった。シダ類が茂る先は下草の無い地形でとても歩きやすい。向かう先に棚地形があり道形が在るのが予想できた。そこに這い上がると、そこには林道幅が存在した。地形図に読める南北に走る破線路は林道幅であった。ただ、現在は使われていないようではあった。 

 

 林道を南に伝って、真西くらいから取付く方法もあったが、林道幅の東側はシラビソ樹林が広がるが、下草はほぼ皆無でどこでも歩ける状態だった。ここはササと予想した場所だったが、それが無かったので南東に斜上してゆく。鹿道は多く、それらに乗ったり離れたりしながら高度を上げて行く。そして進む先が明るくなる。樹林の先の草地が見えてきたからであった。そろそろ目的地で、標石の場所が自力で分かるかと、草地に分け入る。点の記に描かれている目標物は露岩なのだが、一帯には露岩が多く、どれが該当するものなのかわからず、やむなく利器を出しGPSを頼りに目標点に向かって行く。広く同じような植生で、たぶん探索に長けた玄人でも埋設場所は自力では探せないだろうと思えた。 

 

 標石の横には、国土地理院の折れたプラスチック標柱が見られた。蛙原通三等点到着。周囲に高木は無く落ち葉の堆積は無い。そのためか埋設した当時のままのような姿で存在し、胸丈の草地の中でも探しやすかった。ここは珍しい防障石が3点の場所。北北東、南西、南東と確かに3点のみ置かれていた。周囲はガスが垂れ込め展望は得られなかった。どの方角を向いても同じように靄っていた。探索に手古摺るかと思ったがすんなり見つかってくれた。この場所の北西側に朽ちた木が倒れており、そこにはマーキングが縛られていた。もしかしたら標石の場所を導いていたものかもしれない。 

 

 帰路は、少し北に振ってから西進してみた。往路より植生が密で進み辛かった。このことからは、標石に場所に対し西から狙う場合は、気持ち南から巻きこむように意識して進むといいと思う。真西か南西側の方が植生は薄い。草地からシラビソ樹林に入り北西に下って行く。途中には往路に見なかったヌタ場が見られた。難なく林道幅に降り立ち、そのまま北に林道幅を進んでゆく。進む先に流れが感じられ、その手前側は野草が茂り使っていない林道とよくわかった。分けて流れの上に行くと、コンクリートの橋が存在した。渡った先もモシャモシャで、北に抜けるとT字路で東西に道が走っていた。地形図の実線で書かれている道の場所のようだった。突き当たった場所の北側には斜面があり、そこを見上げると上から石祠がこちらを見下ろしていた。ここから西進してゆく。するとほどのT字分岐から2分ほどで、周回する散策路に出合った。道標があり、伝って来た道側に入らぬよう導いていた。 

 

 再びしっかり濡らされながら進んでゆく。湿地の景色としては、南は南で良かったが、北側からは水を湛えている様子がよく見え夏としてはこちらがいい。こちらにも毒グモの注意書きがあり、少し緊張しながら進んでゆく。現物を見ないとどんなモノなのか分からないので見てみたい気半分、遭いたくない気半分。そうこうしているうちにヒュッテの立つ北側入口に到達。入り口前は広く駐車適地だが、ここは私有地で停めることはできない。舗装路を南に進んでゆくと、駐車場にはさらにカメラマンが増えていた。総勢12名ほど数えられた。笹藪に遭わなかったせいか、ダニの付着は少なかった。 

 

  






 

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