二子山 1210m 厩岩山 1261m 猫魔ヶ岳 1403.6m
雄国山 1271.2m
2012.07.15(日)
小雨のちくもり 単独 マイカー規制期間。金沢峠から反時計回りで周回。 行動時間:6H26M
@マイカー規制麓駐車場7:21 →(20M)→A金沢峠7:41〜44→(21M)→B散策路入口8:05→(8M)→C二子山8:13→(10M)→D1260m峰8:23→(11M)→E分岐に戻る8:34→(29M)→F厩岳山への分岐(水場)9:03〜05→(16M)→G厩岳山9:21〜22→(10M)→H水場分岐9:32〜35→(23M)→I猫石分岐9:58 →(23M)→J猫魔ヶ岳10:21〜24→(20M)→K猫石分岐帰り10:44→(47M)→L雄国沼休憩舎11:31〜40→(32M)→M雄国山12:12〜28→(18M)→N休憩舎再び12:46→(18M)→O金沢峠13:04〜25→(22M)→P麓バス停 13:47
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| 桜峠牧場側からの林道は、かなり上部に進ませて通行止め。下の方で止めて欲しかった。 | @行動をリセット。マイカー規制期間であり、シャトルバスで雄国沼に向かう。 | 観光客に混じり・・・。 | A金沢峠から周回開始。 |
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| 何とか沼が見渡せる視界。 | B猫石側へは左の道。右は塩川町側への道。中央に散策路がある。 | 広い散策路が続く。ただし雨で滑る。 | C二子山。尾根上に踏み跡が東西に走っている。 |
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| 地形図の二子山の位置が曖昧なので、東の最高所1260mピークも踏んでおくことにした。薄っすらと道形がある。 | D1260m無名峰。さらに北側に道が降りていた。 | 道形の様子。進むと、往路の散策路に出た。 | E分岐点帰り。 |
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| 林道はしばらく草の生い茂った道が続く。泥濘地が現れ、その先から山道となる。 | F水場・厩岩山分岐 | Fかなり美味しい水。岩穴の中から湧出している。 | F分岐道標 |
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| G厩岩山。 | G生憎のガス。 | H分岐に戻り猫石側へ。 | I猫石分岐。 |
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| モリアオガエルが卵を産む池。 | J猫魔ヶ岳は、メジャーピーク。大パーティーが休憩中。 | J皆が去った後に・・・。山は静かがいい。 | J一等点の場所。ここも荷物で溢れていた。 |
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| J一等点。 | K猫石分岐帰り。 | K猫石。どこから見ると猫に見えるのか。猫魔ヶ岳のそばにある事からの名前か。 | 渡渉箇所は3箇所ほど。水は淀んでいる場所も有り、給水は自己判断。 |
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| ブナの中の快適な道。ただし足許は泥濘。 | 雄国沼に出て周回路を伝って進む。 | 堰堤の上が至極気持ちがいい。展望もそうだが、風があり快適。 | L雄国沼休憩舎。観光客で賑やか。 |
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| L沢水を引いた水場。冷たく美味しいが、厩岳山分岐の水場を味わってしまうと・・・。 | 桧原湖との分岐 | 途中から雄国沼 | 残り600m |
