獅子岳    1048.2m        伯耆山    1154.3m                                                                                                                                                                                             
 
 
2018.8.25(土)


 小雨     単独     林道蛇ヶ岳線高根側入口から       行動時間:1H12M


@林道入口ゲート6:21→(14M)→A山道入口6:36→(5M)→B峠6:41〜43→(4M)→C獅子岳6:47〜50→(2M)→D峠再び6:52→(18M)→E伯耆山7:10〜12→(12M)→F蛇ヶ岳線に降りる7:24→(9M)→G林道入口7:33


   
@林道蛇ヶ岳線の高根側入口。 A途中の林道カーブの場所に山道の入口があり。 A道形を伝って上に上がる。 緩やかな道形が続く。
       
B峠に到着 B峠からは南側にも道形が乗越して行っていた。 獅子岩への尾根はやや急登。 C獅子岳到着。大岩の山頂。
     
Cビール缶を利用した標識。 C獅子岳から見る伯耆山(南東)側。 D南側に榛名富士が見える。 D南西には烏帽子岳がこのように。
       
D北西(市街)側 D北東に五万石 D北東に開けた場所がある。 D開けた場所に別の標識あり。
       
E峠再び。登ってきた北側の道を見ている。 東への尾根の様子。踏み跡が続く。 F伯耆山 FG標が掲げられている。
     
F北側のみ展望がある。 北尾根を下る。 タマゴタケの良品 途中に分岐道があり伝うが、有耶無耶になった。
     
G林道に降り立つ H林道入口に戻る    




 渋川市内で合流点工事がされ、また高崎渋川線バイパスの榛東村側の延長工事地点も確認できた。どのようにバイパスを繋げ造るのかと渋川市のサイトに入り検索をすると、その目的とは別に渋川市の都市計画図を見られた。それは国土地理院の地図をベースに作ってあり、見慣れた地図表記であった。そこで当然のように山を見るのだが、ここでは伊香保地区の地図だったために榛名山塊が表記されていた。見知った山名を読む中で、登っていない山名の書かれた場所が見つかった。標高も小数点以下で書かれており、標高調査もされた場所と判る。その場所をマップルで参照すると、同じように山名が表記されていた。これは登らないと・・・。

 
 高根展望台の西にある伯耆山と獅子岳。伊香保森林公園東のつつじが丘。二ッ岳南の孫岳。この4座を地図から未踏座として見つける。最後の孫岳は、以前から存在には気づいており、いつかは登ろうと思っていた場所であった。地図に表記されていることで、背中を押された格好となった。

 
 5時半に挿し餌を終えて、急いで榛名神社経由で湖畔に上がってゆく。湖東の直線道路を経て伊香保側に下ってゆくと、頭文字(イニシャル)Dの影響だろうか、煩いくらいに走り屋が多い。観光客で混む前のひとっ走りなんだろう。高根展望台を右に見て緩やかに降りてゆくと林道蛇ヶ岳線の入り口となる。2000年にここを伝って以来なので、ここからの林道は18年ぶりに歩くのだった。ゲート前には停められて1台。

 
 ゲート横には広くスペースが開いていて、バイクでも自転車でも入れてしまう林道であった。33号を通過する爆音から逃げたく、やや速足で西側へと進んで行く。途中、獣道のような杣道のような筋が山手側に見え、伝ってみようかとも思えたが、この日はこの先のヘヤピンカーブの場所まで進んで、南に獅子岳に突き上げようと言う周回の計画していた。途中思い切り雨が降り出してきた。そのうちに止むだろうと、木の下を選ぶように林道を進んで行く。


 五万石への取り付き点向かいの尾根筋も登り易そうであったが、我慢して西に進む。そう思っていながら、渋川市の地図の963.2高点西側に、登ってくださいとばかりの道形が見えた。緩やかに切られており、昔道の雰囲気もあった。当初の予定を早々に変更し伝ってみることにした。


 野草が多く濡れる道なのかと思ったら、状態のいいまま尾根に乗り上げた。そして乗越して南側へと降りて行っていた。間違いなく峠道で、あまり歩かれないであろう場所にしては状態がいい。南麓には破線路が描かれているが、ここも描かれていい状態で存在していた。乗り上げた場所は、獅子岳の西側鞍部で、山頂まではもうわずかであった。尾根に対し、南側にバンドのような筋が走っており、登って行く。後半は尾根通し。


 獅子岳は岩で構成された山頂で、その名に似つかわしい場所であった。その上に登ると360度に対し遮るものがなく、榛名の外輪山の山々が眺められる。おかげさまでどれも同定できるようになったので、18年前の登頂を懐かしみながら名前を当て込んで行く。人工物は獅子岩岳と表記されたものが一つ、ステンレスの皿ビスで打たれていた。岩から下り北東側に少し開けた場所があり、そこにも獅子岩と表記されたプレートが見られた。この場合、やはり行政の表記する「獅子岳」が正解ってことなのだが、現地に合致するのは「岩」付きの名前である。


 往路を下り、峠を経て東進してゆく。薄い踏み跡が続く様子からは、伝う人は時折は居るようであり、キノコが踏まれずに残っている様子からは、獣もそんなに伝わない尾根のようだ。灌木を少し分けながら歩くような植生で、ここは一度も開いたことがない尾根のよう。ただし途中にはワイヤーが残置されており、林業関係者が入っている形跡もあった。改めて地形図を見ると、周囲一帯は針葉樹マークであり、南麓の破線路も関係する道なのだろうことが判る。伯耆山への最後は、山腹を南に振って北に登り上げる格好となった。


 伯耆山には、G標が状態よく残っていた。獅子岳に対し、こちらは展望の乏しい山頂で、北側のみ僅かに望むことができた。台風の影響かやや風が強く、おかげで涼やかであった。臥牛山側に下り、鞍部から谷下りも思ったが、往路に見た北尾根が気になり降りて行ってみることとした。


 北尾根には、道形と言えようはっきりした筋が通っていた。少し薄くなる場所もあるが、マーキングを伴いその場所を示していた。1030m付近で北東側への枝道があり、その分岐点にたくさんのマーキングが縛られていた。枝側に進むとどこに連れて行かれるのかと気になり進んでみるも、途中で道形は消滅していた。再び北尾根に戻るように進み下ってゆく。途中で植林地が見えてきて、その向こうに林道が現れた。水線が描かれている右俣と林道の交差点辺りに飛び出した。


 33号に向かってゆくのだが、相変わらずエキゾーストノイズが酷い。彼らは彼らなりの楽しみなんだろうけど、理解したいとは思うが、その量が多いと騒音に思えるのだった。ゲートに戻る。まだパラパラと降っていた。次は森林公園へと向かってゆく。


 渋川市の地形図より






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