池ノ頭   1403.8m 
           

 2012.11.4(日)   


  晴れ       単独      1048高点より始まる南側の林道を使う       行動時間:47M


@現林道終点7:38→(28M)→A池ノ頭8:06〜08→(17M)→B戻る8:25


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@林道を詰めて行くと、この場所に行き着き、これ以上の高度は車では進入無理となる。ポールにはポンプ施設らしい記述がある。 小沢を東に跨ぐ。 斜面に取り付く。 途中で道形に乗る。これがどうも地形図に見える道形のよう。現在は車の通行は無理。
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小尾根を伝って高度を上げる。 山頂が近くなるとシラカンバの植生が増える。 山頂部の南側。帰りの為に振り向いておこう。南と南西とに尾根が判れる場所※。 A池ノ頭。かなり居心地がいい。
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A四等点あり。 A山頂から伝って来た南側。 A美ヶ原側。 往路の※の場所。62標柱から南西に方向を変える。
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途中には完璧な炭焼き釜があった。 復路は谷部を下る。 林道を跨ぐ。 小沢を跨ぐ。
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B車を停めたすぐ上、樹林帯の中にも池があった。付近には池が多い。だから「池ノ頭」か。    



 この日のメインの予定である、美ヶ原美術館からのスタートが9時。私にとってはかなり遅いスタート時間。となれば朝飯前の1座を・・・と狙う。美ヶ原の山塊では、もう1座しか未踏座は残っていなかった。そこが池ノ頭。物見石山の東側を歩いた時に体験した笹藪を思うと、時間がかかる山と思っていた。なので簡単には踏めないだろうと思い、時間優先で、もし届かねば出直しとの思いで出向いていた。

 

 笠取峠を越えて大門街道を左に見送り中山道を南下して行く。そして和田宿の役場前交差点から美ヶ原の方へ右折。この交差点から3.8キロほどで目的の林道入口がある。行きすぎると別荘地が現れるのでその西側にある。ただし気にしていないと見過ごしてしまうような狭さ。気にしていたので、「これだ」と判った。入って行くと大きくうねるような起伏がある。普通車だとちょっと・・・。ゴミ置き場のような感じの場所を過ぎ、そのまま奥に進んで行く。カーナビにはこの道はでないので、軌跡の点のみが地図上を追いかけて来る。

 

 行き着いた先は、水源施設のような場所。施設が有るわけでは無く、地中にそれが埋め込んであるような場所。そこにあるポールには「ポンプ云々」と書かれていた。ここから左折するように道もあるのだが。目的の場所に向かうのは違うので、ここで車を置くことにした。

 

  先に続く林道の道形を伝って行く。到底車では無理の場所。右(東)には小沢の流れがあり、涼やかな水音がしている。しばらく流れに沿って登っていたが、地形図からは北東方面が山頂。流れを跨いで斜面に取り付く。急峻地形を這い上がって行くのだが、途中で明瞭な巾3mほどの道形に乗る。それは尾根を巻き込むように東に進んでいた。少し伝い小尾根を乗越す場所で、その尾根を伝う。ここも急峻地形。大きく九十九を切りながら適当に這い上がって行く。

 

 林業作業者の物だろうか、空き缶等も見られ人の気配のする場所でもあった。その昔は、ここで炭焼きがされていたよう。その窯の跡もちらほらとある。帰りの為に何度も振り向きながら地形を確認する。下草が無い場所においては、それによる視覚的な広さが下山時に迷いに繋がるから・・・。今日はよく冷えている。この季節相応ともいえるが、マイナス気温。

 

 1350mを過ぎるとなだらかな斜面となり、そこにシラカバの白い幹が林立しだす。驚くほど気持ちのいい場所。こんな場所だったのか・・・。北側にある渋田見山の山頂部に似た気持ちよさ。この辺りの山の特徴かもしれない。向かう先の登り上げた場所が山頂かと思ったら、そこで僅かに屈曲して北に向かい、その先に四等点が埋まっていた。

 

 池ノ頭到着。木々の間から美ヶ原の山々が見える。小沢の頭あたりがデンと見えているのだろう。陽射しもあり、のんびりと居座りたいような場所。何処から見られているのか、鹿が周囲で鳴いている。間違いなく私を察知しているようだ。それにしても短時間で到達した。少し急いだのもあったが、もう少し藪だと思っていた。さて下山。

 

 先ほど屈曲した場所には、62とフラれた境界標柱が埋められている。そこを目印に南西に向かう。尾根通しで降りるのだが、その東側の大きななだらかな谷が気持ち良さそうで、そこに入って行く。降雪でもあればスキーで滑れば気持ちがいいであろう。しかし方向として東側寄りに行きだしたので、この後の予定のこともありギャンブルは出来ず、さっと往路の尾根に戻って行く。

 

 道形を跨ぎ、小沢を跨ぎ、廃林道に乗って降りて行く。右(西)側の杉の植林帯の中に池がある。すぐ脇にはしいたけのほだ木が積まれている。たまたま出来た水溜りのようにも見えるが、その広さからそれは無理、いつもここに湛えているのだろう。

 車に到着し8時半、急いで美術館へと登って行く。



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