八軒山   1742m        椹山   1630.0m     
  
                       

 2012.7.7(土)   


  くもり    単独      林道富士線より        行動時間:1H 1M


@取り付き8:59 →(17M)→A八軒山9:16→(8M)→B富士線に戻る9:24→(19M)→C椹山9:43〜44→(16M)→D駐車余地10:00


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@八軒山に向かって取り付く。植林帯を拾うように上がって行く。 鹿道を伝ったり。糞がゴロゴロ。 すぐに、西から上がってくる林道に出会う。(下山後、西に富士線から新しい林道が切られているのを確認) クレーターのような深みがあり、その先から倒木帯となる。やや右(東)寄りに行くか、完全に左(西)に巻くか。
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全ての倒木を踏み越えた辺り。 尾根上もけっこう多い。 A八軒山。山頂部だけ明るく見える。 倒木帯の西寄りを降りてみる。
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B富士線に降り立ち。少し南に進んでから適当に西進をはじめる。 こちらにも植林帯がある。その中に完全に入った方が楽。この先から笹薮が出てくる。 藪の中に残る道形。よく進路を見定めないと、酷い藪漕ぎ。それでも杣道は多い様子。 目前に椹山。この景色、御嶽エリアの小三笠山へのアプローチ風景に似ている。
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南東側は、やや深い笹薮。胸ぐらいを分けてゆく。 C椹山山頂。こちらは下草が無く快適。 C地形図から消された三角点。 C三等点ではあるが、現在は訳があり保留点となっている。昔の地図には載るが、今の地図には載っていない。
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椹山の東側には東西に林道跡が走る。少し北に進んでみる。 林道が密藪になる手前から北側に進路を変え植林帯に入る。正面の傾斜地に杣道あり。 尾根に乗り上げ林道へ戻って行く。植えられているのは、各種広葉樹。 D駐車余地に戻る。



 永山の南側に進み、そこで林道軽水線は終わる。山小屋があり、そこから先に八軒線が延びていた。そして舗装路は富士線と変わり、これまでどおりの快適な道で進んで行く事が出来た。しかし1647高点の場所から幸助山側へ林道が伝えると思っていたが、このサワラ山北線はゲートされ、南に大きく膨らんでから北進せねばならなくなった。ちらほらとマイカーの姿が見える。皆乗っているのは一人。特異な人しか来ないのか・・・自分を含め・・・。

 

カーナビと地形図を見比べながら、八軒山への取り付き場所を探していた。地形図に見られる破線ルートは、今は判断できなかった。適当な余地がある場所て車を停める。広い余地がなく、取り付き点より車優先。

 

八軒山に取り付いた場所は、植生作業がされた斜面。と言っても付近には沢山そんな場所がある。植えられているのは全て広葉樹であり、数種交えて植えてあった。登って行くと道形が北から現れた。意外に顕著。もう少し林道を進めば、この道に乗れたようであった。その道の乗ると、僅か先にクレーターのような掘れた場所が現れ、その先の斜面は伐採倒木斜面であった。見るからに嫌らしい場所。それでも作業員が歩いたであろうピンポイントのルートが見出せ、そこを伝って登って行く。

 

尾根に乗っても倒木。北に進んで行くと、明るい場所があり、雰囲気としては長野のたら原山のような雰囲気。人工物は皆無で、この明るさにして自然のものしかないのがいい。ただ、やや登頂感がない場所。下山は伐採林の脇を降りて行く。道形に出会ったら少しだけ伝い、次の椹山を目指すべく往路の一つ南側の植林帯の方へ足を進める。と言っても林道富士線に降りられればどこを伝っても一緒な訳なのだが・・・。

 

その富士線に乗ったら、椹山側へは地形がやや複雑。最初に下りになるので、出来るなら下りすぎないようルート取りしたい。富士線から西に入ると、こちらも植林帯がある。その西側は笹薮があり、歩く場所によってはかなり負荷となる。そんなササの中にも踏み跡があり、昔からの杣道が今でも林業関係者のよって使われているように見えていた。向かう先に椹山が見える。どこか見たことのある景色と思え、過去を思い出す。御嶽の所にある小三笠山の周囲景色と同じなのであった。似ているとなると、その手前に倒木帯があるのかとトラウマに思うのだが、この椹山は、笹薮が待っていた。胸ほどの高さがあり、やや負荷になる程度。

 

椹山山頂。人工物は皆無なのかと思っていると、ふと足許に見慣れた立方体を見つけた。苔生して自然と同化しているのだが、間違いなく三角点。少し苔を取らせてもらうと三等点である事が判った。地形図に載らない三角点。どんな謂れがあるのか・・・。珍しい点であることには間違いない。こんな特異な点は、少し嬉しかったりする。

 

下山。標高差25mほどを降りきると東西に道形が横断している。そこを少し北側に伝ってみる。すぐに笹薮の中に道に変わるのだが、北東側に植林帯が見え、そこに逃げるように分けてゆく。植林帯に入ってしまえば、下草が薄く歩き易い。目指す先に標高差20mほどの壁があるのだが、そこにも杣道があり、伝うことができる。上に上がると尾根筋で、そこも植林帯。踏み跡をなぞるように進むと富士線に出て、北に進むと車が見えてきた。

 

下山後、国土地理院に質問状を出した。点名「サワラ山」は、訳があって保留点になっているとのこと。その訳は伝えられず。お役所の事であり、その先は追及せず。



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