毛勝山    343.3m  
                                             
                                      

   2018.9.22(土)


  くもり     単独      南側林道分岐点から    行動時間:1H6M


@枝林道分岐点9:16→(34M)→A毛勝山9:50〜51→(31M)→C戻る10:22


   
@左が苦労して車で通過してきた二俣からの道。右へ登る。 林道は毛勝山が近くなり倒木が現れる。 二本目の倒木。 林道の峠
       
峠から見上げる毛勝山側。 深い笹藪を漕ぐ。 A毛勝山山頂 A笹原の中に三角点。
     
A角の割られた三等点 林道に戻る 林道分岐点近くの様子。通過は軽四でも擦る。 B分岐に戻る




 249号から逸れ、二俣町から北谷町へと通ずる林道に入ってゆく。鳳至川右岸の山中にも今でも多くの方が住まいしていた。経路の道を思うと、日々の生活には大変な場所に思えた。その集落からの道は二重線が途中で実線に変わる表記の場所であるが、何とか車で通過はできる。ただし、撫でられるどころか強く擦られる場所が多くドキドキしながらの通過であった。何せ狭い。軽四御用達で、途中には倒木が横たわり道幅を作るように刃物が入っているのだが、通れる幅は軽四くらいで、タイヤを道の外に出すようにして半ばスタック覚悟で通過した場所もあった。無理してここを通らない方がいい。

 

 進んで行くと287高点東で分岐となり、少し袋になっており停められるスペースがあった。伝ってきた林道が前記の状況なので毛勝山へも酷いだろうと歩くつもりで準備していた。そこに一台の家族を乗せた軽四が現れ、毛勝山への林道に入っていった。野草に擦られるのでキャーキャー言っているのが30mほど離れても聞こえてくる。“えっ行けるのか”と車で行こうかと思ったが、どうせ途中で行けなくなるのだろうと思い、そのあとを急いで追って進む。

 

 分岐からの40mくらいは、左右から野草が張り出し道幅は3尺くらいの隙間であった。それでもここを抜けると幾分広さが出てくる。道の路面状態は概ね良いいのだが、時折底を叩くような石が落ちているので、先に進んで行った車はガリガリやっているだろうと思えた。野草に隠れて落ちているので、運転しながらではまず確認できない。

 

 すると、案の定というか道の真ん中でその車は停まっていた。でも困った風でなく楽しそう。何をしているのかすぐに分かった。「キノコですか」と声をかけると、「そう、シバタケ専門」と返してきた。「毛勝山まで行こうと思うのですが、車で入れるのですか?」と聞くと、「行けるよ」と言う。だからとて軽四を取りに帰れる距離では無し、「毛勝山まで行ってきます」と言うと、そこにいたおばあちゃんが「なんと言っていいやら、『ご苦労さん』としか言いようがないわ」と。山菜採りをする人でさえ、山に登らない人の感覚はみなこんなだろう。

 

 淡々と林道を上がってゆく。暗い林道だが、途中で明るい場所が現れ、その先しばしで倒木が現れた。やっと車で来なくてよかったと思えた。そして峠のような場所となる。その先は下りで、ここが毛勝山の東で、地形図では山頂を道が通過しているようにも読めるが、実際は林道から西に少し距離がある。崖地形があり、まず5mほどの勾配を這い上がる。ここがちょっと大変。そしてその先は濃いササが待っている。ここに来てウッと構えてしまうほどに植生が濃く、泳ぎながら進んで行く。

 

 毛勝山山頂には三等点があり出迎えてくれた。やもすると笹に隠れて見えなかっただろう点が、運よく見つけることができた。山名表示はなく点以外は自然のままの場所であった。笹の中には各種のキノコが見える。残念ながら判断できるものが乏しく色を楽しむまでであった。一帯は薄い植生はなくどこに向いても濃かった。

 

 林道に戻り先ほどの家族が言っていたシバタケを検索する。それを見ると、同じものが笹藪の中にあった。先に検索しておけばよかった。林道を戻ってゆくと、先ほどの家族が高い位置まで車を上げていた。若奥さんがおり話すと、シバタケを採る場所は決まっていて、毎年必ず来ているとのことであった。小学生くらいの女の子が3人おり、キノコ採りに興味なさそうにじゃれあっていたのが印象的であった。

 

 分岐まで戻り、次はすぐ近くの八幡山に行く。

 






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