聖山  1447.1m 
           

 2012.4.14(土)   


  雨(雪)    単独     北麓別荘地より          行動時間:57M


@北麓ゲレンデ最下部11:41→(43M)→A聖山12:24〜27→(10M)→B下山12:38


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@林道聖山頂線の融雪最終地点から、林道を伝う。 辛いツボ足の我慢の歩行。 西麓と北麓ゲレンデの下降点分岐付近。 山頂直下
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A展望案内図が各方面に見える。 A山頂標識 A一等点を掘り出す。 山頂からは北のゲレンデを降りて行く。
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勾配のある場所はシリセードーで。 B到着  



 

 三峯山の次は、一等点がある事で有名な聖山を目指す。はたしてその点が拝めるかどうか。雪の下という事も覚悟して、「残念」ってことも心に準備しておく。無積雪期ならピクニックの山。さて今は・・・。

 

 ごんげん池を左に見て、旧スキー場に行くようにその先の分岐を南に折れる。そしてそのスキー場への道を右に見つつ、別荘地の方へ登って行く。進んで行くと「林道聖山頂線」の看板が見えて、右へ行く道は完全に雪に覆われていた。鋭角に左折すると、そこから150mほどでこちらも先に進め無くなった。山の斜面を見ると、旧ゲレンデ地内のよう。さてどのようにアプローチしようか・・・。依然雨、もう少し車で高度を稼げるかと思ったが、ここからだと1時間ほどのアルバイトを強いられる。これが残雪期の聖山、これでヨシ。

 

 往路は林道を伝って行くことにした。何せ足許はツボ足。本当にカンジキを持ってこなかった事を悔いた。膝上ほどに潜り、進度が非常に遅く、短時間で大汗をかくほどの状況であった。堅い雪を探すも、林道の上は柔らかい場所ばかり、「簡単に登頂」と思っていた気持ちを切り替える。適当に道形を伝ったり、直登したりして進んで行く。いつくかのトレースも見られ、スキートレールに混ざってスノシューの跡が残っていた。雨は雪に変わり、少し視界を邪魔するほど。気温は5度。体が寒くないのは、今日はウールのジャケットを着ている。化繊もいいが、昔からの純毛製品はやはり堅いアイテム。

 

 1410mの所が、ゲレンデが東側と西側に分岐する場所。ここを東に下れば車の場所に行き着くと思えた。樹林を進み、アンテナ施設を右に見つつ高みを目指すと、その先のこんもりとした場所が最高点。周囲にはアンテナ施設が林立している。地形図には4基分のマークがされているが、現地にその実物があるのであった。

 

 聖山山頂。各方面に展望図が設置され、晴れていれば同定が出来る場所。さてお目当ての三角点を探す。山頂標識があるので、その周囲を掘ってみると、20センチほど下から現れた。見事な薄いピンク色を帯びた春らしい一等点。少し埋没量が多いが、見られただけで満足。この山頂からは、東の尾根に誘われるが、往路を戻って1410m付近から東に降りて行く。

 雪が緩く、こちらも膝上まで潜る。それでも傾斜があるために、途中からシリセードーに切り替えた。200mほどは滑れたか、緩やかな傾斜はそうスピードが出ず安心。寒いので手を雨具のポケットに突っ込みながら滑っていた。下の方へ行くと、腐った雪となり滑らなくなる。深いツボ足を進めて行くと、前の方に車が見えてきた。ここを往路に登っても良かったが、今日のコースは妥当なコース取りであったろう。

 

 雨具を放り込み、次のたらら山へズレて行く。

 

 このスキー場跡は、山スキーの「こそ連」をするにはもってこいの様子。スキーなら30分ほどで山頂に着いたであろう。


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