天神山   1420m        イガドノ山   1485m     
  
                       

 2012.7.7(土)   


  くもり時々小雨     単独       林道鳴沢線ふじてんスノーリゾート側分岐点から        行動時間:59M


@電気施設分岐5:30 →(21M)→Aリフト下5:37→(11M)→B天神山5:48→(13M)→Cイガドノ山6:03〜05→(19M)→D駐車余地(分岐)6:29


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ふじてんスノーリゾートのゲートは全閉で中には入れない。 ゲート横から林道鳴沢線が始まっている。ここを入る。 @最初の分岐。電気施設も北側にある場所。スキー場側の道は閉ざされている。 @スキー場側に二つの道が入っている。往路は右の道。復路は左の道を伝った。
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道の様子。笹が繁茂しており、よく濡れる。 前が明るくなると獣よけの柵がある。潜って進む。 Aこのリフト下にも柵があり、外せる様になっており中に入る。 踏み跡を伝いリフト頂上駅に。ここでも柵に難儀する。
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通電しているかと思ってなかなか山頂側に行けない。実際は通電していなかった。 B天神山南側。 B天神山北側。 イガドノ山側のゲレンデは、間違いなく通電していた。通電の警報音が辺りに響いていた。
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こちらには猪が居た。 イガドノ山直下。 最高所の東側には、「恋人の聖地」のプレートがある。 帽子を被った富士山。
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Cイガドノ山最高所。 C最高所からゲレンデ。 草の深いゲレンデを降りて行く。 天神山からの北進。ゲレンデ脇にも二重に柵がされている。
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途中で広い場所に出る。ここで進路が判らなくなるが、適当に北西を目指す。 D途中で林道に乗り、無事分岐点に戻る。



  その昔、富士寄生火山を全てクリアーし、詳細報告を載せた秀逸なホームページがあった。ご存知MLQ氏のページ。当時は無くなるとは思っていないので楽な気で構えていた。しかし突如行方を眩ました。誰かが言っていたが、コピーしておけばよかった。

 
 英語なら「赤尾の豆単」。藪山なら「『山頂渉猟』を追って」と言われたほど。ただしハードコピーの前者に対し、後者は言うなればソフトコピー。そのデジタルデータが消え去った。当時、あちこちのサイトで騒ぎになっていた。それほどのフリークを抱えたページだったとも言える。去るもの追わずではあるが、去ったものの大きさたるや・・・。

 
 参考書(MLQ氏の)があるから簡単に思っていた富士寄生火山。青木ヶ原樹海の中は、コンパスが利かないとも聞くし、ナビをも狂わすとも聞いている。そして溶岩の穴にでも落ちようものなら・・・。これら負の要因が沢山思い当たる場所。少し緊張するが、そんな中での救いは、アプローチがそう長くない事。富士の山腹から裾野にかけては林道が縦横に走っている。それを利用できるのであった。狙いやすい場所とも言える。

 
 今回は11座を目標に地図を用意した。まずは天神山から狙っていく。短時間で狙えると言っても、その構成・順番によりモチベーションが持続しない事もある。自分の性格を良く判った上での順番決めをしていた。

 
 野辺山を越えて須玉に下りる。圏央道経由で行けば早いが、同じほどに高速走行できるR141は使い勝手がいい。そして早朝のR20も日中に見られる渋滞も無い。経路ストレス無くR358を経由して精進湖に降り立つ。R139に乗り、道の駅なるさわを右に見て、その先の天神山入口交差点を右折してふじてんスノーリゾートを目指す。ややガスの垂れ込めた周囲。今日一日どうなる事か・・・。

 
 ふじてんスノーリゾートに着くと、各ゲートは全て閉っており中には入れない。ゲレンデを登ろうかと思っていたので、次の方法を考える。ゲート前から南西側に林道鳴沢線が入っている。これを進みつつ、適当な取り付き点がないか探りながら走っていた。最初の分岐には電気施設のようなものがあり、スキー場からの道が合流しているのだが、見るとその方向は封鎖されていた。そこからゲレンデ側に2本の道が開いてあった。天神峠側に進むまでに、さらに2本の踏み跡が斜面にあった。この2本も調査したが、藪の中に消えていた。先ほどの分岐まで戻って登山の準備をする。駐車余地も2台分ほどあり、一番適当に思えた。

