篠山  1065m            


 2011.9.24(土)   


   晴れ                      行動時間:不明


 宇和島市内、国道56号線は高田橋の所から、篠山の方へ入って行く。道はよく整備され快適な道。進む方向にデンとした山塊。篠山だろうか・・・。そして御内の集落を過ぎると民家も見えなくなり、少しスピードを上げながら山道を行く。すると右側に「篠山」の文字が見えた。これが愛媛側の入山口だろう。今日は高知側の登山口を思っていたので、そのまま車を進める。

 車は高知に入るのだが、愛媛側と一転して状態が悪くなる。かなり狭い道を進む事になり、すれ違いも出来ないほどの幅がしばらく続く。槇川に沿った辺りでトラックとすれ違ったのだが、たまたま交差場所が設けてあって、運のいいすれ違いと思えた。そしてしばらく進むと、左側に笹平のキャンプ所が見えてきた。その横に停まり中を見ると、暗い中に女性が居られた。車を降りて情報を得に行くと、「伊予側より道は悪いけど、その先から上に行けるよ」と言う。一人淋しくこのキャンプ場を守るのにも頭が下がる。「ありがとうございました」と背を向ける。

 キャンプ場のすぐ先に、林道の入口はあった。しかし赤いコーンで封鎖された状態。通行止めか・・・と思ったが、手で退かせる状況であり、入らせていただく。最初の方はなんともないと思っていたが、次第に状況が見えてきた。これは大雨の影響だ。鋭利な角張った石が路面にゴロゴロしている。一般乗用車では、タイヤを切ってしまいそうな感じ。さらに先で大きな押し出しがあり、本当に車幅しかない中を、谷側を気にしつつ、数センチのコントロールをしながら通過・・・。通過したはいいがこの先・・・。案の定この先も鋭利な岩がゴロゴロしていた。入らない方が良かったか・・・。カーナビを見ながら到達地点までもうすぐと思い進ませていた。

 残り1キロほどだったか、小橋の先で大きな押出し。ここはタイヤを片方押出しに乗り上げないと通過できない場所。しかしその押出しは鋭利な岩の集合体。下手をするとタイヤを切ってしまいそうに見えた。ここまでに数度あった通過試練は、「諦めよ」と言っている様に感じた。車を停めて歩き出せば、1.時間ほどで山頂まで行けると思ったが、撤退を決める。サッと登ってこようと思っていたので、往復2時間の猶予はなかったのだった。400mほどバックのまま下り、狭いながらも道幅のある場所で、切り返しを6回ほどして回転させる。下りも慎重に行く。押出しの場所は、本当にタイヤの側面と道のエッジがツライチになっていた。危ない危ない。

 下まで降り、コーンを元通りにして高知側に進む。

 我が篠山の最初はこんな状況。少し気にする山となってしまった。また行こう。

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