藤巻山  644.9m(三角点標高)
      

 2008.8.26(日)   


   曇り      同行者あり      休暇村妙高より                行動時間:1H29M


@休暇村妙高12:59→(5M)→A林道に出る13:04→(8M)→B登山口13:12→(21M )→C藤巻山最高点13:33〜40→(2M)→D藤巻山三角点13:42〜14:03→(13M)→E登山口14:16→(12M )→F休暇村妙高14:28


annaizu.jpg  start.jpg  gerende.jpg  rindou.jpg 
休暇村西側の公園内にある周辺地図。登路が書かれている。 @休暇村の東側の建物の間を抜けてゲレンデに出る。 @休暇村側から見るゲレンデ。リフト駅の向こう側に道がある。 A砂利の敷かれた林道。
tozanguchi.jpg  tozandou.jpg  saikousyo.jpg  depo.jpg 
B登山口の様子。ここには道標は無い。 登山道は良く踏まれ、管理もされている。 C最高点には何も標識は無い。 C最高点から三角点に向かう途中に道標が抜かれブルーシートに包まっていた。
sankakuten.jpg  sankakuten2.jpg  sancyouhigashi.jpg  goruhujyougawa.jpg 
D藤巻山三角点。 D三等三角点。 D山頂から東側。周辺はブナ林。  D少し下ると展望が開ける場所がある。
depo2.jpg  sankakutenkaranishi.jpg  tozanguchikaeri.jpg  taniheno.jpg 
Dここにも2本の標柱が横たわっていた。  D最高点側の伝ってきた道。  E登山口に降り立つ。  E登山道が林道を跨いで下にも降りていっている。 
kyuukamura.jpg  kyuukamura2.jpg     
ゲレンデに戻る。  F休暇村に到着。     



 夕暮までにはまだ時間があるが本日3座目となり、ここ藤巻山で最終目的地とした。ちょうどスタート地点には「休暇村妙高」があり、下山後ドボンとするには最良最適の場所でもあったのだった。

 

休暇村妙高の広い駐車場に停め、施設東側の倉庫棟と間を抜けてスキー場側に出る。ゲレンデを横断するように北に進み、リフトの麓駅を右に見ながらさらに北に進むと、そこでダート林道に出る。この林道は「国民休暇村」バス停の東側に入口があり、そこから入っても同じ事となる。下山後に確認したが、入口に封鎖するものは何も無かった

 

 砂利の敷き詰められた林道は、西に200mほど進むと幕沢を跨ぎ180度ユーターンするように北東に進んでいる。周辺はその幕沢の流れの音が耳心地よく、紅葉もちょうど見栄えのする頃でもあった。この先山手側に注意しながら行く。と言うのは登山道の山手側取り付き地点には道標が無い。その場所となるのは、幕沢を跨いだ場所から220mほど北東に進んだ場所となる。登路入口と道を挟んで谷側には、降りてゆく道もあるので山手側だけでなく谷側を見ていてもその場所は判る事になる。

 

さて登路入口に到着するが、その道が本当に山頂に向かっているのか、現地で誰も判らなかった。ここには判り易いように「藤巻山」の三文字が欲しい所であった。道は赤土の良く踏まれた道で、昔から存在する道のようであった。やや急勾配であり、そのために化粧板を使った土留めをして階段が沢山作られていた。途中には太い補助ロープもあり、なぜか纏められて置いてあった。当初は階段が出来たのでロープが不要になったのかと見ていたが、上に行くとその答えがあった

 

このコースはエアリアマップの2008年度版に載っており、林道からの登りは15分と記されている。急登が終わりなだらかになったので、そろそろ山頂かと思って進むが意外や長い。いつしかその15分も過ぎ、目の前の景色からして、このまま神奈山へ登って行ってしまうのではないかと感じるほどであった。周辺地形から最高所に達したのを確認するが、そこは全くの通過点で山頂らしき場所ではない。標識も無ければ展望も無い。ただブルーシートに包まれた何かが横たわっており、当初は登山道管理用の草刈機だと思って見ていた。

 

山頂には三角点があるはずであり、周囲の薮に入って探すが無い。諦めかけた頃、同行者のO氏から声が掛かった。なんと最高所から40mほど登山道を北東に進んだ場所に鎮座していた。ここにも先ほどと同じブルーシートがあり、不思議に思い中を覗くと、なんとそれは道標であった。周辺をよく見ると地表面に赤ペンキを塗られた石があり、それを持ち上げると穴が開いていた。これらの横たわっている標柱はそこに立っていた事になる。山頂部にはその石が二つあり、山頂標識と下山方向標識が立っていたようであった。ここで先ほどの纏められたロープの意味が判った。この山は完全に冬支度がされているようであり、日本海側の湿った雪の重みで標識が壊れないように外してあり、そしてロープはその一環で纏めてあるのだと推察できた。要するにこの山においての登山適期を過ぎた事になる。でもこの紅葉シーズンに既に標識が外されているのは別の意味があるのか・・・。

 

山頂周辺はブナ林で、北側の滝ノ尻沢側の斜面はとても綺麗であった。それから東側のみとなるが、展望が開け、麓の妙高カントリークラブの緑が眩しいくらいに見えていた。この場所は尾根の肩的場所となり、少し下側に勾配がついている。そこをブナの落ち葉が埋め尽くしていた。この日は曇天であったが、少し薄日が差すようになり、その太陽の暖かさを紅葉したブナの葉の間から受ける。昨日の大量のアルコール摂取もあってか、ウトウトとなってしまうほどに心地良かった。

 

さて下山。往路を戻る。ルート選択として北東尾根にも道があり、それを辿る事も出来たが、時間的な関係で同じルートを辿って行く。下りも少しコースタイムを気にして早足で降りてみる。しかし林道に降り立って時計を見ると、10分では下れなかった。厳しいコースタイムの場所である。ゆっくりと散策気分なら、倍ほどの時間が必要になると感じる場所であった。
 

林道を戻り休暇村に到着。二日間の行脚を終える。

chizu1.jpg

chizu2.jpg
 
                                           
                                 戻る