米山 993m
2011.8.21(日)
小雨 同行者あり 大平最短コースより 行動時間58M
@林道終点7:44→(13M)→A尾根に合流7:57→(9M)→B米山8:08〜21→(21M)→C林道終点8:42
@米山林道終点から | 途中から山頂の小屋を望む。 | 急登階段にはロープも流してある。 | A大平コースと合流. |
B山頂到着 | Bトイレ舎も綺麗 | B原三角測点 | B一等点 |
B西側の日本海。上越側。 | B東側。守門岳方面。 | B薬師堂を参拝。 | B立派な綺麗な山小屋。 |
B仲間と集うには最適。 | B山頂から見る我が車。 | C林道終点に戻る。 |
雲取山から始まり、連続して原三角測点を観てしまおうと思い、この米山が最後の山となった。天気予報は秋雨前線がドッカリと乗り最悪。関東は前夜から降り止む事無く朝を迎えた。2時頃から出ようか出るまいか悩んでいるうちに時間は経過し5時を回ってしまった。「思ったのなら、やっぱり行こう」そう決めて雨の中、上信越道に乗った。すると、日本海に近づくと、雨は一転して曇り模様。やっぱり常々の「現地で判断」は正しい事となる。
米山インターを降りて、降られる前のピストンをと、最短コースの大平コースに向かって行く。有名座であり、道標はしっかりしていて迷う事は無い。米山に向けて突き上げてゆく林道を、勢いよく登って行く。そしてその途中に大平コースの登山口がある。ここから入山しても、そう時間は掛からないのだが、スマートフォンに表示される衛星画像の雲を見てしまうと、やはり手っ取り早くに見てこようと思えた。
米山林道をズンズンと詰めて行く。途中、先だっての豪雨のせいか、大量の押し出しがあった様子。道に茶色く跡が付き、土砂を積み上げた場所も見られた。終点地少し前では、大量の計器を載せたバンが2台置かれ、そのすぐ下に、特異なアンテナが立っていた。何かを測定していたのには違いないが、中からこちらを見る目は、「近寄るな」と言っていた。
林道終点から歩き出す。よく管理された道で、しっかり刈り払われている。すぐに急登となり尾根に向けて突き上げてゆく。乗り上げた尾根が、下からの大平コース。すると、大汗をかきながら、ラジオを鳴らした女性が降りてきた。下に車は無かったので、縦走か・・・軽く挨拶を交わし背を向ける。歩き易い一級の道を僅かに進むと、米山山頂に到着。
越後富士と言われるここ。山頂整備はすばらしく、山小屋もトイレも、その場に同化しているほどにマッチしていた。薬師堂の入口は堅く、やっとこじ開ける感じで中を拝観。最初は開かないのかと思ったが、開くのだった。天気が悪いが周囲展望があり、眼下に日本海も見えている。かなりいい景色。そしてそして、お目当ての原三角測点を薬師堂前で発見。雲取山や白髪岩のような解説表示は無く、ただその基石がポツンと置かれているだけであった。その横にも補点の様な石があるが、よく判らない物であった。あまり重要視されない置かれ方であり、それを観に訪れた者にしては、素っ気無い印象を持ってしまった。その一方で、一等点も鎮座している。こちらは打って変わって、さすが一等点と言った保護のされ方だった。
小屋の中に入るとテーブルもあり、一般住宅の居間に居るような雰囲気であった。仲間とワイワイと集うにはいいところ。トイレも備わり、水だけ上げれば如何様にも楽しめ、夜には夜景もいいのではないかと思えた。終始ポツポツと当たるのだが、これ幸いに雨具を着るほどではない。展望も見られ、原三角測点の目的も果たし大満足。下山となる。
鳴いていいのか拙いのか、迷っているようなセミの声を聞きながら降りて行く。そんな天気だった。水場を過ぎて、その先の下降点から右へ。急登階段に注意して足を下ろして行き、ほんのりと体が温まったくらいに林道終点に到着した。
林道を大平コース登山口まで降りて行くと、長岡ナンバーの車が2台置かれていた。下から這い上がっているのだろう。最短の大チョンボコースを伝った私は、小さくなってその前を通過するのだった。