紫子萩山    1112.7m            


 2011.12.03(土)   


  雨     単独       高山村黒部地区からの林道終点より          行動時間35M


@林道終点巡視路入口10:03→(21M)→A紫子萩山10:24〜25→(13M)→B下山10:38


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高山村の山間部のほとんどでフェンスが張り巡らされている様子。ゲートを開けて入って行く。「通行止め」ではない。 @林道終点地から巡視路を行く。 綺麗に刈り払われた巡視路。 鉄塔下を通過
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巡視路は尾根道から山腹の道へ変わる場所。ここを尾根通しで進む。 少しだけ笹が出る。 直下は少し急峻。 A紫子萩山山頂。標識類は皆無。
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A祠と木組み A痛々しい三等点。 A登ってきた側 巡視路に戻る。
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B林道終点地。広さはあるが、かなり泥濘地形であり、嵌らないように注意が必要。      



   
 明覚山を登り終え3座目。明覚山から一番近い紫子萩山を目指す。凄いインパクトのあるネーミングにかなりそそられる。謂れでも判れば嬉しいが、後から学ぼう。ここも予習がない山であり、スマートフォンで地形図を呼び出して作戦を練る。北と西に二本の林道が見え、どちらかがアプローチに適する訳だが、その先の尾根地形を見ると、間違いなく北側にある林道に利がある。高山村の黒部地区から入る事にした。するとこちらも、先ほどの明覚山への林道と同じように獣避けのゲートが出来ていた。この開閉作業が面倒くさい。そしてこのゲートを含め、周囲にあるフェンスはものすごい立派なフェンス。村を守るにも莫大なお金が必要なのだと思えた。それはさておき、林道を詰めて行く。当然のダート林道。なにかトラクションがおかしいし、ハンドルを取られる。路面の土が、そのほとんどで柔らかい地形なのであった。

 林道終点は7台ほど停められそうだが、山手からの水が出ていて泥濘地形となっていた。より固い場所を探して車を停める。そして巡視路に足を踏み入れてゆく。綺麗に刈られた道が先に続く。獣の糞も多く、なにか「出てきそうな」雰囲気がありワクワクしながら進むが、獣も雨の日はじっとしているのか・・・。

 入口から10分ほどで送電線鉄塔に達する。その下を潜るように進むと、3分ほどで巡視路は尾根を逸れて右側山腹に進んでいる。ここからそのまま尾根を進む。踏み痕はしっかりしており、僅かに笹を漕ぐ程度。そして直下からはやや急峻の斜面。つま先をハの字にするくらいの角度と言ったら判りやすいか、笹を分けながら突き上げてゆく。

 紫子萩山の山頂では、最初に人工的な丸太の木組みが目に入った。鳥居を形どっているのかと思ったが、真相は判らない。そこに小さなキーホルダーが下げられていた。雨に濡れ淋しそうにぶら下がる。それよりかわいそうなのが、鎮座する三等点。痛々しく角が割られていた。こんな物を集めてなんになるのだろうか。取る(撮る)のは写真だけでいいだろう。折角の登頂が、これらを見ると気分が半減するのだった。南側には、国土地理院の白い標柱が赤い絶縁テープで縛られていた。祠に首を下げて登頂を感謝。下山に入る。

 これは私に限ってなのだろうが、雨具のズボンの裾のゴムが、最初の下降斜面で何度も引っ掛かった。枝や根が微妙に悪さするような場所であったよう。スパッツなどの紐を引っ掛けないよう注意かも。そして巡視路に飛び出したら一級の道。温かい車内に入りたく。かなり広いストライドで歩いて行く。終点地近くの木橋は雨に塗れ滑るものとなっていた。

 林道終点到着。今日は長靴でよかった。ここでは田んぼのような中を歩かねばならなかった。いつもなのか、この日が雨だからこうなのか。でも林道も柔らかい地形、この山全体がこのようなのだろう。

 まだ周辺には未踏座が多く残るが、ここまでの3座で今日は打ち止め。このあとに山仲間との忘年会が控えており、そのために余力を残しておかないとならないのだった。

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