セビオス岳   1870m          牛首山    1638m       
 
 2004.3.13   


   晴れのち雪    単独   スキー   武尊牧場スキー場から     行動時間:7H2M


@スキー場5番リフト8:09→(18M)→Aキャンプ場前8:27→(139M)→Bセビオス岳10:46〜11:03→(37M)→C武尊避難小屋11:40→(52M)→D牛首山12:32〜41→(53M)→E避難小屋再び13:34〜44→(87M)→Fスキー場駐車場15:11


skyjyou.jpg  kyanpujyou.jpg  kyanpujyoukaranishiyama.jpg  sebiosuhotaka.jpg 
@武尊牧場スキー場5番リフトから。 A6番リフトを降りると、キャンプ場となる。 Aキャンプ場から西山側。 Bセビオス岳到着。今日の板はカルフのメタ。
sebiosuminami.jpg  sebiosushirou.jpg  sebiosuhumoto.jpg  sebiosuhotaka1.jpg 
B登ってきた側を振り返る。 B至仏山?方面。 Bセビオス岳から下界。 Bセビオス岳から武尊山。
sebiosutanigawa.jpg  hinanngoya.jpg  ushikubiyama.jpg  bunabayashi.jpg 
Bセビオス岳から谷川岳側。 C武尊避難小屋 D牛首山。全く山頂らしい地形をしていない。 斜面のブナ林。
hinangoya2.jpg  cyuusyajyou.jpg     
E避難小屋再び。  F駐車場に戻る。     


 

 思っていながらなかなか足が向けられない場所がここであった。道の無い牛首山を思うと残雪期に入るしかなく、タイミングを待っていた。家を5時に出発し、下道経由で現地には7時に着いた。

 

 係員に聞くと、8時にリフトが動き出すという事であり、7時半頃から用意をしだしリフト券売り場に並んだ。しかし、現金にもリフト始動と同じ8時に売出しが始まった。5番、6番と乗り継いで三合平に立った。久しぶりのこのスキー場だが、前回から20年以上経過している。昔の記憶は完全に消え去っていた。

 

 8:27リフト頂上駅から先はキャンプ場になっているようであった。大きな東屋の屋根が雪の上に見えていた。それらを右に見ながら西に進む。スノーモービルが通った後だろうか、かなり締まっていた。スキーは快適にグリップしていた。しかし、新雪の層が、その下の凍った層の上で滑り出す。それらに注意しながら足場を探る。この付近はなだらかな斜面が続き、気持ちが良い。雪の上のトレースからは、先行者が居るようであった。私より先にチケット売り場に並んで、ロケットスタートで歩き出したのだろう。その方を途中のピークで抜き去った。そこからトップとなりトレースを刻んだ。

 

1758の避難小屋ピークを気にしていたのだが、知らぬ間に通り過ぎていた。この辺りから少し急峻になってきた。スキーが邪魔になることもあった。それからスキーがうまく操れないのである。ロシニョールのフリートレックを、初めて登山靴で履いた時と同じ現象であった。やはり滑るにはスキー靴、もしくは兼用靴でないとダメなようだ。今日はカルフのメタに通常の登山靴装備なのであった。登山靴では、板を履いての登坂に関しては良いが、滑降は苦手であった。途中から急峻でやむなくカンジキに切り替えた。

 

セビオス岳到着。武尊山側の展望は良い。尾根を目で追って行くと、中ノ岳へ登りが至極急に見えていた。展望を楽しみながらしばし休憩。次は牛首山であり、まだまだ歩かねばならない。20分ほどの滞在で下山となる。アップダウンが無くなるあたりでスキーを着け滑降となるが、なかなかシュプールが刻めない。何度か転倒しながら11:40避難小屋発見。鋭角な屋根が小さく頭を出していた。そこから今度は北に進む。スキーを履いているので滑るはずなのだが、シールに雪が付き団子状態。重い雪を板の下に付けながら高度を下げる。付近はなだらかな平原で、ブナのみの植生。したがいかなり気持ちがいい。しかし何処を見ても山らしい場所が無い。やむなくナビを動かしながら牛首山を探す。

 

12:32牛首山到着。ここは三角点があるので空撮用の台があるかと上を見たが何も無い。当然その三角点も雪の下になっており、何処にあるのか判らない。全く同定のしようが無く、ここは利器に頼った。ナビと高度計の表示が牛首山の数値と一致したので、この場所で山頂とした。そして黄色のテープを巻き、トランシーバーを握ってから登り返しとなる。先ほどまでの好天が一転し、雪がだんだん降り出してきた。往路とはルートを違えて歩いてみると、シールが団子になる事は無かった。全ては雪質のようであり、僅かにずれるだけでこれほど違うものかと体感した。登り返しはなだらかであり、あっという間に避難小屋に到着13:34。

 避難小屋で休憩していると、二人のご夫婦らしいパーティーが到着した。そして私のスキーアイテムの話になった。出たてのスキーシューであり、皆興味があるらしい。良い面悪い面の使用レポートを告げ、10分ほど休憩し下降開始。やはりエッジが利かせられず難儀する。うまくシュプールが刻めないのである。どうしようか、バインディングの問題、靴の問題、この板を生かすにはこの先2つの課題がある。

 

スキー場の頂上リフトの横で休憩とし、スキーの調整をしていると、先の夫婦が通り過ぎた。そう、スキーより歩く方が速いくらいなのであった。スキー場内をへっぴり腰で下ったのだが、どうしても降りられず、途中やむなく板を担いだ。スキーはこんなに疲れるのかと、半ば放棄状態。この板は改造必須と悟った。(後日エボリューションライトを付けて、スキー靴を装着できるよう改造した)。

 

車に着いたのが15:11。相変わらず雪が降り続いていた。

chizu1.jpg

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