高瀬山  84m            


 2011.8.28(日)   



 晴れ     単独       小木中学校側より         行動時間: 12M  
  



 @林道入口5:24→(5M)→A高瀬山5:29〜32→(4M)→B下山5:36


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@小木中学校の北側の林道から入山。 貯水施設だろうか。 B山頂部の峠付近。最高所はこの右手側。 B藪を分け山頂に。幼木が多い。
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林道を西に進むと、この看板がある。  「ソビエット」。口語がいい感じに表記されている。道から逸れた場所にあり、注意していないと見過ごしてしまう。  碑の前からの展望。この山唯一の展望場。  B戻る。道を歩いている方に解説をしていただいた。 


 
 能登には低山が多く、簡単に登れる場所も多い。ここもその一つ。地形図を見ると西側より実線が山頂まで続いている。したがって、入山は西からと思っていた。しかし、九十九湾側から真脇方面に主要道を行くと、高瀬山の東側に道が入っているのが見えた。迷っていると、朝の散歩をされている男性がちょうど通過し、尋ねると、地図に見える実線と繋がっているとのことであった。礼を言って、すぐに入山。

 使われない道かと思ったが、狭いもののそう荒れておらず、利用者はある様子。あと、地形図からは北側へ進んだ道が西へ曲がっているが、この西へ向かう道は確認できなかった。登って行くと、道の左右に水かん施設のようなものが見えた。この地域においての高台であり、何となく納得。そしてその先で、南側にお墓のようなものが見えた。なぜにこんな場所に・・・と思って通過。道は峠のようになり、最高所から下りとなる。その北側が最高点。

 道を逸れてゴソゴソと分け入り、とりあえずの自己満足。標識も何も無いので、周囲で一番高い場所を踏んで高瀬山とした。

 戻りながら南を気にしていると、そこにも掘れた跡があり、道があるようにも見えていた。下まで降りると、またまた地元の人が居り、見慣れぬ私を不思議そうに見ている。怪しんでいるのはすぐに判り、高瀬山に登って来た事を告げると、ソビエト戦士の碑の話をしてくださった。碑とは途中にあったお墓のようなあの場所で、日露戦争の時のロシア側戦死者を弔って建てた物であった。話を聞いて、再度登りなおし。しっかりと拝観して、そこからの展望を楽しむ。敵であれど尊ぶ心、能登の優しさを感じたりもした。

 登り終え、急いで宿に戻る。そしてのんびり朝風呂。登山と言えるほど時間をかけてはいないが、地形図に書かれていることにより、僅かな標高の場所が満足を与えてくれる場所となる。1座は1座。


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