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| M雄国山。展望台の上に上がったが、残念なほど真っ白。 | M大きな標柱。 | M三等点 | M展望台の上から北側。 |
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| M南側 | N休憩舎に戻る。 | 休憩舎と金沢峠の中間点に山小屋有り。利用者が居た。 | O金沢峠に戻る。 |
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| O金沢峠 | 片道500円。 | 麓バス停に降り立つ。 |
前日は祝瓶山荘からの周回で完全燃焼。予想通りの体力を消耗し、下山後すぐさま二日目の予定を考える。温泉に浸かりながら、下調べした場所のいくつかを思い浮かべる。心地よい筋肉疲労を感じつつ、どうしようかとありがたいほどの悩み。
以前に狙って落とせなかった藪山がこの近くにある。翌日の天気もすぐれない事から、北の方への転進は止め山形から福島に入って停滞することにした。エアコンの効かない車。より快適にと標高の高いところで寝ようと、西吾妻スカイバレーの白布峠を塒とした。走り屋が来そうな場所。危惧したが予想に反して静かで快眠。もしや来ていたのか、それほどに疲れていたという事かも。
3時頃に目覚める。フロントガラスには雨粒。缶コーヒーと前夜の酒のつまみを胃袋に入れつつラジオとスマフォで天気予報を確認する。藪こぎするか否か・・・。装備は靴と雨具は2式あり別段いいのだが、スパッツが1日分しかなく、それも前日でバンドがちぎれ予備が無い状況。万全の準備と心構えで山に入らねば失礼。と言い訳を並べるのだが、実際は前日の行脚からくる疲労と一番に相談していた。少し楽な場所にしようか・・・。そう思うと行き先決定も加速する。磐梯山の西にある猫魔ヶ岳に上がっておらず、そこを行き先にした。ただしメインルートであろう八方台からのコースではピストンで面白くない。西を見ると楽しそうな周回コースが取れる場所が従えている。これは使わない手は無い。天然記念物の雄国沼の周回をしつつの登山。抱き合わせで全てを楽しもうという企画となった。
桧原湖に下りると、バスボートを引っ張る車で渋滞。それぞれの連休を楽しんでいるよう。それを横目に通過し、五色沼の所から西進して行く。そして桜峠牧場のヘヤピンカーブの所からダート林道に入って行く。この林道がかなり荒れている。路肩が落ちているところや、泥濘地でタイヤが埋まるような場所。ドキドキしながらの通過であった。そして本道と言うべき舗装路に出合い、そこに乗って高度を上げて行く。この舗装路もかなり藪化して、左右と上からの野草の張り出しが多い。林道に入ってから9キロほど走ったか。狭い林道での9キロはかなり長い。そこにあったのはゲート。金沢峠まで残り5キロほどの場所。歩こうかと迷ったが、別ルートがあるだろうと思い引き返す。引き返しつつスマフォ検索すると、マイカー規制期間になっていたようで、6月13日から7月22日までシャトルバスが運行していることが判った。先ほど見た車止めは、そのためだったよう。こうなったらバスで上がろう・・・そう思いコロコロと臨機応変に予定を変えてゆく。
喜多方市の熊倉地区から、雄国沼の道標に従い進むと、すぐに広大な駐車場となり、進路の林道を係りのおじさんが塞いでいた。駐車すると、おばさんが10分後の出発を案内している。猛ダッシュで装備を整え1000円で往復チケットを買ってバスに飛び乗る。なにか装備漏れはないか・・・反芻するようにザックへ放り込む行動を思い出す。食料を入れてなかった。あるのは行動食のチョコレートだけ。残念。バスの中はお年寄りの加齢臭が漂う。我がザックの汗臭さが消され、少し有難かったりする。
