赤沢山   1570m       大ナゲシ   1532m       
 
 2004.1.3   


   晴れ    単独     ニッチツ鉱山(公民館)側より     行動時間:4H50M


@日窒鉱山9:43→(84M)→A赤岩峠11:07→(26M)→B赤岩岳11:33〜48→(16M)→C赤岩峠再び12:04→(41M)→D大ナゲシ12:45〜13:23→(70M)→E日窒鉱山14:33


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@日窒鉱山の施設から入山。 @施設の裏には、登山道の注意書きがある。 A赤岩峠 赤岩への途中。
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B赤岩岳 B赤岩岳から大ナゲシ側。 B赤岩岳から南側。 C赤岩峠再び。
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D大ナゲシ D大ナゲシから北側。 D大ナゲシから赤岩岳側。 D大ナゲシから山吹ノ頭・大山側。
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岩場を降りてくる。 途中から振り返る。 植林地の中に朽ちて残る東屋。 E日窒鉱山施設に下山。


 

 2004年最初の登山。どこに行こうか迷った挙句、ここになった。志賀坂トンネルをくぐるとすぐに通行止めになり、そこから右に折れ八丁峠に向かう。雪が乗りかなり慎重にハンドルを握る。タイヤが硬いせいか、雪質なのか、なかなかハンドルにタイヤが追従しない。八丁峠を越えると下り勾配になり、ニッチツ鉱山の施設が見えて来る。赤沢橋を確認して、少し戻り、ニッチツ鉱山の施設の方に進む。斥候に上に行き、そしてまた下にくだる。どこが登山口か判らぬまま、ニッチツ鉱山の駐車場に入ると、そこに停まっていた熊谷ナンバーの車から迷彩服の人が降りてきた。どうも間違いなく自衛隊の隊員のようである。場違いな様子にドキッとするのだが、その方に丁寧に登山口とルートを教えて戴いた。教えられると言う事は、ここに常駐している事となる。

 スタート。先ほど車で斥候に上がった場所の先に登山口はあった。登山口には事細かくルートに注意せよと書いてあった。Cチャンネル鋼で出来た橋をを渡り、細い登山道を歩く。3分ほど歩き、無線機を持っていない事に気がつき再び車に戻る。リスタート。少し凍てついた登山道は、滑りやすく慎重に足を運ぶ。しばしで作業小屋のところに出た。左に登山道は続いているようだが、目の前の杉の幼木にもマーキングがされていた。進行方向からして真直ぐのほうが正しいと判断しそちらに進んだ。がしかし、これはどうも道をはずしたようだった。いばらの藪で歩きずらい、時折マーキングが見えるが、道があるわけでない。途中で左側斜面にマーキングが見えたのが正解ルートだったようだ。そのまま涸れ沢を上に進む、空が開けたあたりで、先ほどと同じような作業小屋が見えた。そこから左の尾根に一本、道が上がっていた。ここから樹林帯に入る。そこに石がゴロゴロとした筋が一本上がっていた。その脇を沿うように歩く。予定より時間がかかってしまっているので、闇雲に歩くのは止め、登山道に戻ることにした。左の尾根にそれがあるものと思い、トラバースして左に進んだ。尾根に上がると、思った通りに登山道が続いていた。登山道はやはり歩きやすく、この先の九十九折を上がると赤岩峠だった。

 赤岩峠には、峠らしく祠が置かれていた。西上州エリアではこんな場合が多い。さてどちらを先にするか迷うところだが、先に赤岩の方向に進んだ。どのように道が付けられているのか判らなかったが、マーキングに導かれてトラバース。それからルンゼを駆け上がると岩峰との鞍部に上がった。ツララが出来るほどの寒さと水量のある場所であった。
コルから右に進むのだが、少々危ない場所である。慎重に足場と捕まる場所を見ながら這い上がる。登山道は凍てついて滑りやすい。

 赤岩岳到着。山頂はいまいちだが少し西にずれると展望が良い。持ち上げたみかんが火照った体にとてもおいしい。そして無線をのんびりと楽しみ、来た道を戻り次の大ナゲシを目指す。峠まで戻り、少し足を進めると、何処から来ているのかトレースがついていてそれを辿る。小ピークを二つ越え北にトラバースする。この先で鞍部から岩稜帯を這い上がるのだが、ペンキマーカーに従い左にずれる。2箇所ややこしい岩場があるが、何とか這い上がる。次は再び樹林帯で、ここを越えると最後の岩場。ここは難なく通過し、三角点のある山頂へ。大ナゲシ山頂の展望はとても良い。360度パノラマである。前年度に上がった天丸山が指呼の距離にある。ここでも無線を楽しんだ。そうこうしているうちに北側から薮を濃いで物好きがもう二人上がってきた。一人はライフルを持ち、もう一人は厳つい人だった。話をすると藤岡市の消防署に勤める方であった。知人が署員に居るので話が尽きず、予定外の長話。ほどほどしゃべった後に先に下山となった。

 帰りは登って来た西側ルートではなく、南ルートで降りてみた。岩場のところで、手がかり足がかりがなくヒヤヒヤした。そこで細引きを出そうと四苦八苦したが、出すことが出来ず、そのまま何とか降りることになった。ここで事故になれば後悔するところだが、何とか降りることが出来た。今回の教訓は、降りる前に細引きは取りやすい場所に装備するということである。
ここからはもう危ない箇所はない。トレースを辿りながら三度峠へ。九十九折、そして尾根を下り、途中から植林地をくねくねと下る。すると目の前に往路に見たあの小屋が現れた。またルートを外したようだ。自衛隊員風の人が、「植林地内で間違えやすい」とアドバイスしてくれた言葉が、思い出される。植林帯の中をイバラを分けながら進む。そして閑散とした日窒鉱山の寮の脇に出て、駐車場に着いた。

 帰路、八丁トンネルまでは数箇所凍っていた。トンネルから群馬側は、かなり慎重に走らねば事故になるツルツルの路面状況であった。志賀坂トンネルから小鹿野方面は通行止め。中里側の「二子山林道」に入ろうとしたが、上から降りてきた作業員風の人が「行けないよ」と言った。本当か嘘か判らぬが、その言葉に従い撤退し、そろそろと降りて行った。

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