奈良山   1650m        悪婆山   1582m     
  
                       

 2012.6.9(土)   


  雨     単独       1465高点東から始まる林道利用         行動時間:1H33M


@林道ゲート6:45 →(21M)→A奈良山取り付き点7:06→(11M)→B1643高点(奈良山東峰)7:17→(13M)→C奈良山7:30→(19M)→D奈良山取付点き点帰り7:49→(12M)→E悪婆山取付き点8:01→(2M)→F悪婆山8:03〜06→(2M)→G悪婆山取付き点帰り8:08→(11M)→Hゲートに戻る8:19


rindouiriguchi.jpg  che-n.jpg  rindou1.jpg  rindou2.jpg
須坂側から上がってくると、鋭角に林道が入っている。 @林道に入って僅かでゲート。ゲート前にユーターン余地1台分。林道は泥濘地形で路肩が弱いので注意。 林道は最初は尾根北側を進む。乗越して南になった辺り。 カラマツを何段にも交差させて林道の基礎が出来ている。大雨でもあれば穴が開きやすいか・・・。
naroutorituki.jpg  yabu.jpg  mark.jpg  1643.jpg 
A奈良山取付き点。林道が尾根を乗越場所。白いプレートが打たれている。 いきなり胸くらいの笹薮。 二重山稜のようになっている南側の高みに沿って進んだ。色褪せたマーキングも見える。 B1643高点には、この標識が落ちていたので、立木に掲げておいた。
1643wominami.jpg  1643higashi.jpg  1610.jpg  cyoxtuka.jpg 
B1643項点は開けた場所。東峰としている。ここから北に向かって行く。やや複雑地形に入る。 B1643高点から登ってきた(東)側。 1610m付近から肩への登り上げ。濃いで進む。 岩が見えたら、その上が山頂。
narouyamanishi.jpg  narouyamahigashi.jpg  midashihyou.jpg  matowarituku.jpg 
C奈良山西側。 C奈良山東側。三角点探訪は端折る。 見出標も一箇所見られた。 雨に濡れ雨具に纏わり着く笹に難儀する。重い笹漕ぎ。
toritukikaeri.jpg  akubatorituki.jpg  akuba.jpg  akubahyoushiki.jpg 
D林道に戻る。登山口の表示は、このように裏を向いている。 E悪婆山取付き点 F悪婆山山頂 F悪婆山標識
akubaribon.jpg  akubakararindou.jpg  ge-toni.jpg  
F悪婆山山頂のマーキング。登ってきた側を見ている。 G取付き点へ戻る。 Hゲートに戻る。車の足回りはドロドロになった。タイヤもとられ、雨の日は車を入れない方が良い様子。



  関東も梅雨入り宣言がされた。「嫌なジメジメした時期」などと平地で暮らす常人は思うであろうが、山を旅する者としては、積雪期の次ぎに山が美しい時期であり、全てをきれいに洗い流す梅雨の時期は楽しみな時期。「雨が好き」などと言うと一種変わり者ととらえられるが、まあ他人に迷惑をかけずに自己満足しているのだから、そこを豪語してもいいのかと思っている。で、雨が好きであり、雨の中が楽しい。人間の体の中も、そのほとんどは水分。水を好むのは自然回帰なのかも。なんて講釈をぶってみたり。

 

 まだ残雪期の高山の予定が残っていたが、さすがに雨の中の長時間歩行は場所を選ぶ。雨の中でも楽しいのは、一に冷えないで居る事。当然のように出向く標高を考える。選んだ先は須坂の寂峰。前回アプローチ道の冬季通行止めで足踏みさせられ、開通を待っていた場所でもある。その日はゲート前で悩んだ挙句に中止を決めたのだが、そんな場所ほど気になる場所となる。目指すのは須坂市のR346号は五味池高原線途中にある奈良山と悪婆山。2座とも読みが特殊で「なろうやま」と「あくばさん」と呼ばれる。奈良岳と言うと、石川富山県境のあの山を思い出し、犀奥の最高峰であり静山。「奈良」の文字にそこを連想させ親近感を抱く。こちらの奈良はいかに・・・。

 

 出掛けから雨、判りやすくて良い。上信越道をひた走り、須坂長野東インターで降りる。動き出した須坂の街中を抜け、山村域である豊丘地区へ入って行く。ゆったりとした傾斜した地域は見るからにのんびりとしている。R346を伝って進むと観音堂が右に見える。この辺りを最後に民家がなくなる。前回ブレーキを踏んだゲートの場所は、まるでゲートがそこにないような雰囲気の場所に変わっていた。「どれがゲートだっけ」と探すほど。実は、「もしや締まっているかも」などと少し思っていた。第一関門突破。この林道の舗装状態は良く、荒れた場所もなければ山からの崩落もない。安心して走れる道であった。時折「豊丘の穴水」の案内が見える。時間に余裕があれば帰りに寄ってみよう。

 

