雨竜山  1224.6m      

 2009.9.27(日)   


   晴れ     単独       林道比志海岸寺線途中より          行動時間49M


@「山火事防止」看板入山口9:42→(7M)→A北東尾根に乗る9:49→(11M)→B雨竜山10:00〜12→(9M)→C下山10:21


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@入山口には1台分の余地と、目印になる「山火事防止」の看板がある。 A北西尾根に乗った場所にある杭。 雨竜山の東峰には黒いフィーダー線のような紐が結ばれている。 B雨竜山山頂。
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B比志ノ頭とは色抜きが逆にされた標識が立つ。 B三等点。 B東峰側の様子。 北尾根にある道形。
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道形を振り返る(山頂側を見ている)。  山道に出る(合流)。  C駐車の様子。   



 さあ次は雨竜山。この山名も今ほどの比志ノ塒にも負けないような山名でありそそられる。農耕の神が祀られていたと推測できるが、祠などがあるだろうか。林道比志海岸寺線を西に戻ってゆく。取付き点は朝方の通過時に確認しているので、その場所はすぐに判った。朝有った軽四は既に無く、1台分の余地に突っ込む。そして準備をしていると、1台の乗用車が通過し、窓が開いて声を掛けられる。「マツタケ沢山採れましたか」と聞かれる。「そっちじゃないです」、と言うと恥ずかしそうに通過して行った。アカマツも多く、止め山も多いだろうから、この時期は誤解に注意せねばならないかも。


 山道に足を踏み入れてゆく。入口には白と緑を基調にした「山火事防止」の看板があり、良い目印となる。伝ってゆくと、山腹を東側にトラバースして行く山道で、何処に連れて行かれるのか不安であった。途中雨竜山から北に派生する尾根末端があり、それを見ながら東に通過して行く。ただしここは尾根には踏み跡らしきものがあり、少し誘われるが、往路はそのまま山道を伝ってみた。とてもしっかりとした道で、獣道でも杣道でも無く、昔の峠道のような感じであった。


 半信半疑で追って行くと、小さな尾根を1度越え、2度目に目の前に標柱の刺さる尾根に出る。ここから先は道は下って行ってしまっており、この道は雨竜山への道と言うよりは、山腹を巻く、やはり山道のようであった。この尾根を乗越す場所は、雨竜山から北東に派生した尾根で、これを駆け上がる。下草は無いが少しだけ植生が密で、それらを左右に避けながら行く。


 最初に登りあげたのが雨竜山としての東側のピーク。ここには黒いフィーダー線のようなものが結ばれていた。ここから一旦下るようにして、再び登り上げると三角点のある山頂で、またまた目の前に大きな標識が現れた。先ほどの比志ノ塒にあったのと同じだが、今度は色を反転して配色している。こうなるとKUMOカラーとは言えなくなるのだが、作者の美的センスに感激する。普通なら同じ配色で作るものだが、手の込んだ作風に作者の意気込みも感じられる。さらにこの標識は、山名以外はまったくの無記名。かの「達筆標識」に負けず劣らずの公的な標識になり得ていた。大きな三等点は、5個の石で囲まれていた。山頂からは展望は皆無。麓の民家からの犬の鳴き声が良く聞こえていた。

下山時に確認を怠ったのだが、西側の三角点峰と東側のピークの標高差を確認しなかった。東峰に着いてからそれに気がついた。何となく東側の方が高いような気がしたが・・・。さてここから尾根を行くのだが、北に向かう尾根には、しっかりと掘れた跡が、まるで滑り台のように真っ直ぐと下に降りていた。そこに落ち葉が堆積しており、フカフカの上を足を下ろして行く。間違いなく道形のようであり、雨竜山の登路のようであった。下で山道に出合った場所は、往路に見ていた尾根末端であった。登るにはちょっと急峻であるが、道として視覚に判りやすいので、往路もこれに伝うのが良いかと思う。山道乗ったら、ほんの僅かで駐車スペースに到着。再び前をセダンが通り過ぎてゆく。意外に車通りのある林道なのであった。キノコシーズンと言う季節柄か・・・。


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