鬼ヶ面山   1271m 
           

 2012.12.9(日)   


  雪     パーティー      林道ゲートより往復        行動時間:2H19M


@林道ゲート9:36→(33M)→A林道分岐10:09→(23M)→B林道終点地10:32→(3M)→C三角点峰10:35→(2M)→B終点地再び10:37→(8M)→D鬼ヶ面山10:45→(9M)→E三角点峰再び10:54〜11:01→(3M)→F林道終点施設脇11:04→(51M)→Gゲートに戻る11:55


cyuusya.jpg  bunki.jpg  syuuten.jpg  sankakutenhou.jpg 
@ゲート前に停めてスタート。 A林道分基点。右へ。 B林道終点の施設。 C三角点峰に上がる。
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尾根の東側に道が切られていた。 D鬼ヶ面山1271峰 E鬼が面山1262.1峰 E西ボッチの円錐形が見える。
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E三等点。 F施設西側より三角点峰を仰ぎ見る。 トレールを伝って戻ってゆく。 Gゲート到着。



 ここはミーティングのあとに登ろうと計画していた場所であり、迷う事なく宿から現地に向かう。天気は雪、それもこれから下り模様。朝方こそ日が射したが、鈍色と言えよう空の色に代わりつつあった。宿の窓から見えるその山塊には、完全に雪雲が乗っていた。その雪雲を目指して・・・。


 前日のうちに沼原池へ林道の通過可否は確認しておいた。入口に書かれている表示からは、12月21日から冬期封鎖に入るらしいから、通過に際しては問題なしだった。短時間で狙える場所と予定しており、楽な気持ちでカーナビに残された前日の軌跡を追いながら現地へ向かっていた。


 那須ハイランドゴルフクラブの東側に、ハッキリと沼原池を示す道標があり、各分岐点にも示され迷う事は無い。林道はアスファルト舗装されており、雪がなければ快適な経路のようであった。雪煙を上げ深い轍を後に引きながら進んで行く。ヘヤピンカーブに入り、4つめのカーブの場所に林道入口がある。その前の余地に車を停める。この林道に入ってくる人はそう多くは無いであろうから、広い林道の路肩が駐車場所となった。


 林道入口のフェンスは、南京錠がかけられていた。鬼ヶ面山まで平面距離で2.6キロほど。この雪だと1時間ほどのアプローチで行けるか・・・などと思っていた。全員の準備が整い無垢の雪の上にトレールをつけて行く。林道上の積雪量は15センチから20センチ。たいして負担にはならない量であった。それでもトップの場合は、後続が歩きやすいようには道を付けたい。足先を斜にして、広めのトレールをと意識して分けていた。


 途中に廃林道が右に入っている場所がある。その方が高度を上げて行くので、意識としてはそちらに入って行きたくなる。伝って行く道の方が下り勾配で、何となく不安になる場所であった。緩やかに下ると、流れのある場所を跨いで、次は緩やかに登りだす。ここなら無積雪時には自転車で走れる・・・歩きながら思っていた。


 ゲートから1.5キロ地点で、林道が二手に分かれる。ここは地形図通りであり、進路は右側。降ったり止んだりの雪は、だんだんとその間隔が短くなり、降り続くようになってきていた。ザックにもフードにも、手袋にもゴットリと雪が乗る。途中、湿原と深山ダムへの道標があった。地形図に見える沼原発電所からの道を跨いだようだ。もうすぐ山頂か。右へ右へと林道に従いカーブを進んで行くと、目の前にこの場所にそぐわないコンクリート構造の建物が見えてくる。周囲をフェンスで覆われ、特に持ち主とかの銘版はない。でも地形図を見ると、水線で結ばれたそこは、ダム関係の施設と理解できる。異様な円筒形の・・・。


 左から巻き込むようにフェンスに沿って行くと、山道が西側にあり、アングル構造で補強した場所さえも現れた。伝って行けば沼原湿原側に行くのだろう。途中から三角点峰に笹を漕いで駆け上がる。とりあえず登頂。サッと降りて最後尾の猫爺氏の様子を伺いに一度林道まで戻る。するとにこやかに氏は現れた。再度北に向かい、三角点方の北側の尾根に笹を漕いで突き上げる。なんのことはない、東側に道があった。ここは尾根上と、その西側に道がある場所なのだった。


 進んで行くと最高所に標識が半分割れた状態で残っていた。鬼ヶ面山最高点の1071mピークとなる。道形を戻り鎮爺氏とすれ違い再度三角点方へ漕いで行く。尾根上の道は三角点峰を避けるように、山腹を南側に進んで行っていた。少し植生が薄いのは西側で、雪まみれになりながら笹を漕いで巻き上げて行く。


 三角点峰再び。追いかけてきた鎮爺氏と、待っていた猫爺氏と合流し、めでたく記念撮影となる。展望はないと言いたいが、木々の間からは西ボッチの姿がしっかり見える。意外とカッコイイ。この後に目指す場所であった。ここで予定以上に時間が掛かってしまったので、塩沢山は諦めることにした。この雪の状態では・・・天気もそう思わさせていた。


 往路のトレースに足を乗せて行く。益々雪は強くなる。塩沢山への尾根側を下見してから林道を戻って行く。谷を挟んだ向こう側に林道が見える。けっこう戻らねばならない。でも、こんな気象条件でもみんな楽しそうであり、いたって普通。自然を楽しみ雪を楽しんでいる。


 ゲート到着。車体に被った雪を払い落とし、すぐさま沼原池に向かって登って行く。

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