くねくねとする舗装林道を、凄い勢いでバスが登って行く。かなり慣れた運転手で、ダブルクラッチで小気味よくギアを繋げていた。乗車時間は20分ほど。涼やかな金沢峠に到着。乗り合わせた観光客のほとんどは沼の方へ降りて行く。仮縛りの登山靴の紐を本締めし、いざ。 反時計回りに舗装路を進んで行く。ガスが多く展望はいまいち。それでも時折、雄国沼が姿を現すと、その景色は見事。
歩き出して15分ほどで分岐点。右が塩川町に下る林道で、左が猫石に向かう林道。その中央に散策路が切られている。2001年版のエアリアを参照すると、1260ピークへのルートが切られている様子。となれば、二子山か古城ヶ岳が狙えると思えた。そして突っ込んでゆく。乗用車が通れるほどの道幅が有り、快適なルートであった。ただし雨で濡れよく滑る。階段状の場所が2箇所ほどあるが、概ねなだらかな道で上まで出る。
方位盤とベンチがあり、簡素だが管理されている場所。既にここが二子山の一角であった。踏み後程度の道が西側に進むが、ほとんど標高を変えないまま平行移動して行く。先ほどの場所で二子山としていいようだ。でも煮え切らないような場所であり、今度は東側に進む切り開きに乗ってゆく。刃物跡が残る尾根道。ただし歩く人が居ないので、草が茂って足許を濡らす。簡単に歩こうと思っていたので、スパッツなどはしていないし持ってきていない。濡れてゆく膝下に装備不足を悔いていた。
1260m峰は、ピークらしい円錐形の高みであった。エアリアではここまでの散策路として表記しているが、現在の道は変わったようで、二子山側へズレている。さてこの先、古城ヶ岳側は完全に藪で踏み跡も見当たらない。一方で北側にはしっかりと道が下りている。伝って行くと、往路の散策路に出る。道標でもあれば親切だが、一切ないのが寂しいところ。これから管理されるのかも。
分岐まで戻ると、3名のパーティーが進路を悩んでいた。確かにここは、散策路と書いてあるのが今伝ったルート。そこしか案内表示がないので伝ってしまいがち。ルートを教えてあげ、先行する。草の生い茂った林道は、益々ズボンを濡らして行く。雨具を履くべきだったが、既に気温が高い日であり、蒸れを想像すると履く気力が失せていた。既に下半身はべったり・・・。
進んで行く林道途中に中華なべを吊るしてある場所があり、そこから山道が切られていた。かなり藪っぽく、入口からすぐに漕ぐようなルート。おそらく、もしかしてだが、古城ヶ岳への道であろうと思えた。狙いたいところだが気持ちが今日は・・・。横目に通過。そして泥濘地が現れると、林道幅が終わり山道となる。山道になると足許に草がなくなり歩きやすくなる。そろそろ厩岳山への分岐点があるはず。そして水場もあるはず。周囲を気にしつつ、左側に見える流れを見下ろしていた。するとブナの木に道標があった。気にしていないと見つからない道標で水場を示していた。踏み跡に従い入って行くと、小さな岩穴から、トクトクと流れ出ていた。冷たく美味しい水であり、湧き出している様子もいい。完全に力水となった。
水場の僅か先で分岐になり磐梯町側へのルートが分岐している。そちらに入って行く。緩やかな道を行くと3つのアップダウンを経て、その先が厩岳山となった。展望の良い場所であるようだが、周囲は真っ白だった。そんな日に歩いているのだからしょうがない。こんな日もあるし、これが自然。往路を戻って分岐でもう一度力水。何度飲んでも美味しい水。全く癖がなく、飲んだ後のノドがいがらっぽくならない。さあ猫石の方へ上りあげてゆく。これまでが緩やかだったので、ここからの登りの勾配がややしんどい。
猫石の分岐から東進するのだが、登山道上はドロドロ状態。濡れていただけの足許は、土色に変わってゆく。モリアオガエルが卵を産んだ池を右に見て、這い上がって行くと前方から賑やかな声。“そうか、メジャーな場所だった”それ相応の覚悟をして進むと一等点が目の前に現れた。点の周りにはザックが置かれ淫ら。さらに東に進むと、声の発生源が20名ほど居られ山頂を埋め尽くしていた。賑やかしいこと限りなし・・・。キンキンとするおばちゃんの声。楽しそうではあるが、もう少し静かに・・・。集団行動しているので、尚更気持ちが大きくなっているのだろう。タイミングよく、そのパーティーが掃け、静かな山頂になる。しかしパーティーが進んで行った方向は、私が戻る方向。狭い登山道では糞詰まり状態。すぐに追いつき、猫石分岐点までパーティーの一員として最後尾を歩いていった。
