浅間山    650m 
      

 2008.8.25(土)   


   晴れ     単独      北側の舗装林道(上信越道管理用道路)から取付く             行動時間:29M


@上信越道下13:36(9M)→Aコル13:45→(7M)→B浅間山13:52〜54→(11M)→C下山14:05


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@林道が上信越道を潜る手前に駐車。 少し戻りガードレールが切れている場所から入山。 杉林の中には道形がある。 尾根のコルと道形が近づく場所。ここから尾根に乗る。
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Aコルの西側。 Aコルの東側。プラスチックの杭が4本置いてあった。 少し進むと大きな露岩があり、南を巻く。 尾根の様子。
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目の前に岩峰の山頂部が見えている。少し先に進んで北側を巻き込む。 B山頂の岩の上。 B浅間山から西大星・赤岩・烏帽子岩。 B上信越道を見下ろす。
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B西側の足許は3mほど切り立っている。 B西の山急山側。 B入山地区を見下ろす。 北側の植林斜面。
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降りてきた薮。刈り払いがされておらず、掻き分け進む。中央に山頂部が見える。 C林道に降り立つ。 おまけ:途中にあった県警の施設入口。 小屋の周囲には土塁が築かれ、有刺鉄線が張り巡らされている。


 

 大黒山を終え、もう一座と近くの浅間山を目指す。煙を上げている浅間山も充分近いのだが、もっと近い上信越道の浅間山トンネルの上にある浅間山である。国道18号から見上げるような位置にあり、余地を探そうと見ていても適当な場所が無い。だんだんと松井田方面に下って行くと、カーナビには浅間山の東側に林道が出てきた。私の持つエアリアにはそれが書かれておらず、登るなら18号からと思っていたが、この道の登場はありがたかった。

 

麻苧ノ滝口から900m西側に入口があり、ここから北に向けて舗装路を上がって行く。260m進むと分岐となり、西側に向かって道が伸びている。周辺は伐採中の林となり、北側には群馬県警の立ち入り禁止の標識があり、鉄格子の付いた施設があった。さらに進むと高速道路を通過する車が見えるようになり、その先で高速を潜るように北側に抜けてゆく。適当な駐車余地が無いのだが、道幅はなんとかすれ違い出来る幅であり、トンネル手前でガードレールに寄せて駐車とした。

 さて出発だが、山手側を見ると上の方に浅間山トンネルの電源施設と思われるクリーム色の建物が見える。少し戻るように林道を下ると、ガードレールが切れた所があり、そこからスギの植林帯の中に道が入っていた。一か八か伝ってみると、最初は東に進むが、すぐに山頂側に向かっている道形に乗った。使われなくなってかなり経過した道であるが、周辺は背の高い野草が多く、細かい低木もあった為ありがたく利用させてもらう。一度大きく
S字を書いてターンし、そのまま西側に進んで行った。山頂の北側をトラバースするような道で、最短で狙うならこの道形を離れて直登すべきなのだが、見上げると岩場が待っており、暫くそのまま道を伝ってみる。そして浅間山の西側のコルにかなり接近して、そのまま西に進んでいた。おそらく植林用に付けられた道なのだろう。ここまで利用させてもらい、後はコルに這い上がる。コルまではほんの20mほどであった。そして山頂を目指し東側に進んでゆく。最初に大きな露岩があり、ここは南側を巻いてゆく。目の前に見えるは岩峰で、浅間山の山頂は岩で形成されているのであった。18号と高速の往来の音が左右の耳から入ってくる。なんとも賑やかしい尾根であった。

 

最後は北側から巻き込むようにして東側から登り上げた。山頂の岩は尖がっており、人一人しか立てないような場所であった。樹林で遮られるかと思ったが、意外や展望がいい。妙義側には西大星の屏風のような山容が目の前に見え、山急山側を見ると丁須岩のミニチュア版のような岩も見えていた。南北の眼下には、18号と上信越道を走る車が見下ろせる。見晴しがいいので風も強い。足許は岩の上なので、安定感が無く早々に降りる。登頂したはいいが、ちょっと休憩場所に困る山であった。

 

帰りは東側に下りてみたが、最初はいいものの途中で岩場の上となり進めなくなる。方向を変え西側に戻るようにしてスギの樹林帯の中に入り下って行く。山腹には赤い杭が打たれており、それに伝って細かい低木を分けてゆく。ちょうどS字カーブの所で往路に乗り、あとは道形に伝って軽快に下って行く。

 

ここまでの舗装林道は、間違いなく上信越道のトンネル工事の為につけられた道であろう。おかげさまで楽をさせていただいた。狙う場合は、山腹にある道を利用し、西側のコルまで行ってから戻るように登るのが一番いい。下りもその逆を辿りたい。最短と思われる東側は岩場が多く、容易に通過できない場所があった。

 

帰りに不思議に思えていた県警の施設に寄ってみる。中に石積みで壁が作られた道があり、その中に2つの区画が設けられ、周囲は土塁で守られていた。そこに一つづつ倉庫のような赤い扉が付いた強固な小屋があった。火気厳禁とあるので、トンネル工事で利用した発破を入れておいた場所なのかと想像したが、本当の利用方法は判らない。謎の施設なのであった。

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