押野山 695.0m
2012.5.12(土)
晴れ 単独 下押野側より 行動時間:6M
@車道終点(押野山山頂)14:26〜32
@山頂到着。桜公園。 | @山名標識は無いが、これら銘板がある。 | @NHKの施設。 | @三角点は草むらの中に。 |
@これほど傾いているのを見るのは・・・稀。 | @なんとトイレ舎もあった。 | @山頂から安曇野の展望。 | @駐車の様子。 |
この日は計画していた目標点を踏めなかった。天気に翻弄されてしまったのだが、それにしても不甲斐ない結果であり、「山無し」(記録に残る)であった。これで終わるのは・・・と思いながら帰路に登れそうな場所を探す。その気なら温泉にも入らなかったのだが、既に入ってしまっている。強烈な藪漕ぎなどはしたくなく、優しい場所選び・・・。そんな中、明科の押野山が目に留まった。山頂まで実線が続いている。車で行けなくとも道があるわけで・・・。
51号線を戻る途中、犀川を渡る手前で85号線に左折する。500mほど走ると、斜め上に上がっている細い舗装路がある。それに入ると、すぐに分岐となり、変則四差路。ここを1回の切り替えしをして鋭角に南側に上がって行く。そのまま行くと南側からの舗装路とぶつかる。付近の道は全て細い。この分岐には「くじら雲」と書かれた標識があり、その場所を案内していた。この時、山頂になにか施設があるのかと思えていた。
すれ違いも出来ないような道が延々続く。すると前の方に民家が現れた。この場所にして驚くほど立派。敷地も含め広い場所で、ここに「くじら雲」の看板があり、その施設はここであった。なにをしている所なのか、農業体験なのか・・・と思ったり。
そのまま道を進む。ヘヤピンを経てさらに道は狭くなり、勾配は増す。何処まで行けるのかは半信半疑。その途中に「園児が歩いているので注意」との赤文字の表示があった。何でこんな場所に園児なのか・・・。園児の散策の場なのだろうと解釈するしかなかった。疑問を抱きつつハンドルを握っていると、桜の林立する山頂部に到着。
押野山。労せず到着してしまった。ある部分ではこれを狙っていたのだが、ちょっと楽すぎ。山頂は見事な桜の公園的場所。新緑の雰囲気がいいのと、景色がいい。そして各社のアンテナ施設が林立している。西端の少し下がった場所にはトイレ舎もあり、ここが出来た当時は、ちゃんとした公園として成り立っていたのだろう。今ではやや荒れ放題で、往時の様子は伺えない。三角点を探すのだが、それは草むらの中にちょこんと在った。白い基石を見つけたので近づくと、驚くほど傾いている。その基石の周りは四方に石が置かれ、スタンダードな造りとなっているが、なぜにここまで曲がっているのか不思議でならなかった。藪山では根や地形の関係で傾いたのは見るが、このように周囲の石も残る作りでの傾きようは初めて見るものであった。山頂からの南西側の景色が開けている。誰もおらずマッタリしたくなる場所。ちょっといい場所を見つけてしまった。来年の桜の頃に来てみよう。
来た道を戻るのだが、「くじら雲」の標識を最初に見た分岐を、そのまま南に進んで見た。こちらも狭い。田んぼの中を抜けると、テレビ塔バス停の西側に出た。ここからがメインルートなのか。その狭さが、山頂公園をあのように自然に戻らせつつある様子だった。
家に戻って「くじら雲」を調べてみた。自然の中で幼児を保育するNPO法人のようであった。「園児が・・・」は、そういう事であった。この時代にいいことだと思う。ただ、受け入れる側はいいとして、預ける側の数が商売として成り立つのか・・・。色んなことを考えてしまう。
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