浅間岳   993.5m            
   

 2009.3.21(土)   


   晴れ     単独       山人地区より入山     行動時間:1H26M


@尾根末端林道入口9:59→(3M)→A北側の杉林10:02→(5M)→B尾根に乗る(ケルン)10:07→(22M)→C870高点10:29→(21M)→D浅間岳10:50〜11:01→(11M)→C870高点帰り11:12→(13M)→E尾根末端に降り立つ11:25


 
tozanguchikara.jpg  suirokara.jpg  kanibasami.jpg  ishidumi.jpg 
@尾根末端から浅間岳を望む。 A北の水路側から杉林の中を突き上げてゆく。 A杉林の中には「トラバサミ」が設置してあるので、要注意。 B尾根に乗ると、大きな不思議な石積みがあった。
mark.jpg  koutenkaraminami.jpg  temaeno.jpg  kitagawawo.jpg 
尾根上にはこのリボンが続く。 C870高点付近。 C870高点。南から北を見る。 D浅間岳山頂。杉林と赤松林がくっきりと分かれる。
minamigawakara.jpg  sankakuten.jpg  santouten.jpg  sancyoubusugi.jpg 
D山頂を南側から見る。 D三角点がひっそりとある。 D苔むした味わいのある三角点。 D山頂部の杉林。
ishidumikaeri.jpg  onemaxtutan.jpg  sekihi.jpg  cyuusya.jpg 
石積みの場所通過。 E尾根末端を見下ろす。 E末端にある石碑。上手な字で「神」以外は判読不能。 E駐車の様子。



 渋田見山と唐沢山にもっと時間がかかると思っていたが、意外や早く終えたので、近くにある浅間岳も目指す事とした。地形図からは北側の尾根末端からのアプローチが適当であり、そこを目指す。上原地区の隋道を潜り、山人地区に到着。ここから浅間岳を見上げると、なかなか良い角度でこちらを見下ろしている。少し車を進めて、東側直下まで行ってみたが、杉林の急斜面に見えて、今日の膝の状態では無理と、先ほどの尾根末端側へ戻った。尾根末端の道を挟んだ東側には地域の人が作る花壇があり、この前に2台ほど駐車可能であった。

 
 さて出発。尾根末端には地形図に書かれている破線ルートと、もう一つ民家に通じている道がある。山手側の道を進むと、尾根を巻き込んで北側に進み、今度は西側に方向を変えた。残念ながらこの道は尾根に取り付く道ではなかった。そのまま道に伝って行くと、目の前に水路が現れ、そちらに道は進んでいた。しかしここでよく見ると、薄っすらと山側にトラバースして行く踏み跡があり伝ってみると杉林の広い場所の中に入った。そこにはトラバサミの罠が仕掛けてあり、要注意箇所であった。注意書きは県の許可証があるのみで、もう少し手前から注意書きが欲しかった。まあこんな場所に入る人は地元の人しか居ないだろう。地面に注意しながら斜面を登って行き、尾根に上がる。するとここに不思議な石積みがあった。ケルンと言えよう石積みなのだが、この場所にしては非常に大きい。お墓のようにも見えるし、なんとも不思議なオブジェに見えた。尾根全体でもここしかなかったので、なんだったのだろうか。

 
 尾根を西進して行く。薄い踏み跡が続き、適時赤いリボンが下がっている。南側から暑い日ざし、北側からはそよそよとした風を受け、目の前の尾根は新緑。非常に気持ちの良い尾根であった。少し急峻もあるが、さして負担になるほどは続かない。
中間地点となる870m高点を過ぎると、もう山頂も近い。910m付近で少し南に進路が屈曲する辺りのみ、帰りに注意する場所となる。注意と言っても殆ど間違える事はないだろう。ただ踏み跡は終始薄いのであった。

 
 浅間岳山頂。展望は無い樹林の山頂で、西側に赤松、東側に杉林、杉林の下はクヌギ林と、面白いほどに棲み分けがされていた。その赤松側は例によってビニール紐が流されており、マツタケ山となっていた。少し休憩してから三角点を探す。すると杉林と赤松林との境にそれはあった。石は周辺に同化しており判り辛いのだが、地理院の補助標柱が白く目立っており、それにより見つけ出すことが出来た。こんな場所でも三角点がある事で、登頂の嬉しさが増す。ビニール紐を追って行くと、南東側の尾根へ下って行っていた。余里の公民館辺りからの登路もあるのかも知れない。

 下山は往路と同じくする。膝の調子をみながら少しスピードを上げてみた。けっこう踏ん張れるようになってきたが、気を許すとまた「ギクッ」と痛む。ほどほどにして騙し騙し下って行く。ケルンの場所からはそのまま尾根末端を狙ってゆく。途中植生の濃い場所があり、少しだけかき分けるような場所もあったが、無事末端に到着。そこにはちょっと読み辛い石碑があるのだが、文字は赤と緑で塗られている。取り付く場合は、ここを目印に石碑の裏へ上がって行くように進めば良い。

 
 この浅間岳は予定に入れていなかったが、2座+おまけ1座として今日は3座踏めて上機嫌。一番は、自然の中で膝と腰の自然治癒が出来た事が何よりであった。少し良くなると、雪を踏みたい欲求が沸いてくる。馬鹿は死ななきゃ・・・と我ながら思うのであった。

chizu1.jpg

chizu2.jpg

 

                       戻る