白山島  70.2m      

 2009.5.3(日)   


   曇り     同行者あり       フィッシングセンター前駐車場より          行動時間28M


@駐車場8:51→(3M)→A白山神社の大鳥居8:54→(2M)→・階段下8:56→(3M)→B白山神社奥社8:59〜9:00→(1M)→C白山島山頂9:01〜02→(1M)→D白山神社奥社帰り9:02→(3M)→E慰霊碑(トイレ)前9:05〜13→(6M )→F駐車場(八乙女像前)9:19


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@駐車場側から見る白山島。 白山橋を渡って行く。 A白山神社の大鳥居。漁港が見えている。 階段の途中の様子。かなり急。
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B白山神社奥社。立派な彫り物もある。 B神社の脇から裏側へ登ってゆく。 C山頂に着くと、いきなりの絶壁。落下防止の為にチェーンが張ってある。 C山頂の東側。三角点が右に見えている。
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C四等三角点。 C山頂の西側。 C山頂から神社への下降路。 D白山神社奥社前の小さな境内から見る白山橋側。
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Eトイレ前に旧海軍の気象部・水路部の碑が建っている。  漁港越しに山頂部を見上げる。  賑わう海釣り公園。  F本土側に戻り、八乙女像越しに見る白山島。 


 
 
山形県鶴岡市。国道7号線が海岸線から鶴岡市内に向け内陸部へ入って行く、その曲がり角と言える場所が由良地区で、由良漁港や由良温泉として知られている。そしてそこを通る時にひと際目に入るのが、海に突き出した赤い欄干の橋と、その先にあるこんもりとした緑緑した島。その名は白山島。綺麗な円錐形を成し、島全体が一つの山で形成されているように見える場所であった。地形図を見ると山頂近くまで道があるようで、登ってみたい場所となっていた。

 
 私の趣味は多々あれど、島巡りもその一つであった。さらには島に上陸したら、島内の最高峰を踏む事も目的にしている。ここは一島一山。すっきりとして目標物がブレなくて最適の場所でもあった。

 
 由良漁港の駐車場に停め、八乙女像越しに白山島を望む。なんとも絵になる風景であった。それこそ架け橋となる白山橋は、軽四なら通過出来るようで、本土側からも肉眼で島内の軽トラが見えていた。橋の東側では4艘の小船が見られ、漁師が箱めがねを覗きながら何かを採っている姿が見られた。対岸に渡ると、30人ほどの人の列が出来ていた。何事かと思ったら、先頭側を見ると釣堀(海釣り)が有るのであった。子供連れも居り、連休の格好の遊び場となっているようであった。コンクリート舗装路に繋がって進んで行く。


 島内には小さな漁港があり、その前には綺麗なトイレも設置されていた。その先に赤い大きな鳥居を従えた白山神社の麓宮があり、ここから見上げると、奥宮の緑色の屋根が高い位置に見えていた。舗装路から逸れて登りが始まる。急な細かい階段で、コンクリートで固められているものの、傾いて居たり幅が一定していないので、ルンルンと楽に登れる場所ではなかった。手すりもあるのだが、確かにつま先が少し乗っている程度の場所もあり、掴みたい衝動に駆られる。


 階段を数えながらコツコツと登って行くと、260段ほどで白山神社奥宮に到着した。立派な彫刻がされ、社殿として見栄えのする造りであった。ただ場所が場所だけに狭い場所に苦労して設置してあるようにも見えた。振り返ると眼下に白山橋が見え、とても高度感がある。さてまだここは山頂ではない。社殿の裏側に進むような踏み跡があり、僅かに登り上げると四等三角点の待つ山頂部があった。北西側眼下は崖。そこには落下防止の為に金属のチェーンが張られていた。日本海側の展望は抜群にいい。山頂部をそよそよとした海風が通り、緑緑した山頂部が周囲のブルーと相成って美しい。ただここも狭く、5人ほどで満席になるほどの広さしかない。下山。


 社殿の左右どちらからも踏み跡があり、往路は東を通ったので、帰りは西に下って社殿前に出た。転ばぬように注意しながら階段を下りる。よく見ると50段刻みに赤ペンキで段数が書かれていた。下に降り立ち、トイレ前の慰霊碑に立ち寄る。解説碑を読むと、旧海軍水路部の船長さんをしていた方がここの出身だったようだ。開場した海釣り公園を横目に白山橋を戻って行く。


 小さいながら中身が凝縮された場所であった。山頂部にはちゃんと三角点もあり、展望もあり、登って満足できる場所と言えよう。


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