臥竜山  471.4m      

 2009.7.25(土)   


  晴れ     単独       北口より          行動時間19M


@北口12:58→(11M)→A臥竜山13:09〜13→(3M)→B文化会館13:16→(1M)→C車道に出る(竜ヶ池前)13:17


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@北口より入山。 途中の文化会館への分岐。帰りはここを右手方向に進んだ。 A臥竜山山頂。 A三等三角点
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A東側にNHKのアンテナあり。 A東側から西側を見る。 B文化会館の脇に出る。 C車道に降り立つ。(伝ってきた道を見上げる)



 剣ノ峰を登り、山田牧場から下って来た。程よい運動と、その後の温泉で、少し昼寝がしたくなる頃となった。そう思うと付近で一番に頭に浮かぶのが、臥竜公園内の竜ヶ池東岸であった。ここは赤松が林立し、以前平日に訪れた時にはサラリーマンの昼寝をしている姿がちらほらとあった。「あそこなら快眠が・・・」と思い車を向ける。

 臥竜公園の東端から、ダート道を入ってゆくと、右側に山びこ幼稚園がある。その先の住宅地では、子供が水浴びに興じている姿があった。セミの声も耳煩く、まさに夏。変則四差路を左折して400m弱で臥竜山の北口となる。そこから南に入る道を伝うと、先には文化会館があり、その手前に7〜8台ほどの駐車スペースがある。ここが日陰になっていて適地なのであった。さて寝ようかと思ったが、「まてよ、臥竜山をまだ踏んでおらず、寝る前に・・・」と、職業病のように、すぐさま用意をして歩き出す。

 駐車場から北に100mほど戻り、そこから緩やかな登路を伝ってゆく。風呂に入った後なので、汗をかかぬよう、ゆっくりとした足取りで高度を上げてゆく。その遅さを蚊に見切られているようで、待ってましたとばかりにやたらと刺されるのであった。それらを払う動作さえも、汗に繋がるような状態で、湿度が高く暑い日であった。この登路脇には、「秩父百番観音」の石碑が無数に立っている。そこに造花が添えられていて、ちと私には微妙な場となっていた。もう少し自然のままの姿であれば、覗き込んで各菩薩様の表情を堪能できたのだが・・・。

 途中分岐がちらほらとあり、各方向からの散策路が合わさっていた。汗をかかぬようにと思いながらも、それを押さえるのは無理であり、先ほど入った七味温泉の硫黄成分が体から臭いとして出てきていた。もしや、蚊はこれに反応していたのか・・・とも思えた。日頃そんなには刺されないのだが、この時はやたらと纏わりついていた。

 入山口から11分。山頂に到着。一段とセミの声が大きくなったようで、それにより暑さが倍増しているかのようであった。ここにある案内看板には、北アをはじめ周囲の山々の展望が良いと書いてあるのだが、その殆どは松が遮っており、展望は良くない。昔は良かったのだろう。この山頂から南へ行く道が登路としては本道のようだ。となるとわざわざグルッと回って北から入らずとも、南から入ればよかったわけであった。ただ当初は昼寝が主であったのでしょうがない。

 下山は途中の分岐から文化会館の方へ降りてゆく。簡単に草履で登っていたので、この道が滑る事。道がよく踏まれてツルツルになっているのであった。そして文化会館が近づくと、耳心地の良い三味の音がしてきた。バチ捌きが見えるかのような弾むような音がし、暑い最中、なかなか風情のあるものであった。松の中を抜ける風に、三味の音が乗ってゆく、その音が微かに聞こえるほどになり、駐車場所に到着した。20分ほど前は眠くてしょうがなかったが、グルッと歩いてきたら、しっかり目が覚めてしまった。今ほどの三味の音が背筋を伸ばしてくれたのかもしれない。

 帰りは菅平経由で戻ってゆく。

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