 
 分岐点にある西側の道に入って行く。切り開いた当時は軽四幅があったろうが、現在は人一人分、左右から笹が撫でてくれる。薄暗い中を行くのだが、どこに連れて行かれるのかが不安でもあった。すると5分ほど進んだ先で目の前が開けた。ただしその前に柵がある。進路は柵の向こうで間違いなく、潜って通過。すると再び柵が出てきた。ここがリフト下で、とりあえず現在地が判断できるものが出てきた。今度の柵は間隔が密で潜る事が出来ない。その前に、獣除けとしてよく見る通電される柵でもあった。ここまでか・・・とも思ったが、なぜかここだけ、ガイシと言えようグリップがあり、外せる仕組みになっていた。ビビビとこないよう注意しながら2本を両手に持ち、慎重にリフト下に入って行く。

 
 リフト下には薄い踏み跡がある。先ほど潜ったばかりの柵は右に沿っている。登り上げると頂上駅で、見るからに山頂部は柵の向こう側となっていた。右往左往しても潜れるような場所が無い。本当に前後50mほどを行ったり来たりし、隙間を探した。でも答えは「ない」。意を決して柵に触れてみた。通電していなかった。早くに判っていれば・・・。柵を軽く上下に広げて南側に入って行く。笹に覆われた中に、こちらにもさらに柵が設けてある。どんな場所も2重に張られているようである。それほどまでにしなければならないとは・・・。獣の多さも見てとれる。

 
 天神山山頂。何も標識もない柵が縦断している高み。西に進んで下りだしたのを確認して、イガドノ山のある東側に足を進めることにする。こちらへは緩やかに下って行く。ただし足許はササの切株。数度引っ掛けることもあり、足の裏に硬さを感じつつ降りていた。すると前方から機械音がしてきた。高音でドップラー効果のように音が強弱しながら動いている。柵からはビーと言う通電音も聞こえ、警戒音はそれを知らせる音のよう。先ほどと一転、こちらは通電している柵がある。越えられないので、その柵を左にしながら南進して登りに入る。

 
 樹林帯の中をしばらく登り、途中からゲレンデ側に出てみる。すると通電音は消えていた。と言うか、見ると柵が途中で寸断されている場所があった。上部には通電を切っているようだ。そこからゲレンデ内に入って行く。やや高い野草が茂り、足許が見えない場所もある。予想以上の段差があり、ガクッと腰に響く事も・・・。こちらも絵面は先ほどの天神山と同じ。目指すピークにリフト山頂駅が待っている。そこに到達すると、目の前に屏風のような弧を描いた高みが前にある。ザレた斜面を這い上がると、「こんな場所に」と率直な言葉が出るのだが、「恋人の聖地」のプレートが置かれていた。この場所は冬季に楽しむ場所で、無積雪期では誰も来ないであろう場所。なぜにここに・・・。違和感がかなりあるのであった。そしてそのプレートには「天神山」と表記されている。ピーク違いではあるが、いいのか・・・。知らない人が製作担当したのであろう。そこから西側に僅かに登ると最高所。

 
 イガドノ山山頂。フェンス用に切り開かれた筋があるが、標識類は無い。通過点とも言いがたい場所。先ほどの恋人の聖地のプレートまで戻ると、そこからの富士の眺めはいい。なにを根拠にと先ほど思ったが、この展望があれば、少しは頷ける。ただし、どんな恋人同士がここを訪れるのか・・・。設置当初は、無積雪期もリフトが動いていたと思えばいいのか。氷穴の方へ下ろうかとも思ったが、ここまでに西側の笹が濃いことも体感している。往路を戻る事とした。

 
 降りて行くと、15mほど先に黒いものが動いた。やや大ぶりの猪であった。西に逃げるように進んでいったが、柵があるので困っているよう。独特の警戒音を出している。こんな場合の柵は弊害。遠ざかって欲しいのに近くから離れない。こうなったらこちらも猪の如く駆け下りる。そして往路通りに樹林帯の中に入り、天神山に登り返し、リフトに添って降りて行く。

 
 天神山からの下りは、何処に出るのか往路に入った場所を横目に見てさらに下ってみた。道形と思っていたのは、どうも獣道のよう。上部を気にしない、潜るように通過する場所もあり、それが判断できた。進んで行くと左側に広い敷地が見えてきた。何せ帰りは左(西)側に進まねばならない事が頭にあり、そこに入って行く。置かれたトラックには、○○造園と書かれ、それらしい植生が並んでいた。西に行くが、そこから鳴沢線に出て行くような場所が無い。もう少しリフト麓駅の方へ進まねばならなかったようだ。藪の中に入ると、ここもフェンスがあり、添うように進んで行く。もう僅かなのだが、やや迷った感があり、コンパスで方角を見て適当に進むと、やっと道形に乗った。その道の進む方向からして予定した道。前の方に我が車が見えてきた。

 
 とりあえず2座終了。それほど苦もなく滑り出し良好。

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