岩倉観音山 296m
2012.5.3(木)
曇り 同行者あり 上麦口バス停から 行動時間:1H30M
@上麦口バス停
14:31→(6M)→A林道終点登山口14:37→(19M)→B馬かけ馬場14:56〜15:05→(12M)→C岩倉観音山15:17〜24→(2M)→D観音堂15:26→(4M)→E水場15:30〜32→(29M)→Fバス停16:01
@上麦口バス停裏が駐車余地。 | 集落内の見落としそうな場所にある。入り口が狭い。 | 滓上川を渡る。 | 林道に乗ると。害獣用の檻があったり。 |
A林道終点登山口。まだ先に道は続くが・・・。 | シャガの群落。 | おうめ地蔵 | 林道から山道に入る。道標が地表に立っている。 |
途中でさむらい道が分岐。 | B馬かけ馬場は、その昔は展望場だったよう。今では樹木が生い茂る。 | 一度下りこむようにして、最後の登りに。 | 城址と観音堂との分岐。 |
C観音山(岩倉城址)到着。 | C一向一揆古戦場 | C東屋には箒などもあり、地域で管理されている場所と判る。 | C東から見る山頂部。 |
D観音堂への道は一部障害物がある。 | E水場はこのようにヌタバに。獣に荒らされてしまっている。 | E水場横の清水地蔵。 | 山道を戻る。 |
往路はここを林道に添って登った。ショートカット道がある。 | 上麦口の田んぼまで戻る。 | F駐車風景 |
午前中は金沢市内で草むしりなどと、ちょっとした奉仕作業があった。無事任務完了し、午後からゴールデンウイーク行脚となる。北陸、ここまで来たからには一座でも登らないと・・・と手ごろな山を選ぶ。移り気な天気で、雨も時折降っていた。そんな中、短時間で行ける山として、岩倉観音山を選んだ。
川北有料道路は依然通行料を徴収している。もういいのではないかと思えるのは私だけか。軽海西からバイパスを逸れて中海を通って麦口地区を目指す。左(北)側を気にしつつ居るのだが、いつしか滓上川の対岸に林道が見えていた。という事は林道入口を見落として過ぎてしまっている。ここで上麦口のバス停から入る事にした。このバス停の裏に駐車余地があるのだが、生活道路のような場所で停めるのに憚るような場所。しかし経路には「岩倉城址駐車場この先」と現地に書いてあり、この場所で間違いないのだろう。
何も持たずに歩き出す。しかし民家の脇の入り口が細すぎて見落としてしまい西にしばらく進んでしまった。おかしいので踵を返すと、スタート地点の場所に入り口はあった。そこから橋を渡ると、シュレーゲルアマガエルが賑やかに鳴く田んぼがある。道標に従い西に進んで行くと林道に出る。この林道から今伝って来た道への入り口にはネットが張られていた。害獣の為であろう。
林道に乗り、今度は東に進む。進んですぐに害獣用の捕獲檻が設置してあった。こんな場所にと思ったが、中を見るとちゃんと獣が斥候に入った痕があった。場所はここで良い様子。少し進むと林道終点。ここが城址への登山口。車でここまで入れたわけだが、バス停からもたいした距離ではないので問題なし。
林道終点から林道を行く。変な表記だが、狭い林道がさらに先に登っている。伝うとすぐにお地蔵さんがある。これが「おうめ地蔵」となるか。大岩をくり貫いた中に可愛いお地蔵さんが安置してある。周辺は熱帯樹林のような雰囲気。カジカが鳴き、野鳥も沢山鳴いていて、それが谷間に響いていた。途中で右に木橋があり山道が見える。迷ったがそのまま林道を進む。大きなヘヤピンをして進むのだが、どうやら木橋を渡ってショートカット道に入った方が良い様であった。そのショートカット道と林道が合流した場所から山道となる。道標が地表に立っている。
山道に入るとすぐに「さむらい道」なるものがある。その先、巡視路のような階段状の道がある。登りきると馬かけ馬場で、その昔は展望所であったらしい。現在は樹木が生い茂り往時の様子は伺えない。同行者の足が揃わずしばし足踏みをする。ここから僅かに下り坂。少し広見になると、そこにホウソなる木があった。あまり聞きなれない名前。目の前にはもう山頂部が見えている。最後の登りだが、やや足元が悪い。観音堂への分岐点を経てさらに登ると、目の前にトタン屋根の東屋が見えた。
岩倉観音山到着。城址でもあり広い場所。最高所はどこかと探すが、西側か北側か。堀があったりし、地形的に起伏した山頂部でもあった。東屋の中には箒が沢山あり、屋根裏には茣蓙もいっぱい包まっていた。地元に愛されている場所のよう。少し呼吸が落ち着いたら観音堂経由で戻って行く。
観音堂への道は一部伝い難い場所がある。大木を乗り越え行くと新しい観音堂があり、鍵はかかっていらず、ご開帳することが出来た。深く頭を下げる。さあこれで見るべきものは全て見た。戻るだけ。戻る途中に唯一の水場があるのだが、獣に荒らされ、ヌタ場のようになっていた。残念ながら現在は水を汲めない。また地元で修繕する事になるか・・・。その横の清水地蔵にも深く挨拶。
往路を闊歩して戻って行く。林道に出てからはショートカット道で降りて行く。やはり速いし近い。そして再び林道に乗りテクテク、テクテク。
僅かに降られたが、満足の里山歩き。下山後は新潟を目指す。