猫石分岐。大岩があるが、この岩壁全面に、これまた20名ほどのパーティーが張り付いて食事をとっていた。ここに40名ほどが居る事になった。うじゃうじゃ・・・この表現で的確であった。逃げるように先を進む。高度を下げて行き、3つほどの渡渉点を経る。ブナの中の緩やかな道になると湖畔も近い。ただしこの辺りも泥濘地が多い。やもすると、今日は長靴でも良かったほどのヌタヌタ具合であった。そして左側に雄国沼が見えてくる。波一つない静かな沼面。周囲のガスと相成って荘厳さが増している。クネクネと沼畔のルートを伝って行くと、沼の水をオーバーフローさせている堤の場所に出る。ここからの堰堤上となる堤防歩きが気持ちよかった。良い場所であり足を止めているハイカー、食事にしているパーティーの姿もあった。風があり展望が有り、隠れた景勝地となる場所であった。進んで行くと、また前方から賑やかな声が・・・休憩舎が近いようだ。
雄国沼休憩舎到着。小屋の中で外で、老若男女が休憩をしていた。残り1座の雄国山を目指す。ただし、その山を示す道標がなく、間違えて金沢峠側にしばらく進んでしまった。分岐点がなく休憩舎まで戻り、桧原湖を示す道標に従い北進して行く。休憩舎から僅かに降りると、水場があり、太い流れが引かれていた。美味しいのだが、先ほどの厩岳山北側の水場を体験してしまうと、美味しいはずのここの水がたいした事無く感じてしまった。
こちらのルートも足場がヌタヌタ。進んで行くと桧原湖と雄国山との分岐となる。ここでやっと雄国山の名前が出てくる。緩やかに高度上げると九十九折になり、そこを曲がりつつ沼を見下ろす。辛うじて見渡せる貴重なビュー。主尾根に乗ると、残り距離0.6Kmの表示。緩やかな尾根道に足を上げて行く。降りてくる方もちらほらあり、その顔はあまり晴れない。この表情は展望と比例しているはず。見えなかったのだろうと予測できた。
雄国山到着。小さな展望櫓と太い標柱。そして歯槽膿漏のような三角点が出迎えてくれた。案の定、展望櫓に上がっても見えるものは・・・。この山頂、面白い事に平たい石が並んでいる。それに腰掛休む石ってことだろう。適当な石の配列に、ちょっと滑稽に思えたりした。その一つの石を借りて腰を降ろす。今日はじめてのゆっくりした休憩か・・・。幸いに暑くもなく寒くもない外気温。トンボが舞い、瑠璃色の虫が沢山遊びに来ていた。15分ほど滞在して往路を戻る。分岐点にさしかかると、猫魔ヶ岳に居たパーティーが桧原湖の方へ進んで行っていた。先ほど長話していたおじさんが、初めて会う人のように挨拶をしてすれ違う。アレッと気づく人も居たり・・・。
休憩舎に戻り、そのまま金沢峠に進んで行く。途中左側の湖畔に、赤い屋根の小屋があった。その前に池があり川魚が泳いでいるようにも見えた。小屋の中からは賑やかな声。地元の避暑地となっている場所か、居心地が良さそうで羨ましくも見えていた。登って行くとトイレ舎があり、その先でゲートとなった。
金沢峠到着。散策を終えた観光客が展望所で屯している。汗臭さ、泥臭さを封印する為に、人気の無い方へ進み着替えをする。一応公共機関を使う時は、それなりのモラルはある。山男は紳士たれ。13:25発の下山バスに乗る。登りと同じ運転手であり、滑るように快適に降りる。この人の運転は非常に上手い。バスで狭い林道を走らせたら、この人の右に出る人は居ないのではないだろうか・・・。スピードを出して降りて行くのだが、エンジンブレーキとフットブレーキを併用して、乗っていての怖さが一つもなく快適、そして乗車のストレスを感じさせない速さ・・・。
駐車場到着。足許こそ濡れたが、それ以外では全て快適。自然を満喫の良い山旅が出来た。

