千鹿頭山  657.1m      

 2008.8.31(日)   


   晴れ     同行者あり    中山霊園最上部            行動時間23M


@千鹿頭神社鳥居(駐車場)10:43→(8M)→A千鹿頭神社10:51〜56→(2M)→B千鹿頭山10:58〜59→(7M )→@駐車場11:06


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@千鹿頭池側駐車場より鳥居をくぐって参道を行く。 @鳥居側から見る千鹿頭池。アオコに覆われていた。 参道の様子。ここを御柱が通るよう。 A千鹿頭神社。
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A2本の巨大な御柱が立っている。 A神社側から見る山頂側。左は登ってきた参道。 山頂部の東側には「先の宮」(祠)がある。 B山頂部には東屋がある。
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B西から東を見る。東屋の西側に三角点がある。  B四等三角点。綺麗な状態で残っていた。  山頂部から参道への下降点付近。  参道に降り立った場所。 



 連日の雨に我がモチベーションも維持できず、長駆の計画は全く頭に浮かんでこなくなった。これまでの予報が転じて天気は良いようだが、一度落ちたテンションはなかなか元に戻らない。こんな時の低山はありがたい。私の場合は高山が面白いとか低山がつまらないとかの偏見はなく、山は山としてどの1座も楽しく味わうようにしている。低山の山頂から高山の高みを仰ぎ見るのも楽しみの一つとなっていた。

 三才山トンネルから松本に下り、254号線の洞交差点からひたすら南下してゆく。途中で63号に乗り、筑摩橋で薄川を渡ったら富士電機の工場を目当てに進むと、その工場の南東側にこの山はある。麓に池を擁し千鹿頭公園(ちかとうこうえん)と言うのが公式な名称でもある。駐車場は池の西側にあり、登山道となる参道入口は赤い鳥居が立ち一目瞭然となる。

 鳥居をくぐり広い道を行くと綺麗なトイレもあり、早朝の掃除の痕がうかがえた。その前には車止めがあり、参道は車が往来できる幅で上に続いていた。途中に左に入る道があるのだが、これが山頂に直登する道である。とりあえず上にある千鹿頭神社を目指すべく参道を辿る。

 のんびり歩いて鳥居から7〜8分で千鹿頭神社に到着。社殿の手前には水受けがあり、その両側に左右一本づつの御柱が建っていた。長さ25mほどはあろうか。ただ根元の部分も下に入り込んでいるようであり、実際の寸法は判らない。その下部を押さえているのは木であったり石であったりで、金属を使わず自然素材で押さえ具としている部分が、このご時勢において評価できる。

 神社から北に向かい、「先の宮」を経て東屋のある山頂に着く。三角点は東屋の西側に立ち、綺麗な状態で残っていた。木々の間から下界の展望があり、山頂部も広くなかなか気持ちの良い場所であった。下山は往路を戻らずに、山頂西側にある下降点から九十九折を下ってゆく。雨の後でもありやや滑りやすい地形だが、緩やかに道が切られているので安心して歩ける道でもあった。

 降りた先は往路に見た分岐点で、汗かく暇もなく駐車場に到着。ちょうど公園掃除の方が居り、御柱の詳細を問うてみた。するとこの御柱は諏訪のそれと違い、御柱をこの神社に奉納するまでをお祭りとしており、木落としのような行事は無いとのことであった。本日歩いた参道を大勢で持ち上げて行くのであろうが、鳥居の場所にあの長さを運んでくる自体で大変な作業であろう。

 それはそうと山名に「鹿」の字が見られるが、たしかに山中には鹿の踏み跡が多かった。この山の山名は間違いなく鹿の多さからくるものであろう。

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