城山  248.8m            


 2011.10.2(日)   


  雨    単独       宮崎城址園地駐車場より          行動時間32M


@駐車場12:35→(10M)→A城山12:45〜46→(11M)→B駐車場12:57


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@駐車場から舗装路を伝う。 園地入口。10頭ほどのサルの群れが園内で遊んでいた。 正面の高みが山頂部。 A城山山頂
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A二等点 A本丸跡地 Aすこぶる展望がいい 園内の東屋では、山岳会と思しきパーティーが昼食を食べていた。
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途中のアンテナ群 B駐車場に戻る。桜の時期は良さそうな場所。



 烏帽子山を降り、次は城山に向かう。最禅の集落まで降りたら、鋭角に戻るように坂を登って行く。駐車場僅か手前に分岐点があるが、各方面の道は通行止めになっていた。駐車場に入ると、烏帽子山で支度している時にすれ違った3台の車がそこにあった。こんな雨の日に、こんな場所に・・・。間違いなく山屋であると確信できた。

 小雨の中、傘をさしつつサンダル履きで歩いて行く。まず最初にアンテナ群のある高みがあり、これが山頂かと思った。地形図を見ると、この山塊としてはここが最高所の様子。ただし地形図での城山はここではない。そのまま足を進めると、緑の柵があり、その先に園地が広がっていた。柵の脇には解説文があり、戦時中は電波技術研究所があったと書かれていた。戦国時代、そして戦時中、ここは戦いにおいての重要拠点のよう。

 園内からギーギーとブランコの揺れる音がする。先ほどの駐車場に置かれた車の数からするとおかしい。すれ違った時に見た、やや高齢なパーティーの中には子供は居なかった。耳から入ってくる情報と、記憶と予測が全く合致しなかった。その音の方へ寄って行くと、そこに居たのはなんとサルだった。10頭くらいが居り、まるで子供のようにブランコを揺さぶって楽しんでいた。人間も猿も、楽しめる動きってのは一緒なのかと思ってしまった。そして、どうだと言わんばかりに、こちらを意識しつつ遊んでいる様子を見せつける。遊具が使われず遊んでいるなら、サルが使うのもいいだろう。にこやかに横目で通過。すると目の前にこんもりとした城壁で囲まれた高みが見えてきた。東側から回り込むようにして登って行き、最高所に立つ。

 城山山頂は、宮崎城本丸跡地として標識が立っていた。色白の二等点も鎮座していた。思わずここでテントを張りたいほどの平坦な居心地の良さ。それには眼下の日本海の展望が大きく影響していた。思わず深呼吸。小雨ではあるが気分がいい。見える展望を目に焼きつける。デジカメの記録も大事だが、記憶に残すには目に・・・。

 下山は西側に下る。するとその先にある東屋で、先ほどのパーティーが昼食を食べていた。やや肌寒い日であり、強固な造りの東屋の中が、暗く見えてしまっていた。本来なら秋の日差しの中で団欒したかっただろう。近づいて声をかけようかと思ったが、気を使って憚った。

 帰りは左にサルを見ながら通過。相変わらずこちらをチラチラ見ながら遊んでいる。これが共存か・・・。意識しあい良い間合いを保つ。人間同士も同じ事。駐車場に戻り帰路につく。


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