風越山   1014.7m  
                                             
                                      

   2018.2.3(土)


  くもり    単独     アイスパーク駐車場より    行動時間:27M


@アイスパーク駐車場8:25→(1M)→A尾根取付き点8:26→38M)→B風越山8:34〜44→(8M)→C駐車場8:52


   
@軽井沢風越公園アイスパーク @駐車場に登山道道標が立つ。 Aアイスパーク裏の尾根取付き点。道標あり。 尾根の様子
       
山頂手前 B風越山。大きな祠がある。 B地理院の三角点標柱が立つ B大岩に埋め込まれた四等点。
     
B雪の乗った離山 B東側。中央左が矢ヶ崎山。下にアイスアリーナなどの風越公園施設。 B雪雲が流れ浅間が姿を現す。 B手前に風越山北峰側。
       
Bもう少し融けた方が綺麗だが、これでも十分美しい。 アイスパーク前の尾根末端まで下る。 C駐車場に戻る。積雪しても駐車場は除雪されるのでアプローチしやすい。




 発地市場に出向いた時に、立ち寄った風越公園のアイスパークに登山口と読める道標があり気になった。家に戻り調べると、隣接した高みは風越山と名前があり三角点もある場所であった。地形図にも山名事典にも掲載のない場所ではあるが登りたくなった。それには、各人の記録からは山頂からはすこぶる展望がいいらしい。そそられる場所なのだった。

 

 18号に乗り碓氷バイパスを登り軽井沢に入ると、天気は一転降雪後の風景であった。上州はピーカンだったのに・・・。松井田側に降りてくる車が白いので、早々に気づいてはいたが、近接してこれほど天気が違うのも面白い。塩沢交差点を左折して積雪路を行くと、右に塩沢湖を見てその先が風越公園となり、今人気のカーリングをする競技場施設が西側にある。この駐車場に入れる。目の前に雪を纏ったいい感じの風越山がある。

 

 駐車場の角に道標があり、それに従い西に進んでゆく。冷房施設の室外機が轟音を出している。その前を通過し、施設の西側から南へと進んでゆくと二つ目の道標があり、そこが尾根への取付き点となる。

 

 やや勾配のある尾根筋を登って行くと、西側に大岩が点在するのが見える。南西側には発地市場も見下ろせる。南からの尾根と合流しルートが北を向く。緩やかな起伏となるが、急に西風を受けるようになった。まさしく風の越える場所のようで、わずかに東に逃げると風からも逃げられ、風が見えるようでもあった。進む先に大きな祠が見えてくる。

 

 風越山到着。国土地理院の標柱があり、脇の雪を掘ると、大岩に埋め込まれた真鍮製の四等点が姿を現した。祠は正面に何か彫られているようだが判読できるものではなかった。北に行き浅間を眺めるのだが、対象物はまだ雪雲の中だった。でもしかし、この風ならすぐに流れてゆくだろうと、コナラの大木を風よけにしてしばし待ってみる。すると予想通りに雪雲が取れてきた。素晴らしい。間違いなく浅間の展望台なのだった。

 

 北東には離山があり、東側の上信国境側には軽井沢プリンスのある矢ヶ崎山がハッキリと判る。この後、その南のかまど岩に行く予定であり、朧気ながらそれらしい高みをその場所と同定する。浅間側は一気に雲が取れるのではなく雪雲の二波がやってきて覆いだす。北側の眼下には別荘地があるのか人工物が見下ろせていた。そして踏み跡も降りていた。もう一つ、東側の尾根にもフェンスが降りており、それに沿うように踏まれた地形が降りていた。伝ってみようとも思ったが、雪があり滑るだろうと判断し諦める。そんな急峻の尾根であった。

 

 往路を戻る。高低差と距離からは70mほどの標高の山と言ってもいいが、この場所であり標高は1000mを越えていることに驚く。エッジを使いながらブレーキをかけつつ雪面を降りてゆく。地域の人も地域でない人もこの時期にこの山には訪れないようであった。我がトレースを追い駐車場に戻る。ここで待っているとオリンピックに出た選手らに会えるのだろう。

 次は入山峠に向かう。




  
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