女岩   1040m             
   

 2009.1.1(木)   


   晴れ   単独    八風平キャンプ場前から     行動時間:1H11M


@八風平キャンプ場前8:49→(12M)→ANHKのアンテナ9:01→(15M)→B女岩最高点9:16〜17→(5M)→C女岩北側突端9:22〜34→(18M)→D林道登山口9:52→(4M)→E車道に出る9:56→(4M)→F八風平キャンプ場前10:00



 
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@八風平キャンプ場前から入山。林道を伝う。 林道終点。右側の笹沿いを進んでゆく。 下草の無い歩き易い斜面。 途中で林道に乗る。
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林道が下りこむ所で、林道を離れる。 登山道に乗る。 A途中の共同アンテナ。 ANHKの設置?
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西上州らしい涸れた色合い。 ルンゼにはロープが流してある。 女岩直下の道標。 Bこの三又に分かれた木がある場所が、最高点のよう。
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B山頂としてそれらしいのはこの岩峰。 B高岩雄岳を見る。 B谷急山遠望。 B北側の岩稜。
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B浅間山遠望 B山急山と榛名山 C女岩の北側突端。形の良い松が生える。 C末端から北側。
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C南側 帰りに軽井沢インターを見下ろす。 ルンゼ上から。 D登山道から林道に降りた場所。
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E車道に出る。 E出た場所から高岩を見上げる。 F林道入口に路肩駐車。


 

 2009年元日。冬場の関東らしい快晴の日となった。昨晩の酒がまだ残る中、ボーッとしながら地図を眺める。既に「初日の出」を拝む時間は過ぎてしまったが、元日くらいは展望の良い場所を登っておきたい。つらつらと展望の良さそうな山をピックアップして、その中から西上州の高岩に目を付けた。既にここは、2001年の12月に登っているのだが、「女岩」として西側の岩峰が新たに山名事典に掲載され、再び訪れる楽しみが出来た場所となった。前回の記憶からして、間違いない大展望の場所でもある。

 

 上信越道に乗ると非常にレジャーカーが多い。いつもは大型トラックが幅を利かせているが、今日は流石にその姿は無い。軽井沢インターを降りると、そのすぐ前が高岩である。軽井沢に向かって車道を上って行くと、覆いかぶさるかのように右に大きく見えてくる。どこかに登山口となる林道があったはずだが、見落としてしまい八風山キャンプ場の前まで行ってしまった。キャンプ場の道を挟んだ向かい側にはダート林道が入っており、ここから入山してしまう事にした。

 

 入口こそカモフラージュされたような場所だが、中に入ると立派な道幅のある林道で上に伝って行ける。ただ車を入れるには路面状況が悪い。スタートして3分ほどで道は途絶え、広い雑木林となった。適当に東に向かって行くと、途中でまた別の林道に乗った。この林道はよく車が通るようで、それらが轍の様子から伺えた。おそらくこの林道が辿りたかった林道で、高岩の西側登山口はこの道の下の方あるはずである。少し伝ったが、登山口まで行くには高度を下げ過ぎるので、適当な所から道を離れて再び雑木林の中を進む。すると右下から上って来た登山道に乗った。ここで昔の記憶が甦った。8年経過しているが、付いている絶縁テープは当時のままあるような感じがした。

 

笹の繁茂する斜面をトラバースしてゆくと目の前に共同アンテナが見えてくる。近づいてよく見ると増幅器などがあるのだが、そのボックスには「NHK」と書かれていた。その他の機器にも同じように書かれており、このアンテナ施設はNHKが建てたもののようであった。涸れた山肌を上がって行くと、こちらのルートで一番の難所となるルンゼが現れる。補助ロープが2本流してあるが、とても登り易い場所で頼らず上がって行く。ここを過ぎれば女岩は目と鼻の先であった。右(南)側には軽井沢インターがナスカの地上絵のように見えている。風が冷たいと思って温度計を見るとマイナス5度であった。

 歩き易い尾根道を行くと、途中に「安中山の会」の八風山キャンプ場へ導く標識があり、そこから東に入って行くと女岩であった。最高所は手前の峰なのだが、ここは展望が良くない。休憩するならその次にある山頂の平らな岩峰がいい。さらに先に進む道形があり、足を進めるほどに周囲の展望が良くなってゆく。北側が切れ立っており、かなりの高度感がある。突端に行き着くと、その山頂部には格好の良い松が生え、なかなか居心地の良い場所となっていた。東には谷急山。西側には噴煙を上げた浅間山がある。北の山急山側を見るとさほど標高差は無いはずなのだが、向こうはかなり低い位置に見えていた。予想通りの展望に大満足であった。ただ展望の良い場所は風当たりも強い。岩尾根から落そうとしている風が吹いており、つま先に力を入れて踏ん張って立って居ねばならなかった。

 

帰りは登山道を外さずに伝い林道に降り立った。そして林道を伝って車道に出た場所は、緊急退避所のすぐ上であった。恥ずかしながら前回もここに降りてきたのに、この入口を忘れてしまっていた。

 2009年も滑り出し好調。今年も事故無く、楽しい山旅が出来ればと思う。

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