石仏山 1484m
2012.11.10(土)
くもり 単独 石仏林道より 行動時間:43M
@石仏林道途中の廃林道入口6:32→(3M)→A小沢を跨ぐ6:35→(22M)→B石仏山6:57〜7:03→(9M)→C小沢を跨ぐ(帰り)7:12→(3M)→D廃林道入口7:15
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| 登頂後、林道から見上げる石仏山。赤く燃ゆる斜面だが、実際はカラマツの黄色を主体の紅葉。 | @石仏林道途中、小長谷と林道が交差した西側の谷に、廃林道が分岐している。 | @今でも伝えそう。伝っている形跡は乏しい。 | A廃林道が右(東)にカーブする場所で、西に小沢を跨ぎ取り付く。 |
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| 斜面の様子。最初は笹が無いが、足場がゆるい。 | 途中からしっかりとササが出る。掴みながら登るような急斜面。 | この倒木が出ると、ササから開放される。西寄りに進むとササの切れた場所があり、山頂まで容易。 | B石仏山。東から西を見ている。 |
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| D中津川 三輪さんの標識。 | D南側の様子。 | D北側の様子。こちらも尾根上に笹がない。アプローチは北側からの方が楽だったかも。 | 登りに苦労した斜面。下りもササを掴みながら・・・。 |
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| E小沢まで降りる。 | F廃林道の入口には2台ほど停められる余地がある。 |
前週に下諏訪の片倉館に入った時、普通に工女さんを思った。工女さんと言えば、瞬時に野麦峠を連想する。「あぁ野麦峠」。日本を支えた繊維産業。その繊維産業を支えていた各地方の女性。交通の便が悪い中、遠くまで働きに出て・・・。
野麦峠と言えば、私の中でその西にある石仏山がリンクされる。気になっていた場所で、温泉に浸かりながら来週は行ってみようかと思っていた。白山における美濃地域のように、乗鞍においてもこの旧高根村エリアは信仰心の強いエリア。そのための石仏がルート上に残っていたりする。この地域において、乗鞍は神の座であり、崇める気持ちが強いと言う事は、それほどにここでの生活が苦しかった事にも繋がる。
1:15家を出る。今日は快調も快調、2時間かからずに松本に入った(下道)。外気温は5度。この季節らしい数値とも言えるか。R158を梓湖の所で離れて、野麦峠に向かって行く。寄合渡付近でマイナス気温になった。峠越えの降雪とか凍結は大丈夫か・・・。今週を外すと来週から冬季の通行止め期間に入る。最短路でアプローチできる日ももう僅か。時折ある山からの流れが、やはり凍っていた。まだ夏タイヤであり、慎重にアクセルを踏んでいた。
野麦峠到着。誰もいない駐車場。そのど真ん中に停めて星空を眺める。なんと綺麗な事か。日頃は見えないような星までが姿を現していた。現地入りして仮眠をと思ったが、この先は凍った路面の下りって事も予想でき、ここで夜明けを待つことにした。1時間半ほど仮眠をする。星空を眺めながら眠りに入るのは、至極贅沢。
6時、峠から旧高根村側へ下って行く。5箇所ほど凍った流れがあったが、注意していたので滑る事はなかった。この野麦街道を伝って行くのだが、寺坂峠を越えて、その先で阿多野川を跨ぐのだが、石仏林道に入ろうとして間違えてオートキャンプ場側の林道に入ってしまった。正解は、この林道入口から僅かに南に進んだ先に入り口がある。道路がヘヤピンになっているのと、近接して二つの林道入口があるので、現地では注意。
舗装林道の最初は、民家が数戸あり、そこを過ぎると山道になる。良く踏まれた道で、現在は「野麦街道糸引きの道」との名前が付けられ、トレイルコースになっているようであった。しばらく進むと峠となり、その先から下りこむ。小長谷辺りから斜面を気にし出し、適当な取り付き場所を品定め。すると、進路右側に廃林道が在る場所があった。ここは小長谷を跨いで100mほど進んだ場所であった。路肩に駐車余地もあり適当。もしやこの廃林道が山頂まで・・・などと甘い期待も寄せる。
長靴を履き、サッとスタートする。少し林道を伝うと、すぐに東側に進みだす。どうも石仏山側には進んでいない様子。この場所から左(西)にある小沢を跨いで斜面に取り付く。この斜面は下草が無いが、柔らかい斜面で足をとられる場所。滑らぬように踏ん張りながら上がるので、最初から疲れる場所となっていた。取り付いて5分ほど登ると、濃いササがお出ましになった。さらには急斜面。滑らぬようササを掴みながら登って行く。見上げる斜面はけっこう急。少しルート取りが安易過ぎたか。それでも我慢して登ると山頂は近くなってゆく。
大きな倒木が現れるとササの海から開放される。と言ってもササの植生はまだ続くのだが、西寄りに進むとササの切れた地表が続く。山頂部が近くなると周囲に刃物跡が多くなる。確かにグーグルアースで覗いた時には、西側には植林帯があるように見えた。山頂まで林業作業の手が入っていてもおかしくはない。雑木が間引きされた中を進んで行く。
石仏山到着。中津川の三輪さんの標識が唯一。樹木の生い茂る山頂で展望はないが、なんとかその樹木の間から周囲の景色が見える。山頂の広さが居心地の良さとなるのだが、北側を見てハッと思った。ササがない・・・。となれば、林道を使って北側からのアプローチの方が楽だったか。来てみないと判らない事。パイオニア的登行の場合はしょうがないとも言える。
下山は往路を戻ったつもりだが、やや西側に吸い込まれていた。急峻地形なのでどこでも歩けるとは行かない場所もある。慎重にコースを戻し、ササを掴みつつ高度を下げて行く。小沢へ降りる最後は場所を選ばないとかなり緩い斜面。怪我こそしないがドロドロになるのは・・・。小沢を渡り廃林道に乗れば、もうおりたも同然。先の方に我が車が見えてきた。
石仏の多い山なのかと思ったが、その姿からの名前のようであった。下山後に朝日に輝くこの山を仰ぎ見る。その時そこに石仏が在る様に見えていた。
路面が凍りだした。翌日スノータイヤに入れ替えた。

