冠着山 1252.2m
2012.7.8(日)
雨 同行者あり 鳥居平から 行動時間:36M
@登山口11:46→(15M)→A冠着山12:01〜08→(14M)→B下山12:22
@鳥居平から上まで車を上げてしまう。 | 快適な登山道。 | なだから。 | 尾根に乗り上げ、残り400m。 |
よく管理された道。 | A冠着山山頂。生憎のガス。 | A同定盤 | A三等点が無造作な感じで埋められている。 |
A大木が見事。 | A避難所を兼ねた社。 | A南側にはひっそりと祠が立つ。 | ホタルブクロが最盛期。 |
B下山 |
姨捨山と言えば「楢山節考」が連想されるが、それは遠野が舞台。登山においての姨捨山となれば、間違いなく冠着山と言われるだろう。北陸に居る頃から登りたいと思いつつ居たが、その短時間でのアプローチが可能な場所の為、あえて・・・とはならず、先延ばしになっていた場所。この日は朝から雨。ちょっと登るのに、この山を選んだ。
高速を坂城で降りて上山田温泉地内に入って行く。温泉街を抜けて荒砥城への急登林道を登るのだが、無積雪期ならいいが積雪期には通過したくない斜度の道。しなしなとゆっくりと先の方へ進んで行く。
城山入口から6.5キロほど進んだ辺りに、山側から水が出ていてビニール管が出してある。ここがこちらの唯一の水場のよう。さらに500mほど進むと、鳥居平の登山口となる。広い駐車スペースがあり、しっかりとした案内図もある。山頂まで1.1Kmのお散歩コース。さらに500mほど車で入れるようであり、ダート道を登る。しかしこの道は荒れだしていて、上手な人でないと底を擦る様な道。私の場合は、そんな道を楽しみながら登って行く。
行き付いた場所は3台ほどの駐車スペースのある広見。ユーターンを加味すると2台しか置けないかも。すぐに準備をする。準備と言っても、残り距離0.6Kmであり、何も持たずに登り始める。
超一級のなだらかな道。ホタルブクロが紫色で出迎える。登山道の上では大きなヒキガエルもデンと出迎えたり。ガスのかかった小雨な天気だと、自然の出迎えもゆったりとしている。途中に展望場があり、その付近から階段状の道となる。そして先の方の地形が開ける。もう山頂だった。
冠着山山頂。同定盤があるが展望なし。ここから見られるであろう山々を想像する。そしてここには大きなご神木らしき木があり、それが社とマッチして雰囲気がいい。その社は避難小屋をも兼ねているのか、そんな作りにもなっていた。「更級や姨捨山の月ぞこれ」の碑がひっそりと建つ。静かでいい感じ。ここがあの姨捨山。何年ごしだったか。
西側に少し戻ると、樹林の中に祠も在った。この風合いにも味わいを感じる。昔からの謂れのある場所。言葉としては語らないが、現地は語っているような。
往路をサッと戻り、登山口へ。