 その豊丘の穴水の入り口が右に見え800mほど走ると、左側に新しい林道が入っている。ここが今日のアプローチ道。整地された赤土の道に入って行くが、マッドと言うか泥濘路面。雨の為であろうがブレーキをちょっと踏むとABSシステムが効き出すほど。滑りやすい路面でもあった。オールテレーンタイヤでこれほどであるから、ノーマルタイヤだと雨の日は入らない方が無難であろう。舗装林道から160mほど入るとチェーンゲートがされていた。その右側にユーターン余地が1台分。今日は土曜日、工事もあり得る。ただし路面に轍は無し。ここでの工事は終了しており、駐車は迷惑をかけないと判断し、その余地に突っ込んだ。いやに今日は風が強い。雨だけならいいが風雨はちょっと。と言いつつも、それが嫌で行動を止めるわけでもなし。雨具を着込み、足には長靴を履いた。

 

 6:45ゲートを右から巻いて歩き出す。最初は尾根筋に対して北側を進み、すぐに乗越して南側歩きになる。右を気にしつつ歩く。すぐに悪婆山があるわけであり、適当な取り付き点を見ながら進んでいた。最初に右側にこんもりとした高みがあるが、これは地形図に示す1582高点から東に延びている先の肩の部分で、最初そこがピークかと間違えた。本峰はその西側の高みで、尾根筋が一旦窪んだ先に取り付き点はあった。ここは帰りとして先に足を進める。

 

 林道は良く見ると、土留めと言うか基礎がカラマツで出来ている。格子状にそれら丸太を組んだ上に土盛りしてあり、これが一つの工法なのかと感心して見ていた。昔からの知恵、そこにある素材を使って道を造る技術・・・。進んで行くと、今度は尾根を南に乗越す場所があり、その尾根の場所に白いプレートが打たれていた。その裏側には「奈良山登山口」と刻印されている。人の手が入っている場所なのかと思って、少しは道形があるのかと安易に思っていた。がしかし、そこからはしっかり藪。踏み跡は無く、分けた痕も乏しい。唯一山道のような筋があり、その先で二重山稜のようになっているのだが、その谷部は笹が多くて歩き辛い。南側の小尾根に乗って分けて進んで行く。

 

 やや複雑な地形で、谷の中に降りたり登りあげたり・・・。そして乗った尾根がその先で消滅し、右(北)側の高みに這い上がってゆく。この辺りは先ほどの笹薮に対し下草が少なく歩き易い場所。登り上げると晴れていれば展望の良さそうな場所。ふと見ると「奈良山1643 東峰」と書かれたプレートが落ちていた。確かに東の峰であり、最高峰が西峰か・・・と解釈した。プレートを木の上に上げてやり、ここから北側に進む。1643高点が顕著なピークなので、どの方向へ進むにも下りになる。北側の樹林の中の笹は、酷く足に纏わり着いた。腰に満たないほどの高さであるが、負担になる植生であった。西に向けしばらく緩やかに高度を落とし、鞍部から這い上がったら山頂かと思ったら、手前は肩峰があり、その先で山頂となる。直下には大岩があり、軽く乗り越えるように進んで行く。

 

 奈良山山頂。普通に先ほど見た白いプレートを探し回る。しかし斜面にも落ちていない。こちらには着けなかったのか。展望の無い狭いピーク。居場所も儘ならないほどの藪の場所。ここから三角点ポイントまでまだしばらくある。「今日の状況では端折ろう」と瞬時に判断した。雨でも切れの良い笹薮と、相対して今回のような纏わり着く笹薮がある。その土地その土地のササの種類にもよるよう。ここは低くても雨を含むと纏わり着くのだった。下半身が疲れる場所とも言える。さて戻る。

 

 1643高点の北側の地形では、辺りがガスに覆われていたこともあるが、地形的に迷う場所。迷った場合は南に進み1643高点に這い上がって現在地を修正するのがいいだろう。その1643高点の北側は、眼を瞑って一回転させられたら、方向がまず判らなくなるような周囲景色であった。それほどになだらか地形でもあった。尾根筋に入り二重山稜の場所が見えると往路に乗ったことが確認出来た。先を見ると林道も見え出す。そして「奈良山登山口」の表示を見ながら林道に乗った。

 

 林道を戻り、先に見ていた悪婆山の取り付き点から笹を分けて進む。僅かに進んで山頂に到達したが、懐を探すとカメラが無い。どうも途中で落としたよう。取り付き点まで下を探しつつ戻ると、取り付き点から5mほどの場所に落ちていた。再び山頂まで向かい、結局2往復するはめになった。改めて悪婆山登頂。

 

 悪婆山には、これまでと同様にしっかりとしたプレートが掲げられていた。展望の無い場所であり、マニアしか登らないであろう場所。三角点も無く、訪れるのはピークハンターくらいであろう。長居は無用でサッと戻る。林道を戻りながら、右側の斜面を気にしていると、舗装林道に向けて道形があった。これが昔からの道であろう。伝った林道が作道がされる以前は、笹に覆われたそれが唯一のアプローチ道であったであろう。それが今はこれほどの立派な林道が造られ楽をさせてもらっている。往時なら登頂にどれくらいかかったか。

 

かなり風が強くなってきていた。雨具がバタバタと暴れる。ゲートに到着し、次ぎに予定している米子奇妙山に向かう。途中に豊丘の穴水に立ち寄る。神秘的な美味しい水が出ている場所であった。

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