日向山 633m
2009.12.31(木)
晴れ 単独 あしがくぼ果樹公園内、木の子茶屋上駐車場より 行動時間:46M
@駐車場10:33→(13M)→A日向山10:46〜11:09→(10M)→B駐車場11:19
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@駐車場から見る山頂。 | @散策路入口 | 最初の分岐 | A日向山山頂。中央に鉄とステンレス構造の塔が見える。 |
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A朽ちた山名板。 | A展望山座同定盤 | A山頂から武甲山 | A山頂から二子山 |
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A下降開始 | B駐車場到着 |
2009年、最後の山。2010年が明るい方向に向くように「日向山」を選ぶ。芦ヶ久保の道の駅前から、果樹園内を縫うように林道を上がって行く。クネクネと進み、道の駅から2.7キロほど入った場所に「木の子茶屋」があり、その山手側に大きな駐車場がある。ここからの武甲山の眺望はいい。石灰採集の為の痛いげな表情と、それによってのピラミダルな表情の両面が見える。駐車場手前には沢水が引いてあり、溢れんばかりの水がザブザブと流れている。駐車場は閑散としており、先客は皆無。確かにここで遊ぶには、この時期では目標物が定まらない。果実もあるわけでなく、ましてや花もない。そして山としてここを目的に登る人も、かなり稀であろう。そんな私は「稀」な一人な訳なのだが・・・。
トイレの脇から散策路を上がって行く。そして尾根上にあるハイキング道に合流し、西進する。途中で南から上がってきているハイキング道と合わさり、そこにはしっかりとした「日向山」を示す道標が付いていた。ここからやや急峻の階段を上がって行く。腰が痛く、さらに膝も痛い。どちらをカバーすればいいのか、身体が迷っているふうであった。ゆっくりと細かいピッチで階段を無視してその脇を上がって行く。
山頂大地に到着。すると日差しに反射してキラキラ光るものが見えた。寄って行くと高さ4mほどの避雷針のようなオブジェであった。なにか違和感があるのだが、その前には周辺の眺望の為の同定盤が設置されていた。今ほどのオブジェと、この同定盤が一体のものなのかと思ったが、そうでもない様子。いまひとつ「塔」の役割が判らなかった。南を見ると、先ほど居たニ子山と甲仁田山が見える。そして西に目を動かすと、圧倒的な存在感の武甲山が見える。麓の石灰か、はたまた雪雲からの降雪か、白く舞っている物が山を覆っていた。低山でありながら、意外や居心地がいい。風こそ寒いが日当たりがあり、それがポカポカと寒風に打ち勝っていた。
下山は往路を戻り、途中の分岐から南に下る。駐車場には藤棚の方から入る形となる。
さあこれで2009年も締めくくり、一晩寝ると2010年な訳だが、初登山はどこにしようか、性懲りもなく下山と同時に考えているのであった。正月らしくお酒を嗜みたいし、山も行きたい。全てに腰が良くなったから言えることなのだが、健康があっての趣味と、つくづく思うのであった。