観音山    83.3m (熊谷市立江南文化財センター記引用)
                    
(77.4m:三角点座標標高)
           

 2012.12.31(月)   


  晴れ    単独     西側より        行動時間:13M


@墓地駐車スペース10:32→(2M)→A観音山10:34〜43→(2M)→B下山10:45


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@西側墓地駐車場から。 コンクリートの階段を上がって行く。登り易い歩幅。 A無線塔があったと思われる場所。三角点は撤去されていた。 A現在の最高所
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A77.4mの一等点 A落ち葉を退かすと、真鍮のそれが出てきた。なぜに御影石にしなかったのだろう。 Aこちらは下側の点。上の写真の場所にもう一つ在ったと思われるが・・・。 A建物を見たかったのだが、登頂が遅かった。
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下山して行く。 B駐車の様子。お墓参りの方がちらほらと・・・。  



 秋に、東海からTAI氏が来県した時に、その日の予定は「一等三角点の二つある山へ行く」とのことで、食指がピクッと反応した。遠い県の人が知っていて、近くの者が知らないと言う恥ずかしさもあったのだが、地元側の方が近くに興味を持たずは往々にあること。そんなこんなで、気になっていた三ヶ尻観音山に向かう。

 その場所は、道の駅かわもとの東側の位置し、何度か前を通過しているので判りやすい場所でもあった。観音山の名前となっている観音寺は山の南東側に位置し、正当派はこちらから登るのだろう。現地入りが西側になったため、そこにある墓地の駐車余地も都合よく、その横に見える山頂へ続く階段も適当。西側からアプローチすることにした。

 すれ違いが困難な一人用の階段。何か少し不思議な造りでもあった。でも歩き易い歩幅。途中に消火栓等もあり、不思議感がより強くなる。コンクリートの階段が終わると、ごく最近整地された場所が広がる。そしてなにも鉄塔が見えない。

 観音山の一等三角点を設置してあるという塔は、撤去された後であった。もう少し早くに訪れればよかったが、残念なことになってしまった。要するに、「二つある」という珍しさが無くなってしまったわけである。現在の最高所は、碑のある場所となる。もう一つの三角点は・・・と探し回ると、その南東側に国土地理院の標柱がひっそりと見えた。特に守られているようでもなく、気にしなければ気づかないような場所であった。落ち葉が覆っており、払い除けると真鍮の標識が出てきた。一等点でこの形式は残念だが、間違いなく「一等」と刻まれている。現在は、この一箇所のみ。出来うるならば、この点を廃止し、最上部に新たに埋設した方がいいのではないか、そう思えた。

 城址のようになった山頂部。北側には石を敷き詰められた新しい道が下から上がってきていた。撤去の為の作業道であったのだろう。これで人工物が無くなった元の状態に戻ったとも言えるのかも。そもそも2点設置した経緯はなんだろうか、それが大きな不思議。

 帰宅後、標高があやふやなので調べてみる。観音寺には82mと書かれているようだ。もう一つ、地元の史実を調べている場所では、83.3mと表記している。山名事典では、一等点の標高点で掲載されているので、誤記である事は判った。折角一等点があるのに、このあやふやな状況は勿体無い。行政がしっかり数字を出した方がいいだろう。


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