山崎山を降り、次は南にある諏訪山へ向かう。こちらには地形図には山頂までの破線があるので、そこをと山腹を西側から回り込み、その場所に到着する。ただしここは、駐車余地が無い。その反面、車通りも無いので、道のど真ん中に置かせていただいた。周辺の田んぼを見ると、置いても困らないような場所と判断できた。

　鳥居のある参道を登って行く。石碑や石仏が見え、この場所にして驚くほど太い杉なども見られた。昔から地域の人に崇められていた場所となるか。登り上げると朱塗りの社がデンとある。これが河輪神社の本殿。謂れ等が書いてあり、昔を学ぶこともできる。境内は広く、社務所や舞台などもあり、立派な神社であった。その静寂とは別に、南側にはゴルフ場が広がる。同じ緑でもこの人工的な緑はなにか異質。

　本殿の北側に進むと、石碑の建つこんもりとした場所がある。ここが標高点をとっている場所のよう。諏訪山を示す物は何も無く、あくまでも河輪神社の境内であった。寒空の下、少し散策をしてから参道を下って行く。２０１２年最後の山は、きちんとお参りが出来る山となり締めくくる。

　参道を降りると、田んぼの中に一本だけ立派な百日紅が立っている。夏に出向くと綺麗な姿が見られるだろう。





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