金毘羅山 1009m
2008.12.21(日)
晴れ 単独 細原開拓地より 行動時間:39M
@畑内余地10:42→(5M)→A雑木林に入る10:47→(3M)→B1016.3三角点10:50〜56→(6M)→C金毘羅山11:02〜06→(6M)→D三角点帰り11:12→(9M)→E畑内11:21
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@出発地点から見る毛無峠側。 | 小屋の脇を通過。 | A畑から雑木林に入る所。 | 雑木林の中にはリボンが下がっていた。 |
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B三角点のある大地。 | B中央に三角点があるのだが、最初は全く判らなかった。 | B周辺を整理すると三角点らしくなった。 | B三等三角点。 |
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B三角点の場所を北側から見る。 | B三角点の場所から北側。 | 痩せ尾根の場所。 | 最後の登り。 |
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C金毘羅山山頂 | C350×250×750mmほどの石。 | C北側から山頂。 | 山頂からの下り。 |
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D三角点ポイントの帰り | 雑木林から畑に出る。 | 途中から浅間 | 小屋の脇を通過。 |
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E到着。 | おまけ:畑から本白根側 | 畑から四阿山側 |
嬬恋村内で最後の1山として残っていたのが金毘羅山。周辺の山と抱き合わせにすればいいのだが、残し方をミスり1座だけになってしまった。こうなるとなかなか足が向かず何年も経過していた。そして今回は、嬬恋村内完登の終止符を打つべく出向く事にした。
碓氷峠で軽井沢に上がり、万山望経由で嬬恋村に入る。前週に比べ、浅間山の白さは減退していた。ラジオからは暖冬で雪不足などの話がされていた。まさにそれを目の当たりにした感じであった。国道146号を北軽井沢交差点で左折して235号に入る。そして本来は青山(1129.8m)のある所から右に入ればよかったのだが、うっかり過ぎてしまい、一度144号に出て大笹郵便局の所から細原開拓地を目指す。雪は全く無く、舗装路を快調に進む。カーナビと地形図を見合わせながら金毘羅山に一番近い場所を探す。
一番最初に、地図で描かれている最短地点まで車を突っ込む。しかしまだ他にもあるのではないかと、次に土井牧場下の林道に入ってみた。しかし途中で民家を左に見て、その先で行止りとなった。結局最初の場所が最適地となり、車を向ける。地形図に実線が描かれているほんの先まで舗装路があり、その先は畑の中のダート道となった。四駆なので入って行けそうなのだが、かなりの泥濘状態であり、少し戻って西側に農道が分岐している場所に余地があったのでそこに突っ込む。
今日は長靴を履いてスタート。これはこのルートを歩くには最適であった。農道と言えど殆ど畑の中のような状態で、登山靴ではかなり往生する道となっていた。歩いてゆくと右側に作業小屋もある。向かう山が見えればいいのだが、こちらからだと下りになる為に全く容姿は見えなかった。周囲の土はよく肥えているようで、土の香りが強くしていた。
農道は途中で途切れ、その先は雑木林となっていた。農道からその雑木林に入るような道形もあり、それを伝ってゆく。するとかなり古いピンクのリボンも見られた。三角点ハンターか、もしくはピークハンターか。雑木林の入口こそ不明瞭であったが、中に入ってしまうと軽トラが通ったような道形があり、一定の幅で奥まで続いていた。そして広い場所に出て、そこには伐採した木々が散乱していた。高度計を見ると三角点の場所に来ているようで、周囲を探し回る。しかしなかなか見つからず、樹林の中に入ってまで探してみた。結局発見できずに諦めかけて広見中央の笹の中まで戻ると、なんとそこに標柱が見えた。四方を石で囲まれた仕様で、なかなか見栄えのする点であった。少しここで時間を費やしてしまったので先を急ぐ。
雑木林の中は相変わらず歩き易く、下草など無く落ち葉を踏みながら歩いてゆける。途中やせ尾根の場所があり、そこを過ぎると山頂までの最後の登りがある。駆け上がると山頂で、そこにはやや大きな直方体の石が転がっていた。その下にも石積みがあり、どうやらここに祠があったと思われる。まさしく山名の通りで金毘羅様を祀ってあったのだろう。木々の間から周囲の山々が見えるが、カメラを構えるには木々が多すぎた。
往路を戻る。歩きながら周囲の木々を見ると、鹿が角を研いだ跡が見られた。こんな場所にも鹿がいるようである。よく見ると採られずに残っているキノコもあり、里山らしい場所となっていた。三角点峰を過ぎ畑に出ると真正面に浅間山が見え、モクモクと煙を吐きながらこちらを見下ろしていた。畑の中を真正面から風を受けながら歩いてゆく。ここの歩行は少し湿ったこの時季だから良かったが、これが夏だったら、ちょっと風が吹くと畑の土が舞い上がり大変であろう。そして長靴の足の裏にこんもりと土を着け、厚底になっての帰還となった。
意外や面白い場所であった。畑の場所は広大で気持ちがいいし、雑木林の中もこれまた閉鎖感が無く気持ちがいい。往路は下って行くものの、最後にはちゃんと登り上げて登頂となっており、時間こそ短いが登った感があるのだった。